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2021/02/17

台湾映画『同學麥娜絲』が『同級生マイナス』の邦題で2月20日よりNetflixで配信開始!

0218tonxue1『ひとつの太陽(原題:陽光普照)』の鍾孟宏(チョン・モンホン)監督と葉如芬(イエ・ルーフェン)が製作総指揮を務め、『大仏+(原題:大佛普拉斯)』で金馬奨の新人監督賞と脚色賞に輝いた黃信堯(ホアン・シンヤオ)が監督を務める『同學麥娜絲』が『「同級生マイナス』の邦題で2月20日よりNetflixで配信開始になります。
中年の悲哀をひねりの効いたユーモアを交えて描き出す本作は、2020金馬影展のオープニングを飾り、金馬奨で納豆(ナードゥ)の助演男優賞、美術デザイン賞、そしてアウト・オブ・コンペの観客賞で3冠を獲得しました。

0218tonxue2黃信堯監督は、『大仏+』で見せた独特のスタイルを踏襲し、前作に引き続き自らナレーションを担当、自然体の語り口とともに、劉冠廷(リウ・グァンティン)、鄭人碩(チェン・レンシュオ)、納豆(ナードゥ)、施名帥(シー・ミンシュアイ)が演じる4人の主人公たちによって、社会における普通の人々の生活と、彼らが直面する厳しい現実がコメディタッチで展開します。
馴染みのドリンク店で再会した高校時代の友人4人。40代となった今も、彼らは人生の問題に立ち向かい続けています。
誰にも評価されることなく仕事に人生を捧げる者、高校時代に女神のように憧れていた女性が売春婦となっていることを知ってしまう者。
夢見続けていた映画監督の道をあきらめて、国会議員に立候補している者もいます。
主人公の4人は皆、より良い人生を送るために懸命に生きてきましたが、その見返りとして得られたものはほんのわずか。
彼らの姿は、台湾の普通の人々が日常的に体験している人生の浮き沈みを反映しています。

0218tonxue3監督は「この映画を作る中で、これまで長年にわたり台湾で目にしてきた人々や出来事について考えていました。登場するキャラクターは普通の人々であり、会話の内容もありふれたものです。人に何かを言わせるためではなく、中年に差しかかった人々が直面するトラブルを描いています」と語っています。
プロデューサーの鍾孟宏と葉如芬は、次のように付け加えます。
「この映画は、世界中の人々が体験する日常の出来事の縮図なのです。台湾の視点から社会や経済の問題を取り上げるとともに、中年の危機という問題にも踏み込みたいと考えています」。

0218tonxue4『同級生マイナス(原題:同學麥娜絲)』
Netflixで2月20日より配信。
製作総指揮:鍾孟宏(チョン・モンホン)、葉如芬(イエ・ルーフェン)
監督: 黃信堯(ホアン・シンヤオ)
出演:劉冠廷(リウ・グァンティン)、鄭人碩(チェン・レンシュオ)、納豆(ナードゥ)、施名帥(シー・ミンシュアイ)

※『同級生マイナス(原題:同學麥娜絲)』に関するこれまでの記事

2020/11/06
2020金馬影展開幕、オープニングフイルム『同學麥娜絲』『腿(足を探して)』プレミア!
http://www.asianparadise.net/2020/11/post-3a6b95.html

★リンクは有り難いのですが、写真や記事の転載は固くお断りします。

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