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2022/09/30

2022高雄電影節10月14日から開幕、興味深い作品が盛り沢山!

0930kff1 台湾での秋の映画祭のひとつ高雄電影節が、10月14日から開幕します。
オープニングは周美玲(ゼロ・チョウ)監督が台湾で初めて女性の政治犯を扱った実話を基にした新作『流麻溝十五號』と、名匠鄭文堂(チェン・ウェンタン)監督の『尾號1314』。
クロージングは、李康生(リー・カンシェン)プロデュース、新鋭姜寧(ジャン・ニン)監督のデビュー作『山中森林』と、葉天倫(イエ・ティエンルン)監督の新作『阿波羅男孩』です。
そして、高雄電影節の目玉である国際短編コンペティションは88ヶ国、2138本の中から厳選された海外20作、台湾20作で競われます。

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2022/09/28

台湾映画『擬音 A FOLEY ARTIST』11月19日から日本公開!

0928foley 台湾映画界のレジェンド的フォーリーアーティストと呼ばれる音響効果技師と台湾・中国映画の舞台裏を描き出した王婉柔(ワン・ワンロー)監督のドキュメンタリー映画『擬音 A FOLEY ARTIST』が11/19(土)よりK’s cinemaほか全国順次公開が決定致しました。
本作は音の職人である胡定一(フー・ディンイー)の仕事にフォーカスを当てながらも、総合芸術である映画の様々な役割を果たしている撮影や編集、監督ほか多くのプロフェッショナルに取材して、そこから台湾映画全体を描き出した記録です。

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2022/09/27

第五十九回金馬獎ノミネート発表!香港映画と台湾映画が拮抗!

0927jinma 9月27日、第五十九回金馬獎のノミネート発表会見が行われ、457作のエントリーから各部門の候補作が発表されました。
今年レッドカーペットの司会を担当することが決まった楊千霈(ヤン・チエンペイ)と吳念軒(ウー・ニエンシュアン)の進行により、2021年に金馬奨で助演女優賞を獲得した王渝萱(ワン・ユーシュアン)と、2019年に新人賞にノミネートされた曾敬驊(ツェン・ジンホア)がノミネート作品を発表しました。

今年の最多ノミネートは、昨年東京国際映画祭で上映された香港のサスペンス映画『智齒(リンボ)』で14部門、続く台湾のホラー映画『咒(呪詛)』とヒューマンドラマの『一家子兒咕咕叫』が13部門となっています。
個人賞では主演男優賞に張繼聰(ルイス・チュン)、林家棟(ラム・ガートン)、黃秋生(アンソニー・ウォン)と香港3人、台湾は張孝全(チャン・シャオチュアン)と游安順(ユー・アンシュン)という顔ぶれで、どういう展開になるのか楽しみです。
そして新人監督賞に、俳優の柯震東(クー・チェンドン)が『黑的教育』でノミネートされ、注目を集めています。

また、台湾文化センターとの共催の上映会で8月にオンライン上映した李念修(リー・ニエンショウ)監督の短編『講話沒有在聽(聴いちゃいない)』と、日本と香港の合作で日本で公開中のドキュメンタリー『Blue Island 憂鬱之島』のノミネートは、とてもうれしいですね。

第五十九回金馬獎は、11月19日に台北の國父記念館での授賞式で発表されます。

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2022/09/26

Podcast 台湾映画『もう一度君を追いかけて(原題:跟你老婆去旅行)』張書豪(チャン・シューハオ)インタビュー

0926shuhao_20220926173401 9月17日に行われた台湾文化センターとアジアンパラダイス共催のオンライン上映&トークで上映した台湾映画、『もう一度君を追いかけて(原題:跟你老婆去旅行)』の主役、張書豪(チャン・シューハオ)のインタビューをPodcast配信しました。
役作りについて、共演者についてなど色々伺っています。
(中国語通訳:木藤奈保子さん)

記事はこちら。

インタビュー記事
http://www.asianparadise.net/2022/09/post-51b659.html

『もう一度君を追いかけて』アフタートーク記事
http://www.asianparadise.net/2022/09/post-a4f00c.html

音声はこちら。
http://asianparadise.sblo.jp/article/189833516.html

★リンクは有り難いのですが、写真や記事、音声の転載は固くお断りします。

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2022/09/25

台湾映画『アメリカから来た少女(原題:美國女孩)』阮鳳儀(ルアン・フォンイー)監督インタビュー

0921ruan1 10月8日(土)よりユーロスペース(東京)ほか全国順次公開になる台湾映画、『アメリカから来た少女(原題:美國女孩)』の阮鳳儀(ルアン・フォンイー)監督にオンラインインタビューしました。
本作は監督ご自身の家族の物語を題材にした長編デビュー作で、2018年に発表した短編『姊姊』の長編化作品です。
2021年の東京国際映画祭で上映され、直後の金馬奨でアウト・オブ・コンペの2賞を加えて5部門受賞、2022年の台北電影奨では長編劇映画賞はじめ2部門受賞。

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2022/09/23

台湾映画『もう一度君を追いかけて(原題:跟你老婆去旅行)』に主演した張書豪(チャン・シューハオ)インタビュー2022!

