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2023/05/24

台湾映画『海角七号 君想う、国境の南(原題:海角七號)』6月8日に新文芸坐でラストショー!

0524haijiaodvd 台湾映画の歴史を変えた記念碑的作品、魏徳聖(ウェイ・ダーシェン)監督の『海角七号 君想う、国境の南』が、6月8日を持って日本の配給契約が終了になります。
それに伴い、池袋の新文芸坐で日本最終上映、ラストショーが行われます。
スクリーンで見られる最後のチャンスですので、ぜひ皆さんご覧になってください。
私も見に行きますし、アフタートークをさせていただくことになりました。

『海角七号 君想う、国境の南(原題:海角七號)』ラストショー
日時:6月8日(木)19:10〜
場所:池袋 新文芸坐
チケット:上映1週間前の0:00よりオンラインにて販売(窓口は9:00より販売)
https://www.shin-bungeiza.com/schedule.html#d2023-06-08-1

※写真はクリックすると別ウィンドウで拡大表示します

『海角七号 君想う、国境の南(原題:海角七號)』は、低迷する台湾映画界のカンフル剤となった、魏徳聖(ウェイ・ダーシェン)監督のデビュー作。
台湾南部のリゾート地でライブ開催に関わる人々の人間模様と、日本人教師と台湾女性の60年にわたる愛の軌跡が交差して綴られる上質のエンタテインメントです。
この後、『セデック・バレ』『KANO1931 海の向こうの甲子園』と日本と台湾の歴史的関係を描いた作品が続きますが、この映画は『セデック・バレ』を作る為の資金稼ぎだったというのは今では有名な逸話。

◆2008年台北台北電影節でのインタビュー写真
0524haojiao 私が初めて『海角七號』を見たのは2008年の台北電影節でのプレミアで、まさに初お披露目の時に立ち会えました。
そして、翌日に監督と主演の范逸臣(ファン・イーチェン)、田中千絵にインタビューした最初のメディアという、忘れられない想い出もあります。
個人的な事になりますが、この映画は私がセカンドキャリアへ向かう後押しをしてくれた作品で、ここから始まった魏徳聖監督とのご縁は、私にとっての宝物です。

日本では、2008年の9月に「アジア海洋映画祭イン幕張」で上映されグランプリを獲得、その後2009年12月に一般公開となった本作。来月ついに日本最終上映の日を迎えることになるのは、とても寂しいです。
でも、新文芸坐で皆さんと一緒にこの愛する作品を見送りたいと思います。
アフタートークでは、13年間の『海角七號』の想い出を語りたいのですが、全て語るとオールナイトになってしまうので、選りすぐりのエピソードをお届けします。

アジアンパラダイスでの本作の記事は膨大なので、リンクのまとめはつくりませんが、サイト内検索してご覧になってください。

『海角七号 君想う、国境の南(原題:海角七號)』
監督・脚本:魏徳聖(ウェイ・ダーション) 
音楽:呂聖斐(リュ・ションフェイ)駱集益(ルオ・ジーイー)
撮影:秦鼎昌(チン・ディンチャン) 
出演:范逸臣(ファン・イーチェン)、田中千絵、中孝介、林暁培(シノ・リン)、梁文音(レイチェル・リャン)

★リンクは有り難いのですが、写真や記事の転載は固くお断りします。

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