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2022/09/23

台湾映画『もう一度君を追いかけて(原題:跟你老婆去旅行)』に主演した張書豪(チャン・シューハオ)インタビュー2022!

0926shuhao 9月17日に行った台湾文化センターとアジアンパラダイス共催の2022台湾映画上映&トークイベント『もう一度君を追いかけて(原題:跟你老婆去旅行)』に主演した張書豪(チャン・シューハオ)に、オンラインでインタビューしました。
張書豪には定期的にインタビューを行ってきましたが、コロナ渦もあってご無沙汰しており、今回の上映にあたり、オンラインで色々話を聞きました。

1_20220923211701 『もう一度君を追いかけて』は、大学生時代から10年後の男女3人を描いたコメディタッチの青春ラブストーリー。
張書豪は大学時代の恋人陳妍希(ミシェル・チェン)と結婚し、ふたりを応援していたのに突然いなくなった親友の鳳小岳(リディアン・ヴォーン)との10年ぶりの再会から巻き起こるアクシデントにあたふたするという役どころです。
舞台のほとんどがカナダのケベックで撮影され、息をのむような美しい紅葉も見どころのひとつ。

アフタートークでもお伝えしましたが、カナダでの撮影は5日間働いたら2日休まなければならない規定があり、英語が堪能な陳妍希と鳳小岳は色々な所へ遊びに行き、映画も見に行ってたそうです。
しかし、張書豪はこの休みにも英語の台詞とギターの弾き語りという二大ミッションのため、みんなで食事に行く以外は一人部屋にこもって自主練。
見かねた陳妍希と鳳小岳が、「せっかくだから外に出よう」と引っ張りだし、美術館や大きな公園に紅葉を見に行ったと言っていました。

親友と旅に出た妻を追いかけてカナダへ行くという役の張書豪は、劇中で女装姿も見せてくれます。
これがなかなか素敵で、ヒゲがなければかなりの美女ですよね〜と言うと、「ヒゲ剃っちゃうとシーンが繋がらないから。それにしても、女性ってたいへんだね。つけまつげはかゆくなるし」と…。

林孝謙(ギャビン・リン)監督は前作『悲しみよりもっと悲しい物語』に続いて張書豪を起用しましたが、その理由について「奥さんを取られる役なら"一番可哀想な歯医者さん"(『悲しみよりもっと悲しい物語』の役)という称号を得た張書豪しかないだろう」と笑っていました。
こういうジョークの中にも、張書豪の演技力と役作りに対するストイックなまでの真面目さを高く評価している監督の信頼を感じました。

Photo_20220923211801 張書豪は多くの映画やドラマで主演も助演もこなし、役への取り組み方、演技の掘り下げ方はさすが易智言(イー・ツーイエン)監督の教え子です。易智言監督は陳柏霖(チェン・ボーリン)や桂綸鎂(グイ・ルンメイ)、張孝全(チャン・シャオチュアン)を発掘して育て、張書豪は黄河(ホアン・ハー)と共にその第二世代の教え子になります。
取材を始めて10年以上になりますが、毎回張書豪の成長ぶりに驚かされます。
俳優としてのブレない心構え、常に今の自分と目標に真摯に向き合う真面目さ、次はどんな演技を見せてくれるのだろうと期待が膨らみ、また次の機会に話を聞くのがとても楽しみになります。

そんな張書豪のロングインタビューは、9月26日(月)にPodcast配信します。
ぜひお聞き下さい。

張書豪のムービーメッセージを含む『もう一度君を追いかけて(原題:跟你老婆去旅行)』のアフタートークは、10月31日まで以下のURLからどなたでもご覧いただけます。

https://v.classtream.jp/tw-movie/#/player?akey=727683655f7a3fa3d2c423295a2244bd

張書豪に関するこれまでの記事は大量にありますので、アジアンパラダイスのサイト内検索でチェックして下さい。

★リンクは有り難いのですが、写真や記事の転載は固くお断りします。

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