台湾映画『弱くて強い女たち(原題:孤味)』2月5日よりNetflixで配信!
監督である許承傑(シュー・チェンジエ)の個人的な経験に基づいた本作は、亡くなったばかりの祖父が生前に不倫をしていた事実を家族が知り、葛藤の末、やがて事実を受け入れていく姿を追います。
その中でも祖母は、背信に対して怒りを覚えながらもそれを乗り越え、愛人の女性の存在を受け入れていきます。
世代の異なる一家の女性たちが、家族の重んじてきた価値観から自らを解き放っていく姿は、人が裏切られ、傷つきながらも、最後は和を見いだしていく過程に光を当てています。
許承傑監督は「この『弱くて強い女たち』の重要なテーマは、時間をかけて融和を図っていくその過程です。世界中の人々が、人の生と死を取り巻く問題や誰もが経験する憤りやわだかまりについて共感できるものと確信しています」と語っています。
第57回金馬奨で主演女優賞を台湾映画史上最高齢で受賞するという偉業を果たした陳淑芳は、「台湾の女性には辛抱強く、責任感が強いという気質があります。全世界の方々に『弱くて強い女たち』を観ていただき、台湾の女たちが家族を団結させていく姿をお見せできることをうれしく思います」と話しています。
今回製作総指揮にもあたった徐若瑄(ビビアン・スー)は、「この作品には、登場人物、ふとしたセリフ、特定の場面などを通じて、日々の何気ない出来事が描かれていて、視聴者の共感を呼ぶことと思います。親近感や、心の奥底に生じる純粋な温もりを感じていただけるはずです」と語りました。
『弱くて強い女たち(原題:孤味)』
製作総指揮:廖慶松(リャオ・チンソン)、徐若瑄(ビビアン・スー)
監督:許承傑(シュー・チェンジエ)
脚本:許承傑(シュー・チェンジエ)、黃怡玫(ホアン・イークイ)
出演:陳淑芳(チェン・シューファン)、謝盈萱(シエ・インシュアン)、徐若瑄(ビビアン・スー)、孫可芳(ソン・カーファン)、丁寧(ディン・ニン)、陳姸霏(チェン・イエンフェイ)、張翰(チャン・ハン)、龍劭華(ロン・シャオホア)、楊一展(ヤン・イージャン)
製作: Each Other Films
Netflix配信開始: 2月5日
これまでの『弱くて強い女たち(原題:孤味)』に関する記事
2020/12/31
2020年の台湾映画を振り返る〜一億超えのメガヒットが2本!
http://www.asianparadise.net/2020/12/post-4e35ba.html
2020/11/19
東京国際映画祭、台湾映画『弱くて強い女たち(原題:孤味)』の行間を味わう
http://www.asianparadise.net/2020/11/post-cbd52d.html
東京国際映画祭の作品紹介ページ
https://2020.tiff-jp.net/ja/lineup/film/3304WFC18
TIFFトークサロン『弱くて強い女たち』許承傑監督Q&A
https://www.youtube.com/watch?v=VeKprjiotDs
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