台湾の金馬奇幻影展(金馬ファンタスティック映画祭)のオープニングは林君陽(リン・ジュンヤン)監督の『疫起』
◆林君陽(リン・ジュンヤン)監督が描く記憶とぬくもり
林君陽(リン・ジュンヤン)監督は、高炳權(ガオ・ピンチュアン)監督と共同監督した『愛的麵包魂』で注目され、ドラマ『悪との距離(原題:我們與惡的距離)』で金鐘獎の監督賞を受賞、続く『茶金 ゴールドリーフ)原題:茶金)』でも高い評価を受け、本作で再び映画に挑むことになりました。
「この映画でみんなの共通の過去の記憶に、ほんの少しの温もりを描きたいと思っています。 パンデミックが終わった年が、私たちの新たな始まりだと信じています」と語っています。
◆医療崩壊の中での人間模様を演じる豪華俳優陣
『疫起』が描くのは、2003年のSARSで深い傷を負った台湾における医療崩壊。
患者と医療従事者が次々と倒れ、戦場と化した病院で命を救うための肉体的および精神的な緊張に巻き込まれていく人々の闘い。
これを王柏傑(ワン・ボージエ)、曾敬驊(ツェン・ジンホア)、薛仕凌(シュエ・シーリン)、項婕如(シュアン・ジエルー)、張永正(チャン・ヨンジェン)、謝盈萱(シエ・インシュアン)ら強力な俳優陣が、人間の本性の試練の下でのもがきと恐怖を見事な演技力で表現し、一条の穏やかな希望の夜明けを残すしています。
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