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2023/03/23

Podcast 大阪アジアン映画祭 香港映画『四十四にして死屍死す』何爵天ホー・チェクティン)監督&黃又南(ウォン・ヤウナム)インタビュー

0323howon1 3月15日に大阪市福島区のABCホールにて行われた、第18回大阪アジアン映画祭スペシャル・オープニング・セレモニーにの後に、香港映画『四十四にして死屍死す』が上映されました。
セレモニーの模様はすでにこちらの記事でお伝えしていますが、この『四十四にして死屍死す』の何爵天(ホー・チェクティン)監督と、キャストの黃又南(ウォン・ヤウナム)さんに、翌日インタビューしました。
取材には珍しく朝早い時間でしたので、メイクが間に合わない黃又南さんの写真はオフィシャル写真を使わせていただいています。

※写真はクリックすると別ウィンドウで拡大表示します

0323ho 何爵天監督は1987年生まれでデビュー作の『正義回廊』が香港で大ヒットし、4月16日に授賞式が行われる第41屆香港電影金像獎では作品、監督、脚本、主演男優×2、主演女優、新進監督賞など最多16部門ノミネートされています。
いやはや、たいへんな新人監督が現れたものですね。
プロデューサー錢小蕙(エイミー・チン)がその才能を買って本作の監督にオファーしたそうですが、すでにベースとなる脚本を見せられてこれはおもしろい!自分の前作とは全く違うコメディだしぜひ、ということで引き受けたそうです。

錢小蕙プロデューサーは林超賢(ダンテ・ラム)監督の『江湖告急』や陳果(フルーツ・チャン)監督の『ミッドナイト・アフター(原題:那夜凌晨,我坐上了旺角開往大埔的紅van)』を手がけた人、今回の監督の人選も素晴らしい審美眼と言えましょう。
香港では不動産高騰という社会問題がかなり前からあり、2011年に彭浩翔(パン・ホーチョン)監督が撮った『ドリームホーム(原題:維多利亞壹號)』が強い記憶を残しています。
『ドリームホーム』はスプラッター要素もある重めの作品でしたが、本作はコメディで最後にはほっこりする内容ですので、作風の違いも興味深くおもしろいですね。

0323howon2 そして、黃又南は監督がアイドルユニットShineの頃から注目していたということですが、初のパパ役を楽しく演じたと言っていました。
印象に残っているのは、死体をみんなでモップを使い移動させるところだそうで、これについては上映後のQ&Aで他のみんなが手を抜いていたというエピソードを披露してくれましたが、ご自身では頭部は重いから…と色々工夫したということです。

そして、タイトルはじめ劇中にたくさん盛り込まれたことば遊びについて、お二人の目指すこれからについてなど色々聞いたインタビューをPodcast配信しましたので、ぜひお聞き下さい。

◆音声はこちら。
http://asianparadise.sblo.jp/article/190248552.html

★リンクは有り難いのですが、写真や記事、音声の転載は固くお断りします。

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