Podcast 大阪アジアン映画祭 香港映画『四十四にして死屍死す』何爵天ホー・チェクティン)監督&黃又南(ウォン・ヤウナム)インタビュー
何爵天監督は1987年生まれでデビュー作の『正義回廊』が香港で大ヒットし、4月16日に授賞式が行われる第41屆香港電影金像獎では作品、監督、脚本、主演男優×2、主演女優、新進監督賞など最多16部門ノミネートされています。
いやはや、たいへんな新人監督が現れたものですね。
プロデューサー錢小蕙(エイミー・チン)がその才能を買って本作の監督にオファーしたそうですが、すでにベースとなる脚本を見せられてこれはおもしろい!自分の前作とは全く違うコメディだしぜひ、ということで引き受けたそうです。
錢小蕙プロデューサーは林超賢(ダンテ・ラム)監督の『江湖告急』や陳果(フルーツ・チャン)監督の『ミッドナイト・アフター(原題:那夜凌晨,我坐上了旺角開往大埔的紅van)』を手がけた人、今回の監督の人選も素晴らしい審美眼と言えましょう。
香港では不動産高騰という社会問題がかなり前からあり、2011年に彭浩翔(パン・ホーチョン)監督が撮った『ドリームホーム(原題:維多利亞壹號)』が強い記憶を残しています。
『ドリームホーム』はスプラッター要素もある重めの作品でしたが、本作はコメディで最後にはほっこりする内容ですので、作風の違いも興味深くおもしろいですね。
そして、黃又南は監督がアイドルユニットShineの頃から注目していたということですが、初のパパ役を楽しく演じたと言っていました。
印象に残っているのは、死体をみんなでモップを使い移動させるところだそうで、これについては上映後のQ&Aで他のみんなが手を抜いていたというエピソードを披露してくれましたが、ご自身では頭部は重いから…と色々工夫したということです。
そして、タイトルはじめ劇中にたくさん盛り込まれたことば遊びについて、お二人の目指すこれからについてなど色々聞いたインタビューをPodcast配信しましたので、ぜひお聞き下さい。
◆音声はこちら。
http://asianparadise.sblo.jp/article/190248552.html
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