Podcast 大阪アジアン映画祭 インドネシア映画『ジャカルタ13爆弾』のアンガ・ドウィマス・サソンコ監督アフタートーク
3月6日に大阪アジアン映画祭で上映されたインドネシア映画『ジャカルタ13爆弾』のアンガ・ドウィマス・サソンコ監督のアフタートークをPodcast配信しました。
本作は、インドネシア映画界の中核に位置するアンガ・ドウィマス・サソンコ監督の新作で、作家性が強いことで知られていた監督が初めて挑戦した大規模商業映画です。
2023年にインドネシアで大ヒットしたアクション大作。
ジャカルタ市内13カ所に仕掛けられた爆弾をめぐる、テロリストとテロ対策のプロフェッショナルチームとの攻防に、ビットコインが大きく関わり、それを開発したベンチャー企業の青年2人が巻き込まれるというハラハラドキドキのサスペンスです。
現金輸送車が襲われる冒頭のシーンから、テロ対策チーム内部での駆け引き、潜入しているテロリスト側の内通者の存在など、登場人物たちの人間模様もおもしろく、一瞬たりとも気が抜けない展開。
テロリストの目的に、インドネシアの社会問題が大きく関わることが次第に明らかになり、これまた社会問題化した金融問題の実態など交錯していきます。
そして終盤になると次々に伏線が回収され、その見事な構成にうならされました。
監督は1985年生まれ、インドネシア大学で政治学を学んだのち、Visinema Picturesを設立し、テレビCM、ミュージックビデオ、映画などを制作。
主な監督作品に、『Hari Untuk Amanda』(2010)、『We Are Moluccans』(2014)、『珈琲哲學~恋と人生の味わい方~』(2015)、『プラハからの手紙』(2016)、歴史アクションコメディー『212Warrior』(2018)など。
2016年の東京国際映画祭の特集企画「国際交流基金アジアセンターpresents『CROSSCUT ASIA #03 カラフル!インドネシア』」で「珈琲哲學 恋と人生の味わい方」が上映されました。
『ジャカルタ13爆弾(原題:13 Bom di Jakarta)』
監督:アンガ・ドウィマス・サソンコ
出演:リオ・デワント、プトゥリ・アユディア、チッコ・クルニアワン、アルディト・プラモノ、ルテシャ
アフタートークでは、監督の経歴、製作の経緯、光と影の演出ほかについて語っています。
会場ノイズやカメラのシャッター音でお聞きづらいところがありますことを、ご承知おき下さい。
通訳は鈴木隆史さん、司会はhimeさん。
アフタートークはこちら。
http://asianparadise.sblo.jp/article/190825568.html
★リンクは有り難いのですが、写真や記事の転載は固くお断りします。
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