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2023/04/28

Podcast 大阪アジアン映画祭 台湾映画『黒の教育(原題:黑的教育)』蔡凡熙(ケント・ツァイ)インタビュー

0428cai1 第18回大阪アジアン映画祭で上映された 台湾映画『黒の教育(原題:黑的教育)』に主演した蔡凡熙(ケント・ツァイ)のインタビューを、Podcast配信しました。
本作は俳優の柯震東(クー・チェンドン)の監督デビュー作で、2022年の金馬奨の新人監督賞にノミネートされ、大阪アジアン映画祭では来るべき才能賞を受賞しました。
卒業式の夜に高校生男子三人が永遠の友情の証しとして「自ら犯した秘密の悪事」を告白し、それがきっかけで悪夢のような一夜が始まる、というストーリー。
脚本は柯震東の師と言える九把刀(ギデンズ・コー)がプロデューサーも兼ねて担当しています。

0428cai2 大阪アジアン映画祭には、監督の代理として主役3人のひとり蔡凡熙(ケント・ツァイ)が参加。
Q&Aでは、これまで経験した中で一番楽しい撮影現場だったそうで、役作りの上では「この役を演じるにあたり、後半の転換部をより魅力的なものにするためにも、前半でいろいろ葛藤する心情をどう表現するかに気を配りました」と言っていました。
そして、監督については「彼自身が俳優なので、俳優の気持ちをよく理解してくれていて、お互いに何をやりたいのかなど、スムーズに意思疎通ができました」ということでした。
そして、首にかけているペンダントが劇中で切断された3人の指(小道具)だと披露してくれて、場内がざわついていたのも楽しかったです。

0428cai3 さて、アジアンパラダイスではこのQ&A直後にインタビューしました。
蔡凡熙は以前からとても興味のある俳優でしたが、実際に会ってみるとフレンドリーで聡明な好青年。
最後の写真撮影で、Q&Aで身につけていた小指3本のペンダントをリクエストすると、快く色々なポーズをして楽しませてくれました。

これまで一緒に仕事をしてきた先輩の柯震東が初監督をすることを知って驚いたそうですが、「彼は才能があるし、努力型の天才なので、監督として見事な仕事ぶりでした」と絶讃。
また、役を決める前に、宋柏緯(ツォン・ボーウェイ)と朱軒洋(チュー・シュアンヤン)と3人での本読みでそれぞれ違う役を演じてみたと台湾のインタビュー記事にあったので、その事も聞いてみました。
すると、「3人で色々やってみたけど、自分もそう思ったし最終的な配役がベストでした。やっぱり監督の眼力はすごい」
ということでした。

0428cai4 劇中で彼ら3人と対峙する台湾ヤクザの大ボスを戴立忍(ダイ・リーレン)が演じているので、撮影の時の様子など聞いてみましたが、「とにかくオーラが凄い!そばで見ていると呼吸や目の使い方など、どういうところでどういうタイミングですべきか全て知り尽くしていて完璧。色々聞きたいことや学びたいこともあるけど、ビビって話しかけられない。オフでは優しくて親しみやすい人だということは知っているのだけど」と、名優の偉大さを語ってくれました。

0428cai5 また、ナレーションや警察官役を演じた黃信堯(ホアン・シンヤオ)監督についても聞くと、「阿堯(アーヤオ)監督の声は大好きです。淡々とした独特の口調も心地よくて、パトカーの中でのシーンでは僕らは何も喋らないけど、監督のセリフを聞いているだけで幸せでした」ということです。
その警察官のセリフで「この世に善人は1割、悪人も1割、残りの8割は時に善人にも悪人にもなる」というセリフがありますが、この概念についてどのように思うかも、聞きました。

Outfit Celine
Accessories Cody Sanderson

このインタビューは、こちらでお聞きいただけます。

http://asianparadise.sblo.jp/article/190314746.html

★リンクは有り難いのですが、写真や記事の転載は固くお断りします。

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