金馬影展開幕!金馬奨3部門ノミネートの台湾映画『該死的阿修羅』ワールドプレミア!
11月11日に開幕した金馬影展で、金馬奨3部門ノミネートの『該死的阿修羅』のワールドプレミアが行われ、プロデューサーの高君婷(ガオ・ジュンティン)、徐國倫(シュー・グォルン)、樓一安(ロウ・イーアン)監督、脚本の陳芯宜(チェン・シンイー)、そしてメインキャストの黃聖球(ホアン・シェンチョウ)、潘綱大(パン・ガンダー)、莫子儀(モー・ズーイ)、陳家逵(チェン・ジアクェイ)、丁寧(ディン・ニン)、賴澔哲(ライ・ハオジャ)、王渝萱(ワン・ユーシュアン)、黃姵嘉(ホアン・ペイジア)、張詩盈(チャン・シーイン)、凌心妤(リン・シンユー)が参加しました。
本作は、ひとりの少年による無差別殺人事件を機に6人の登場人物が繰り広げる物語で、樓一安監督の5年ぶりの新作になります。
ジャーナリストの書いた無差別殺人に関する3つのレポートに触発されて脚本を書き始めた監督は、教育、ネット社会、格差、マスコミなど様々な社会問題を通してなぜこの事件が起きたのか、そして登場人物の事件の前と後の人生から罪とは何か? を問いたい、重層的な物語の構成と視点の変化は、観客に驚きをもたらすだろう、ということです。
事件を起こす少年は、『先に愛した人(原題:誰先愛上他的)』で注目を浴びた黃聖球(ホアン・シェンチョウ)。
「人がこういうことをするのには理由があるに違いないので、映画を見た後でみんなに考えてもらいたいです」と語っています。
監督デビュー作『一席之地』(2009年)やドラマ『台北歌手』で組んだジャーナリスト役の莫子儀は、「監督に敬意を表したいと思います。このようなテーマを取り上げることは、とても勇気のあることです。無差別殺人に直面して、一方的な視点から判断するのは簡単だけど、全体像を知らずになぜみんなが阿修羅になってしまったのか?我々はその答えを考えたい」と語っています。
そして今回犯人の親友役で新人賞にノミネートされた潘綱大に期待しているということで、「若い俳優がどのように役にアプローチするのか、どんなアイデアを持っているのか興味があります。それは私にとって一種の成長と学習でもあります」という訳者魂が垣間見えるコメントをしました。
◆ストーリー
18才の誕生日、少年が夜市で改造した空気銃を発砲、一人の男性が死亡した。
偶然その場に居合わせ目撃したジャーナリストと女性、被害者の婚約者、少年の親友…この事件がそれぞれの人生に大きな影を落とすことになる。
金馬影展でのチケット発売の日は、3分でソールドアウトになった本作。
11月27日に発表される金馬奨で、王渝萱が助演女優賞、潘綱大が新人賞、陳芯宜がオリジナル脚本賞と、3部門ノミネートされているこの映画は、2022年3月に台湾で一般公開されます。
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