2021大阪アジアン映画祭 香港映画『狂舞派3』〜いま見るべき一本!
7年ぶりに、大阪アジアン映画祭で待望の『狂舞派』の続編が上映されました。
Podcastでお話ししたように、実は前作『狂舞派』を見ていなかったのですが、今回の『3』を見た後にNetflixで鑑賞。
いやぁ、これは凄いことになっていますね。
汗と涙のどストレートの青春ダンス映画から、7年を経てこれが作られたことに感動しました。
なぜ「2」がなくていきなり「3」なのか、という基本的な疑問は、公式インタビューで黄修平(アダム・ウォン)監督が語ってくれていますので、ぜひご覧下さい。
あれから7年経ち商業ベースにのった狂舞派は、主人公のハナが一人だけ注目されマネージャーが就くような存在になり、他のメンバーたちとの間もぎくしゃくしてくる中、太極拳ダンサーのリョンがYouTuberになっていて、都市の開発プロジェクトが絡んでくるというおとなの世界が展開。
今回はラップがフィーチャーされ、HIP-HOP度がグ〜ンと増し、ここはニューヨークか?!という感じです。
顏卓靈(チェリー・ガン)は前作のキュートさにしっとり感が加わった素敵な女性になり、思い悩む姿も魅力的。
7年という時間は香港を大きく変え、プロデューサー陳心遙(サビル・チャン)と黃修平(アダム・ウォン)監督がいま撮らなければならない作品として、この映画を発表したことは、とても意義深いと感じました。
若者が大人になるとき、悩み苦しみながら誰もが通る道を、かなり重い負荷を負いながら歩む姿、そしてラップとダンスのカタルシスを、ぜひ体感していただきたいと思います。
2回目の上映は3月13日の13:10から。
チケットはオンラインが3月10日(水)午前0:00、窓口では3月10日(水)梅田ブルク7の開館時刻より販売です。
そして、明日黃修平監督にインタビューしますので、2回目上映後にPodcast配信します。
どうぞお楽しみに!
大阪アジアン映画祭の作品紹介ページ
https://www.oaff.jp/2021/ja/program/c14.html
大阪アジアン映画祭の黃修平(アダム・ウォン)監督インタビュー動画
https://www.youtube.com/watch?v=r3wtkRWoAnM
★リンクは有り難いのですが、写真や記事の転載は固くお断りします。
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