2021年の台湾映画を振り返る〜メガヒット3作、時代を反映した秀作も!
昨年に引き続き新型コロナウィルスの感染防止に成功し、映画製作と公開が日常に近くなっている台湾では、台北電影節は3ヶ月延期となったものの、金馬影展&金馬奨も通常通り有人で開催されました。
興行収入で1億超えのメガヒットは『當男人戀愛時(君が最後の初恋)』、『月老』、『角頭-浪流連(角頭 - 彷徨人)』の3作。
今年も受賞と興行成績がきちんとリンクしていて、金馬獎で大勝した『瀑布』、張震(チャン・チェン)が初の主演男優賞を獲得した『緝魂(THE SOUL:繋がれる魂)』、アウト・オブ・コンペの2賞を加えると5部門受賞の『美國女孩(アメリカン・ガール)』ほか、良い映画に人が来る、優れた映画だからみんなが見に行く、という理想的な構図となっています。