2023金馬影展『五月雪』『車頂上的玄天上帝』監督キャスト20名参加で開幕!
『五月雪』はマレーシアで起きた暴動「513事件」を背景に、神話、信仰を歴史寓話・予言として組み合わせ、二世代にわたる女性たちの半世紀近くにわたる物語を描き、マレーシア、台湾、シンガポールから集まったチームで製作。
2020年に金馬奨で最優秀新人監督賞を受賞したマレーシア出身の張吉安監督の第二作です。
監督は「この映画の製作は紆余曲折があり、作るのは簡単ではありませんでした。これは歴史をテーマにした作品で物語は集団墓地の発見から始まります。今回オープニング作品となったことは本当に光栄です」と語りました。
『車頂上的玄天上帝』は、金馬奨で『フラワーズ・オブ・シャンハイ(原題:海上花)』が美術デザイン賞、『黒衣の刺客(原題:刺客 聶隱娘)』でメイク&コスチュームデザイン奨を受賞している黃文英が初めてメガホンをとった作品で、恋愛、仕事、家族の問題を抱えた女性が、重病の父親を看病するために故郷に戻り、幼い頃を思い出し人生を見つめ直す物語。
監督は「私のこの映画が、観客がより良い自分自身を見つけるのに役立つことを願っています」と語りました。
ヒロインを演じた林依晨は「台湾語のセリフがたくさんあって驚きました」と笑い、周渝民は「彼女は久々の共演ですが、誰もが言うように本当に良い女優になっていました」と賞賛していました。
どちらの作品もチケット発売の時は瞬殺でソールドアウトとなりましたが、11月17日から台湾で一般公開になります。
そして金馬影展は56の国や地域の作品169本が上映され、上映後のQ&Aや北野武監督、イ・チャンドン監督、許鞍華(アン・ホイ)監督他の講座、許光漢(グレッグ・ハン)、林柏宏(リンー・ボーホン)、阮經天、吳慷仁(ウー・カンレン)、王柏傑(ワン・ボージエ)の講演ほか様々なイベントがあり、11月26日まで開催されます。
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