楊德昌（エドワード・ヤン）回顧展2023年に台湾で開催！
台湾映画の代表で、台湾ニューシネマを牽引した楊德昌（エドワード・ヤン）監督の回顧展が、2023年に開催されることになりました。
國家電影及視聽文化中心、臺北市立美術館と楊德昌監督夫人彭鎧立（パン・カイリーが）『エドワード・ヤンの恋愛時代（原題：獨立時代）』『カップルズ（原題：麻將）』のデジタルリマスター契約を締結し、2023年7月中旬に完成予定ということで、楊德昌作品や2000点を超える映画ノート、企画書、脚本、手紙、製作関連文書などに加え、映像資料も國家電影及視聽文化中心と臺北市立美術館に展示するそうです。
彭鎧立は「台北で回顧展を開催できるのは、典型的な台北人である楊德昌にとって、とても重要な事です。彼が残した文物が初めて台北に展示され、彼の精神、美学、そして台北人の生活哲学が世界に向けて発信されることを期待しています」と、語っています。
この計画は2019年から始まり、彭鎧立によるとハーバード大学図書館を含む多くの国際的な収集機関が楊德昌の文化的遺物を収集する意向を表明しているそうですが、これを台湾で保存することに意味があるということです。
「新臺北三部曲」と呼ばれる『エドワード・ヤンの恋愛時代（原題：獨立時代）』『カップルズ（原題：麻將）』『ヤンヤン 夏の想い出（原題：一一）』は、政治と経済が文化的価値観と個々の精神状態に与える影響を壮大な視点から探求した映画。
『エドワード・ヤンの恋愛時代（原題：獨立時代）』『カップルズ（原題：麻將）』をデジタルリマスターして再公開できることはとても有意義で、楽しみです。
回顧展が開催される2023年夏頃には、自由に台湾に行かれるようになることを祈ります。
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