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2022/09/15

周美玲(ゼロ・チョウ)監督の新作台湾映画『流麻溝十五號』台湾で10月公開!

0915herstory1 周美玲(ゼロ・チョウ)監督の新作台湾映画『流麻溝十五號』台湾で10月28日から公開されます。
本作は曹欽榮(ツァオ・シンロン)の「流麻溝十五號:綠島女生分隊及其他」を映画化したもので、台湾で初めて女性の政治犯を扱った実話映画です。
緑島へ連行された年齢も身分も違う3人の女性…高校生、ダンサー、若い母親が、名前を消され、番号に置き換えられた日々を、これまで一貫して女性映画を撮ってきた周美玲監督がメガホンを取り、10月14日から開催される高雄電影節のオープニング作品になっています。

0915herstory2 タイトルの「流麻溝十五號」は、緑島にある政治犯の収容所の住所。
昔「火燒島」と呼ばれた緑島は1949年に緑島と改称され、台湾国民政府による白色テロと呼ばれる恐怖政治下で戒厳令が敷かれていた時は、政治犯収容を目的とした教育施設と監獄が置かれていました。
思想改造及び再教育を目的とした「新生訓導処」は1951年から1965年まで設置され、収監されている人達は名前でなく、ただ番号で管理されていました。
1980年に戒厳令が解除されると、それまで制限されていた一般観光客が自由に行かれるようになり、レジャーブームにのって観光地として発展しました。

プロデューサーの姚文智(ヤオ・ウェンジ)は、「理解」とは「受け入れる」ことではなく、より多くの選択肢を与え、独自の考え方を維持できるようにすることです。これが台湾の最も貴重な部分だ。この映画を通じて白色テロの歴史をいまの世代と次の世代が過去に経験した苦難から民主主義と自由の価値を理解し、多面的な視点から台湾を理解できるようにと、クラウドファウンディングも含めて資金を集めてこの映画の製作を実現させました。

0915herstory3 高校生の余杏惠(ユー・シンフイ)を演じる余佩真(ユー・ペイチェン)は、2013年のドラマアワード金鐘獎で助演女優賞と、台北電影賞で新人賞を受賞しており、演技だけでなくシンガーソングライターとしても活躍しています。

0915herstory4 ダンサーの陳萍(チェン・ピン)役は、2015年の歴史ドラマ『一把青』でデビューして一気にブレイクした連俞涵(リエン・ユーハン)。
2021年の話題のドラマ『茶金』でも見事な演技を見せています。

0915herstory5 若い母親を演じる徐麗雯(シュー・リーウェン)は、俳優、監督、脚本家、作家というマルチナ才能を持ち、2021年の監督作品『光的孩子』で金鐘獎の脚本賞を受賞しました。

 

【ストーリー】
高校生の余杏惠(ユー・シンフイ)は思想犯の罪名で緑島の「新生訓導處」に送られ、思想改造をされることになった。
ダンサーの陳萍(チェン・ピン)は美しく冷静で、いつも真夜中に特別召喚されダンスを強要させられることから、受刑者たちは彼女を軽蔑の眼差しで見られていた。
もう一人若い母親の嚴水霞(イエン・スイシア)は、抵抗がやがて夜明けをもたらすと信じており、受刑者達の精神的指導者にもなっていた。
自由と正義を追い求める夢に捧げられた彼女たちの青春は…。

『流麻溝十五號』
原作:曹欽榮(ツァオ・シンロン)
監督:周美玲(ゼロ・チョウ)
脚本:周美玲(ゼロ・チョウ)吳旻炫(ウー・ミンシュアン)
出演:余佩真(ユー・ペイチェン)連俞涵(リエン・ユーハン)徐麗雯(シュー・リーウェン)徐韜(シュー・タオ)莊岳(ジャン・ユエ)

★リンクは有り難いのですが、写真や記事の転載は固くお断りします。

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