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2023/12/27

台湾ドラマ『商魂』台湾で2月から放送開始!(日本での放送は未定)

1227trade1 台湾のビジネスドラマ『商魂』が、台湾で2月からテレビで放送、プラットフォームでの配信が開始になります。
台湾ドラマというと、ひと昔前はアイドルドラマが全盛で、最近はBLドラマが人気ですが、『悪との距離』のような社会派ドラマ、『模倣犯』『次の被害者』などのサスペンス、ファミリードラマ・コメディ、医療ドラマほか多彩なジャンルの作品が日本でも放送と配信で見られます。
今回ご紹介するのは、『商魂』というビジネスドラマです。

※写真はクリックすると別ウィンドウで拡大表示します

1227trade2 本作は、1950年代の国営企業の民営化にインスピレーションを得たもので、実在する実業家林燈(リン・ダン)が、経営権をめぐるスリリングな戦いを繰り広げる作品。
経営権や株式を争う市場における権力闘争に焦点を当てた、台湾では珍しいドラマです。
傅孟柏(フー・モンボー)、邵雨薇(シャオ・ユーウェイ)、李國毅(レゴ・リー)、市原隼人、田中千繪はじめ豪華キャストでも話題を呼んでいます。

1227trade3 傅孟柏(フー・モンボー)が演じる主人公林燈は、1914年に台湾の宜蘭県の山村に生まれ、日本の大阪大学に留学経験のある実業家。
日本統治時代に会社を興し、1954年に民営化された「台湾セメント」の取締役となり、激動の歴史の中で建築関係の企業家として、1992年に亡くなるまで数々の実績を上げてきました。

1227trade4 製作スタッフはセットや、美術、衣裳など多額の製作費をかけてこの1950年代の台湾を再現、撮影現場はこの華麗な時代にタイムスリップしたかのようだったそうです。
この度公開された予告編では、1000人規模の盛大な宴、大規模な株主総会、雨の中の傅孟柏と李國毅の剣道対決、各勢力による陰謀、暴力、誘惑などさまざまな戦術を繰り広げる模様が描かれています。
そして、傅孟柏と邵雨薇、市原隼人と周曉涵(チョウ・シャオハン)との大胆なベッドシーンも目を惹きます。

1227trade5 劇中では台湾語がメインで、日本語も飛び交い、俳優達は経済の専門用語などを含めて台湾語と日本語の特訓を受けました。
また、音楽もハリウッド映画のサウンドトラック仕様で制作され、メインテーマはじめ感情表現やアクションシーンの音楽にも注目です。

『商魂』は2024年2月17日から地上波(民視)と配信プラットフォーム、2月23日から三立テレビで放送。
日本での放送と配信はまだ決まっていませんが、早く見られるようになることを期待します。

★リンクは有り難いのですが、写真や記事の転載は固くお断りします。

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