台湾映画『返校 言葉が消えた日(原題:返校)』のメインビジュアル解禁!
2019年のメガ・ヒット台湾映画『返校 言葉が消えた日(原題:返校)』が7月にTOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショーとなりますが、この度メインビジュアルが解禁になりました。
このポスタービジュアルでは、主人公である女子高生のファン・レイシン(王淨-ワン・ジン)を中心に、男子学生のウェイ・ジョンティン(曾敬驊-ツォン・ジンファ)、男性教師のチャン(傅孟柏-フー・モンボー)、そして女性教師のインが、舞台である学校を背景にそれぞれ意味ありげな表情で佇み、「自由が罪と教えれられた時代。あなたなら、どう生きましたか?」と、台湾の白色テロ時代を生きた彼らが、現代の私たちに問いかけるかのようなコピーにドキリとさせられます。
映画『返校 言葉が消えた日』は2017年に発売された台湾の同名大ヒットホラー・ゲームの映画化で、台湾人が忘れてはならない40年にも及んだ負の歴史を正面から描き、第56回金馬奨で主要12部門にノミネート、最優秀新人監督賞を含む最多5部門受賞の快挙を成し遂げました。
その深いメッセージ性が台湾の多くの人の胸をうち、2019年の台湾映画No.1の大ヒットを記録!
昨年1月に行われた台湾総統選挙にも影響を及ぼしたと言われ、まさに台湾では社会現象にまでなった本作。映画で描かれている時代の30年後を舞台としたドラマ「返校 -DETENTION-」は、昨年12月からNetflixで全世界独占配信され、ゲームファンだけではなく映画ファン、ドラマファンからも大きな反響が起こりました。
『返校』
監督:徐漢強(シュウ・ハンチャン)
出演:王淨(ワン・ジン)、曾敬驊(ツェン・ジンホア)、傅孟柏(フー・モンボー)
【ストーリー】1962年、蒋介石率いる国民党の独裁政権下の台湾では、市民に相互監視と密告が強制されていた。
翠華高校に通う女子高生のファン・レイシン(ワン・ジン)が放課後の教室で眠りから目を覚ますと、何故か学校には誰もいなくなっていた。
校内を一人さ迷うファンは、政府から禁じられた本を読む読書会メンバーで、秘かに彼女を慕う男子学生のウェイ・ジョンティンと出会い、協力して学校からの脱出を試みるが、どうしても外に出ることができない。
消えた同級生や先生を探す二人は悪夢のような恐怖が迫るなか、学校で起こった政府による暴力的な迫害事件と、その原因を作った密告者の哀しい真相に近づいていくー。
配給:ツイン
宣伝プロデュース:ブレイントラスト
公式サイト:henko-movie.com
2021 年7月 TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー
※これまでの『返校』に関する記事
2020/12/19
台湾映画『返校(原題)』2021年7月に日本公開決定!
http://www.asianparadise.net/2020/12/post-a132d3.html
2020/07/11
2020 台北電影獎、『返校』が百萬元大賞と長編劇映画賞受賞!
http://www.asianparadise.net/2020/07/post-2bc9a5.html
2020/07/10
2020台北電影獎 メディア推薦賞と観客賞、アウト・オフ・コンペの各賞発表!
http://www.asianparadise.net/2020/07/post-056319.html
2019/12/31
2019年の台湾映画を振り返る!
http://www.asianparadise.net/2019/12/post-b9cb20.html
2019/11/23
第五十六回金馬獎、作品賞は『陽光普照(ひとつの太陽)』!
http://www.asianparadise.net/2019/11/post-ae7bbc.html
2019/10/01
第五十六回金馬獎ノミネート発表!
http://www.asianparadise.net/2019/10/post-28c711.html
★リンクは有り難いのですが、写真や記事の転載は固くお断りします。
| 固定リンク
« 2021台湾映画上映&トークイベント「台湾映画の"いま"〜新鋭と精鋭の挑戦」4月からオンライン開催スタート! | トップページ | Podcast 2021大阪アジアン映画祭 チベット映画『君のための歌(原題:他与罗耶戴尔)』德格才让(ドゥッカル・ツェラン)監督インタビュー! »
コメント