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2023/09/28

台湾映画『青春並不溫柔』が『青春の反抗』の邦題で東京国際映画祭で上映!

0928wholl1 昨日発表された東京国際映画祭のラインナップで<ワールド・フォーカス>にて上映される『青春の反抗(原題:青春並不溫柔)』のリリースが台湾から届きましたので、お伝えします。
本作は1994年の学生運動を背景に描かれる女子大生の愛と成長の物語で、今年の台北電影奨で葉曉霏(イエ・シャオフェイ)が新人賞を獲得しました。
監督は、2017年に金鐘奨でテレビ映画『青苔』により作品賞など3部門を獲得した蘇奕瑄(スー・イーシュエン)。
2017年の東京都などが主催する映画の人材育成プロジェクト「Talents Tokyo」で履修経験があり、今回の東京国際映画祭への参加にとても喜んでいるそうです。

※写真はクリックすると別ウィンドウで拡大表示します

この映画は1994年に大学の芸術学部での創造的自由を求める学生運動を背景に、学生運動、恋、ジェンダーなどをモチーフにした若者の成長ラブストーリー。
台湾では10月27日から公開になりますが、先週ポスタービジュアルが解禁され、とても良い雰囲気だと好評です。

0928wholl2 蘇奕瑄監督は「日本と台湾は似ているところもありますが、文化や社会は同じではありません。この映画では台湾の歴史的背景、ジェンダー問題、その他の異なる文化的側面を描いていますので、日本の観客とコミュニケーションできることを楽しみにしています」と語っています。
また、葉曉霏は何度も東京を訪れているほどお気に入りの都市で、東京国際映画祭で観客とのQ&Aを楽しみにしているということです。

葉曉霏は王小棣(ワン・シャオディ)はじめ8人の有名監督が創設した新人育成プロジェクトQ Placeの第一期生で、2016年のドラマ『植劇場-戀愛沙塵暴』でデビュー、本作が映画初主役となります。

0928wholl3 もう一人の主役李玲葦(リー・リンウェイ)は、2021年の大阪アジアン映画祭で上映された台湾映画『人として生まれる(原題:生而為人)』での演技が評価され、大阪アジアン映画祭の薬師真珠賞を受賞しました。
そして、この映画は9月22日(金)より『I ~人に生まれて~』の邦題で日本公開中です。

東京国際映画祭には監督と葉曉霏が参加するようですが、映画をご覧になる方は李玲葦にも注目してみてください。

『青春の反抗』(原題:青春並不溫柔)2023年 台湾
監督:蘇奕瑄(スー・イーシュエン)
出演:李玲葦(リー・リンウェイ)葉曉霏(イェ・シャオフェイ)張洛偍(ロイ・チャン)
戒厳令解除後の1994年、表現の自由を求めて美術大学で学園紛争が起こる。デモに参加した女子学生たち3人の恋の炎も複雑に絡み合っていく。

※李玲葦に関するアジアンパラダイスの記事

2023/07/24
台湾映画『I ~人に生まれて~(原題:生而為人)』9月22日(金)より日本公開決定!
http://www.asianparadise.net/2023/07/post-839bc8.html

2021/03/13
2021大阪アジアン映画祭 台湾映画『人として生まれる(原題:生而為人)』〜李玲葦(リー・リンウェイ)の演技に脱帽
http://www.asianparadise.net/2021/03/post-ee4060.html

※『青春の反抗(原題:青春並不溫柔)』の東京国際映画祭作品紹介
https://2023.tiff-jp.net/ja/lineup/film/3604WFC20

★リンクは有り難いのですが、写真や記事の転載は固くお断りします。

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