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2021/03/12

2021大阪アジアン映画祭 台湾映画『逃出立法院』〜今夜ですがぜひ!

0209hallout大阪アジアン映画祭で、2回目の上映が今夜になる台湾映画『逃出立法院』。
この映画、台湾で昨年8月に公開されたのですが、実は大コケ。こんなおもしろいのに何故?ととても不思議でした。
監督の王逸帆(ワン・イーファン)は、國立臺北藝術大學電影創作學在学中に、軍隊の中のカリカチュアライズされた人間関係を、オリジナリティとユーモアで綴った野心的な短編映画『洞兩洞六』で台北電影奨を受賞、金馬奨にもノミネートされました。
これを見て、その映像と色彩、シュールさにKOされ、これはただ者ではない新人監督だと確信しました。

そして昨年、初長編が4月の金馬奇幻影展(ファンタスティック映画祭)で上映予定でしたが、コロナの影響で中止。台北電影節の特別招待作品として上映され、8月に台湾で一般公開されました。
Podcastで映画ライターの杉山亮一さんが語っていたように、プロレス技を駆使したゾンビとの闘いのテンポの良さ、監督のシュールなセンスが爆発、メインキャスト達の奇演好演もハンパなく、超絶おもしろい映画に仕上がっています。

主役の赖雅妍(メーガン・ライ)はF4ブームの台湾アイドルドラマ開花時代から活躍する女優で、日本でも知名度も高く人気もあります。
映画『等一個人珈琲』やドラマ『アニキに恋して(原題:愛上哥們)』などでマニッシュな役を演じて高評価を受けましたが、本作でも高慧君(フランチェスカ・カオ)と共にその男前っぷりが爆発。
警備員から若手議員になったというキャラクターでもう一人の主役、禾浩辰(ハー・ハオチェン)もややもすればマイナスイメージを与えてしまう“いい人キャラ”を逆手に取った役作りで勝負。

この他、庹宗華(トゥオ・ゾンホア)や大鶴(ダーハー)が良いところで良い味を出していて、コアな台湾映画ファンにはお楽しみです。
そして、ただのゾンビ映画ではなく、社会問題や家族愛といったテイストも盛り込まれているのは、台湾映画のDNAを王逸帆がきちんと継承していることを証明しています。

第二回上映が今日3月12日(金)18:15から。
まだ間に合います。ぜひ!

大阪アジアン映画祭の作品紹介ページ(監督のメッセージ動画あり)
https://www.oaff.jp/2021/ja/program/t02.html

★リンクは有り難いのですが、写真や記事の転載は固くお断りします。

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