2022台北電影節『夢遊樂園』ワールドプレミア!
監督は台北電影節に参加できたことはとても光栄ということで、製作に5年かけた本作については「この映画では仮面夫婦の家族関係を通して、家族が人生の逆境をどのように克服するかを探っています」と語っていました。
溫昇豪は、仮面夫婦という題材、10代の若者が距離を置いて見る自分の両親という視点、全体が魔法のようなリアリズムと寓話の感覚を併せ持つところにとても惹かれたそうです。
「私と曾珮瑜が演じる夫婦はルームメイトのようで、お互いを干渉しない生活を送っていますが、これが次世代の家庭のあり方なのか、皆さんが見終わってどのような印象を持たれるのか興味深いです」と語りました。
また、主演男優賞ノミネートについては「若い頃と違いあまり意識していません。作品は監督のもので、我々の演技を引き出してくれます。自分は映画製作の中のひとつのパーツとして、ゆっくり経験を重ねてきただけです」
監督の前作『上岸的魚』に続いて起用された曾珮瑜は、「監督にまたオファーしていただいて、とても光栄です。この物語はある種現実の結婚生活を反映していて、親子関係に戸惑っている人が見たら、共感してもらえるのではないかと思います」と言っています。
今回印象深いのは、廃墟となった遊園地で溫昇豪と一緒にウォータースライダーに乗って撮影されたシーンだそうです。
仮面夫婦の娘を演じた程希緹は、この役について「幻想から目覚め、現実の世界と向き合うことを余儀なくされた残酷な成長の道は、誰もが成長して自分自身を見つける唯一の方法でもあります」と語っています。
そして、「溫昇豪は撮影の時いつも励ましてくれ、曾珮瑜はリラックスするようにとアドバイスしてくれました。初めての映画出演なので、お二人にサポートしていただき、とてもラッキーです」ということでした。
『夢遊樂園』は、年末で台湾で公開予定。
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