0926shuhao 9月17日に行った台湾文化センターとアジアンパラダイス共催の2022台湾映画上映&トークイベント『もう一度君を追いかけて(原題:跟你老婆去旅行)』に主演した張書豪(チャン・シューハオ)に、オンラインでインタビューしました。
張書豪には定期的にインタビューを行ってきましたが、コロナ渦もあってご無沙汰しており、今回の上映にあたり、オンラインで色々話を聞きました。

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2022/09/22

第35回東京国際映画祭ラインナップ発表

0922tiff 9月21日に第35回東京国際映画祭のラインナップが発表され、110本の上映が決定しました。
発表記者会見では、女優の橋本愛さんが昨年に続いて2年連続でフェスティバル・アンバサダーに任命され、意気込みを語りました。
そして、プログラミング・ディレクターの市山尚三、石坂健治シニア・プログラマーから各部門の作品紹介や質疑応答が行われました。

110本の上映作品の中で、中華圏の作品は以下の通り。
台湾映画の新作がないのは、本当に残念です。

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2022台湾映画上映&トークイベント「台湾映画の"いま"〜〜革新と継承〜」第7回は10月22日(土)『阿修羅/アシュラ(原題:該死的阿修羅)』!

0922asura1 2000年以降の台湾映画の新しい流れがどのように台湾映画の"いま"に繋がってきたのか、そして"いま"何が起きているのかをお届けする台湾文化センターとアジアンパラダイス共催のイベントシリーズ、今年も新型コロナウイルス感染症の影響を鑑み、オンラインでの開催になります。

2022年の第7回は、ある無差別殺人を通して罪とは何か?を問うサスペンス『アシュラ/阿修羅(原題:該死的阿修羅)』です。

トークは本編解説、秋の映画祭情報と各映画祭の選定傾向。

日時:10月22日(土)14時からオンライン
配信プラットフォーム:参加決定者に個別にメールでお知らせします。

スピーカー:江口洋子(台湾映画コーディネーター)

参加:事前申し込みによる先着順。

★申し込み
10月7日(金)午前11:00〜10月10日(月)午前11:00
(予定数に達した場合は、申込み終了時間前に締め切ることがあります)
以下よりお申し込み下さい。
 URL:https://taiwan-movie7.peatix.com

※申し込みボタンは10月7日(金)11:00から表示されます。(最大で10分程度前後することもあります)
申し込みボタンをクリックして必要事項を記入して送信して下さい。
お一人様1通でご応募下さい。
※同じ方の複数申し込みは失格となりますので、ご了承ください。
※申し込みフォームでは、正しいメールアドレスを入力して下さい。

★参加決定通知
申込み締切10月10日(月)の1〜2日後、参加決定者にはPeatixに登録したアドレスにPeatix メッセージが届きます。

★視聴方法
参加決定者には、10月20日(木)にPeatixに登録したアドレスにPeatix メッセージで視聴方法の案内が届きます。

※新型コロナウイルス感染症の状況により、開催日を含み変更があることがございます。ご了承下さい。

主催:台北駐日経済文化代表処台湾文化センター/アジアンパラダイス
協力:內容物數位電影製作有限公司

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2022/09/19

Podcast 台湾映画『もう一度君を追いかけて(原題:跟你老婆去旅行)』林孝謙(ギャビン・リン)監督インタビュー

0919lin 9月17日に行われた台湾文化センターとアジアンパラダイス共催のオンライン上映&トークで上映した台湾映画、『もう一度君を追いかけて(原題:跟你老婆去旅行)』の林孝謙(ギャビン・リン)監督インタビューをPodcast配信しました。
製作の経緯、キャスティング、カナダロケほかについて、たっぷりとお聞きしています。
(中国語通訳:木藤奈保子さん)

記事はこちら。
http://www.asianparadise.net/2022/09/post-a4f00c.html

音声はこちら。
http://asianparadise.sblo.jp/article/189820341.html

★リンクは有り難いのですが、写真や記事、音声の転載は固くお断りします。

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2022/09/17

2022台湾映画上映&トークイベント「台湾映画の"いま"〜〜革新と継承〜」第6回『もう一度君を追いかけて(原題:跟你老婆去旅行)』暖かい心に包まれた観客!

