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2023/03/20

第18回大阪アジアン映画祭 受賞結果発表!

0319oaffwinner 3月10日から19日まで開催された第18回大阪アジアン映画祭は、19日に授賞式が行われま、閉幕しました。
4年ぶりに国内外からのゲストを迎え、授賞式後に恒例のABCホールの階段にゲストの皆さんが並んでの記念写真が復活。
クロージング作品『サイド バイ サイド 隣にいる人』(伊藤ちひろ監督)世界初上映の前に、グランプリ以下各賞の受賞結果が発表されました。

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※写真はクリックすると別ウィンドウで拡大表示します

👑グランプリ(最優秀作品賞)
0319oaffgrandprix 『ライク&シェア』(Like & Share)|インドネシア|監督:ギナ・S・ヌール(Gina S. NOER)
コンペティション部門上映作品を対象に、審査委員会が最も優秀であると評価した作品に授与。副賞として賞金50万円を贈呈。

<授賞理由>
私たち審査委員全員が、この映画の突きつける明確かつ力強いメッセージに心を打たれました。それは若い女性たちの性への好奇心や欲望を肯定しながら性暴力に対しはっきりと No を唱える、というメッセージです。
また、映画の持つスタイルも独創的です。前半、観客を魅了した甘くてポップなムーブは物語が進むにつれダークなものになり、私たちを戦慄させます。
強烈なスローガンを見事な演出で表現した本作は、今こそ見られるべき映画です。
<ギナ・S・ヌール監督コメント>
グランプリを受賞し大変驚いています。全ての観客、審査委員、そして関係者の皆さまに感謝いたします。この映画はトラウマや性暴力を扱っているので、話題としても取り扱いがたく、この問題を扱った映画を製作することも非常に難しい中、取り組んできました。結果としてこのような賞をいただき、光栄に思っています。ありがとうございました。

👑来るべき才能賞
0319oafftalent クー・チェンドン(Kai KO/柯震東)|台湾|黑の教育(Bad Education/黑的教育)監督
コンペティション部門上映作品を対象に、審査委員会が最もアジア映画の未来を担う才能であると評価した方に授与。副賞として賞金20万円を贈呈。

<授賞理由>
クー・チェンドン監督は、ジェットコースターのように変化する3人の若者の心境をリアルに描き、観客はまるで彼らとともにクレイジーな一夜を体験するようでした。
映画全体に強烈なスタイル、明快で正確なテンポがありました。息もつかせぬ展開のストーリーは予想を上回り、決して退屈することがありませんでした。
初監督作にもかかわらず、クー・チェンドン監督はこのようなブラックなテーマを鮮やかに描いたことに加え、俳優たちの素晴らしい演技を引き出しています。今後のクー・チェンドン監督のさらなる活躍に期待が高まらざるをえません。

👑ABC テレビ賞
0319oaffabc 『四十四にして死屍死す』(Over My Dead Body/死屍死時四十四)|香港|監督:ホー・チェクティン(HO Cheuk Tin/何爵天)
当映画祭実行委員会参加の朝日放送テレビにより創設されたスポンサーアワード。アジア映画の新作(一部作品を除く)を対象に、朝日放送テレビが最も優れたエンターテインメント性を有すると評価した作品に授与。
副賞として賞金 100 万円[テレビ放映権として]を贈呈(ただし、放送用素材製作費を含む)。

<授賞理由>
様々な年齢の方に楽しんでいただける、上質なブラックコメディです。

👑薬師真珠賞
0319oaffyakushi ルー・シャオフェン(LU Hsiao-fen/陸小芬)|台湾|『本日公休』(Day Off)主演俳優
薬師真珠によるスポンサーアワード。上映されたすべての作品の出演者を対象に、薬師真珠が最も輝きを放っていると評価した俳優に授与。副賞として薬師真珠より真珠装飾品を贈呈。

<授賞理由>
理髪店でのハサミの使い方だけで、もう観客の心を惹きつける。そして作品全体にわたる緻密な演技設計。ルー・シャオフェン(陸小芬)という経験豊かな役者の力で、『本日公休』は永遠に人々の記憶に残る名作となりました。

👑JAPAN CUTS Award
0319oaffjapan 『朝がくるとむなしくなる』(When Morning Comes, I Feel Empty)|日本|監督:石橋夕帆
(ISHIBASHI Yuho)
インディ・フォーラム部門の日本映画を対象に、米国ニューヨーク市のジャパン・ソサエティー(日本映画祭「ジャパン・カッツ!」主催団体)がエキサイティングかつ独創性に溢れると評価した作品に授与。

👑芳泉短編賞
『燕は南に飛ぶ』(Swallow Flying to the South/燕南飛)|アメリカ、カナダ、中国|監督:リン・モーチ(LIN Mochi/林墨池)
芳泉文化財団により創設されたスポンサーアワード。今年度映画祭で上映された 60 分未満の作品(協賛企画《芳泉文化財団の映像研究助成》を含む)のうち、日本初上映の作品を対象に、審査委員会が最も優秀であると評価した作品に授与。副賞として次回作研究開発奨励金 10 万円を贈呈。

<授賞理由>
ストップモーション・アニメーションの独特の美学に驚かされました。その光と音の的確な使い方は、文化大革命
という中国の混沌の時代に、ごく普通の個人がいかに必死に生きてきたかを、シリアスでありながら優しいタッチ
で描き出します。監督が母に捧げた 17 分間のドラマは、燕が飛び交う詩的なシーンで終わり、そこには希望の
光が灯ります。

👑芳泉短編賞スペシャル・メンション
『できちゃった?!』(Daddy-To-Be /有了?!)|台湾|監督:パン・カーイン(PAN Ke-yin/潘客印)

<授賞理由>
『できちゃった?!』はとても楽しい映画でした。テンポが良く、演出も巧みで魅力的なシーンに溢れる短編作品です。⻘春ドラマとコメディのバランスも絶妙でした。

◆潘客印監督にお祝いのメールをしたところ「今回の受賞は製作チームみんなで喜んでいる」とのことでした。

👑観客賞
『本日公休』(Day Off/本日公休)|台湾|監督:フー・ティエンユー(FU Tien-yu/傅天余)
全部門の上映作品の内(一部作品を除く)、当映画祭の上映が日本初上映となる作品について、観客の投票による得点平均が最高の作品に授与。副賞として薬師真珠より真珠装飾品を贈呈。

◆なお、アジアンパラダイスでは香港と台湾5作品の監督・キャストのインタビューを行いました。
これらの記事とPodcastは、順次掲載しますので、お楽しみに!

※第18回大阪アジアン映画祭に関するこれまでの記事

2023/03/16
第18回大阪アジアン映画祭スペシャル・オープニング・セレモニー開催! 4 年ぶりに国内外のゲストが登壇!
http://www.asianparadise.net/2023/03/post-f7588c.html

★リンクは有り難いのですが、写真や記事の転載は固くお断りします。

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