アジアンパラダイス

陳駿霖監督は、9年ぶりに新作発表となったことについて「ずうっと映画を撮りたいと頑張っていたのだが、色々な問題が重なってこんなに長いブランクができてしまった。そして子供が生まれたことで忙しく、コロナ渦になってしまったから計画がなかなか進められなかった。でも、去年一気に2作撮りました」と語っています。

プロデューサーによると、この映画は2020年にクランクインしたものの一年の待機期間があり、それでもキャストやスタッフが無事に再集結できて、本当に感謝しているということです。
この日は出席できませんでしたが、シンガポールにいる徐若瑄（ビビアン・スー）から「映画を見て、周りの人を愛する最良の方法を見つけていただければ幸いです。皆さんの幸せを祈っています」というコメントが披露されました。

柯震東は初めてチェリーボーイを演じますが、「僕の人生では遠い昔のことになるけど、この物語はとってもおもしろいです。そして、その頃のロマンチックな気持ちを取り戻したい」と笑っていました。
また、3年連続で台北電影節に主演作品が参加でき、しかも今年はオープニングということで、とても嬉しいとしいうことです。
色々ありましたが、復活してからはめざましい進化と活躍ですね。

今回は金髪で登場した范少勳は、徐若瑄の息子役。キャラクターの個性について監督と色々話し合ったそうです。
徐若瑄とのシーンではとても緊張していたと言い、最初は目を合わすこともできなかったようです。
でも撮影を重ねるうちに距離が縮まり、一緒にサイクリングするほど仲良くなったと言っていました。

台北電影獎の主演男優賞にノミネートされている柯震東と范少勳、プライベートでは仲が良いので、争うという気持ちは全くないそうです。
そこで、ふたりのうちどちらが主演男優賞だと思う？と聞かれた侯彥西は「幸い僕がノミネートされていなくて良かった。さもなければ、彼らにはチャンスがないからね」と場内を笑わせていました。

2022年台北電影節は、6月23日から7月9日まで開催されます。

※これまでの『初戀慢半拍』に関する記事

2022/05/06
2022台北電影節 オープニングとクロージング作品発表！
http://www.asianparadise.net/2022/05/post-7bea4c.html

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