0917trip 2000年以降の台湾映画の新しい流れがどのように台湾映画の"いま"に繋がってきたのか、そして"いま"何が起きているのかをお届けする台湾文化センターとアジアンパラダイス共催のイベントシリーズ、第6回は青春ラブストーリー『もう一度君を追いかけて(原題:跟你老婆去旅行)』を上映しました。
本作は2019年に台湾で大ヒットした映画、日本でも公開された『悲しみよりもっと悲しい物語(原題:比悲傷更悲傷的故事)の製作チームが、がらりと雰囲気の変えて作った青春ラブコメディですが、ほろりとするところもあり、2021年度の興行収入11位という好成績をあげました。
陳妍希(ミシェル・チェン)、張書豪(チャン・シューハオ)、鳳小岳(リディアン・ヴォーン)が歌うシーンも貴重です。

豪華なキャストと懐かしい音楽、笑って泣いて…のストーリー、ご覧になった皆さんにたいへん喜んでいただけました。
美しいカナダの紅葉と真っ直ぐなキャラクターたちのストーリー、とても楽しめた」「何ということのない物語も丁寧な撮影と俳優さんたちの気持ちの良いお芝居で気分良く観られた」「笑えるところ、泣けるところがあってとても楽しめた。伏線もきちんとしていて驚きもあった」「主役の3人の演技が素晴らしい」「久しぶりの青春映画にほっこり」「楽しく心温まる1本」「見終わると暖かい気持ちになり、カナダの風景も綺麗で癒された」「コメディとシリアスの塩梅が良くて楽しかった」「ミシェル・チェンのポニーテールは最強」「久しぶりに王道の恋愛映画を観た」「ストーリーの展開がとても良くて、心穏やかに見られる作品」

そして、本編の解説は作品を楽しむ上でお役に立てたようで、最近青春ラブストーリーが減っている現状についてのトークも興味を持って聞いていただけました。
「詳しく丁寧な映画解説が過去に観た映画と繋がっていく」「出演者、監督の説明など内容が濃くてとても良かった」「撮影時の裏話や苦労が興味深かった」「台湾のラブコメ・青春ものが好きなので現状の解説は興味深かった」「監督・俳優・作品・近年の傾向など、いろいろ紹介されてよかった」「台湾映画の系譜や現状が知れてとても興味深かった」「配信が台湾映画に与えている影響に関してはとてもためになった」「台湾映画界の最新情報に触れることができ、非常に有意義」「俳優の過去から現在までの情報がとても参考になる」「昨今の台湾映画のわかりやすい分析が勉強になった」

今年は台湾ホラーが注目されていますが、アンケートの回答を見てもやはり台湾映画の優れた青春映画や楽しいラブコメをお好きな方が多く、減って欲しくないジャンルですね。

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2022/09/15

周美玲(ゼロ・チョウ)監督の新作台湾映画『流麻溝十五號』台湾で10月公開!

0915herstory1 周美玲(ゼロ・チョウ)監督の新作台湾映画『流麻溝十五號』台湾で10月28日から公開されます。
本作は曹欽榮(ツァオ・シンロン)の「流麻溝十五號:綠島女生分隊及其他」を映画化したもので、台湾で初めて女性の政治犯を扱った実話映画です。
緑島へ連行された年齢も身分も違う3人の女性…高校生、ダンサー、若い母親が、名前を消され、番号に置き換えられた日々を、これまで一貫して女性映画を撮ってきた周美玲監督がメガホンを取り、10月14日から開催される高雄電影節のオープニング作品になっています。

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2022/09/07

2022第57回電視金鐘奨ノミネート発表!

0814tff2 今年からドラマと、それ以外の番組の2つに分けて授賞式を行うことになった台湾のテレビアワード電視金鐘奨のノミネートが発表になりました。
ここでは、日本でも注目度が高いドラマのノミネートをお伝えします。
ノミネート発表会は三立テレビのホールで行われ、薛仕凌(シュエ・シーリン)と小薰(シャオシュン)が発表し、『茶金』が16部門で最多ノミネート、『俗女養成記2(おんなの幸せマニュアル2 俗女養成記)』が15部門、『華燈初上(華燈初上 -夜を生きる女たち-)』11部門となっています。

個人賞では、楊謹華(シェリル・ヤン)が5回目のノミネートで今回『華燈初上(華燈初上 -夜を生きる女たち-)』で主演女優賞を獲得するか、『逆局(追撃者~逆局 )』で周渝民(ヴィック・チョウ)を押さえて主演男優賞にノミネートされた若手の朱軒洋(ベラント・チュウ)、ミニドラマ部門で『比悲傷更悲傷的故事:影集版(哀しみよりもっと悲しい物語:ドラマ版)』のキャスト達が多数ノミネートされているなど、賞の行方がとても気になるノミネート内容です。

発表授賞式は10月21日と22日に國父紀念館で行われます。

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