2023金馬奇幻影展(金馬ファンタスティック映画祭)オープニング作品『疫起』で開幕!
◆林君陽(リン・ジュンヤン)監督「入試の時のような緊張感」
本作は2020年金馬創投會議の100万元大賞を獲得し、2003年のSARS渦における病院閉鎖事件をもとに人間の葛藤を描いた作品です。
この脚本を見てすぐに製作を決意したという林君陽監督は、初めて観客を前にして「入試の時のような緊張感です。上映後に観客の皆さんと交流するのが楽しみです」と笑い、エグゼクティブ・プロデューサーの李耀華(リー・ヤオホア)は「この映画は多くの人たちの共感を呼ぶことができると信じています」と語りました。
◆胸部外科医の王柏傑(ワン・ボージエ)と記者役の薛仕凌(シュエ・シーリン)
映画とテレビで活躍する王柏傑は様々な役割を演じていますが、今回は心に葛藤を抱えた胸部外科医を演じ、気持ちの微妙な変化を優れた演技力で見せ、好評を博しました。
役作りの為に専門的な医療について研究したり実際の医師への取材を通して、キャラクターの複雑な心を表現したそうです。
また、メディアの記者役の薛仕凌は、ニュースの記録は外部の視点のものが多いが、今回は病院内部からの真相究明のスクープを狙う役どころです。
◆曾敬驊(ツェン・ジンホア)と項婕如(シュアン・ジエルー)の恋模様も
新世代俳優の曾敬驊(ツェン・ジンホア)と項婕如(シュアン・ジエルー)は、看護師とインターンに扮しています。
看護師を演じる曾敬驊は、プロの看護師の指導を受けましたが、なかなか素早く滅菌や手袋の交換するのは難しかったと言っています。
血は恐くはないが、縫合のリハーサルで豚の皮を使ったことに驚いたという項婕如。
ふたりは劇中で恋愛模様もあるので、お互いにサポートし合うと語りました。
今年の金馬奇幻影展は4月16日まで、国内外の45本が上映され、様々なイベントも予定されています。
※これまでの『疫起』に関する記事
2023/02/24
台湾の金馬奇幻影展(金馬ファンタスティック映画祭)のオープニングは林君陽(リン・ジュンヤン)監督の『疫起』
http://www.asianparadise.net/2023/02/post-03ccb2.html
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