« 大阪アジアン映画祭 タイ映画『フンパヨン 呪物に隠れた闇』ポンタリット・チョーティグリッサダーソーポン監督アフタートークレポート | トップページ | 日台合作映画『青春18×2 君へと続く道』序章〜台湾でヒット中!日本は5月3日公開 »

2024/03/30

Podcast 大阪アジアン映画祭 『全世界どこでも電話』の黃浩然(アモス・ウィー)監督とプロデューサーのヴィンセント・ライ アフタートーク

0310tel 3月10日に大阪アジアン映画祭で上映された香港映画『全世界どこでも電話(原題:全個世界都有電話)』の黃浩然(アモス・ウィー)監督とプロデューサーのヴィンセント・ライのアフタートークをPodcast配信しました。

本作は、中国返還から25年の香港を舞台に、携帯電話をキーアイテムとして香港人の切なる願いをポップに描いた群像劇。
黃浩然監督作品は、2015年に『点対点(原題:點對點)』、2019年の短編『4×4(原題:四段四分鐘)』、2022年の『僻地へと向かう(原題:緣路山旮旯)』で大阪アジアン映画祭に参加、『僻地へと向かう』は2023年に『縁路はるばる』の邦題で日本公開されました。

0330telephone1 デビュー作『点対点』から、香港の街と人々をこれまでにない感覚で切り取る黃浩然監督は、本作でスマホがないとどうにもならない現代人の生活をユーモアたっぷりに描いています。
そこに浮かび上がる人の関係性や感情は時に厳しいものの、あくまでも温かく見つめる監督の視点が大好きです。
それを体現する俳優たちの演技も素晴らしく、メインキャストはもちろん、ゲストで『縁路はるばる』で主演した岑珈其(カーキ・サム)もちょっぴり出演していたり、見事なキャスティングだと思いました。

0330telephone2 アフタートークでは、監督が『スマホは苦手で、進化する機能に追いつけない。なんでもかんでもいろんなものがあるから良いというわけではないと思っている」と語っていたのが印象的です。
次はどんな香港を描いてくれるのか、黃浩然監督の次回作が気になります。

『全世界どこでも電話(原題:全個世界都有電話)』
監督:黃浩然(アモス・ウィー)
出演:周國賢(エンディ・チョウ)、韋羅莎(ロサ・マリア・ヴェラスコ)、陳湛文(チャン・チャームマン)、蔡思韵(セシリア・チョイ)

<ストーリー>
25年前に高校を卒業した40代の同級生男女3人は、1人がイギリスに移住するのを機に、メッセージを送りあった当時の携帯電話を持って集まることに。
ところがスマホを忘れた主人公が、集まる店がわからず、連絡しようにも方法がない。
電話を借りたくても、誰も貸してくれない。
右往左往する彼は果たして目的地にたどり着けるのか…。

アフタートークでは、電話と生活について香港人と台湾人の比較や、多機能化が進むスマホについてなど語っています。
最初のお二人の挨拶は収録できませでしたので、日本語通訳からになります。ご了承下さい。
通訳はソフィ上川さん、司会は宇田川幸洋さん。

アフタートークはこちら。
http://asianparadise.sblo.jp/article/190836209.html

★リンクは有り難いのですが、写真や記事の転載は固くお断りします。

|

« 大阪アジアン映画祭 タイ映画『フンパヨン 呪物に隠れた闇』ポンタリット・チョーティグリッサダーソーポン監督アフタートークレポート | トップページ | 日台合作映画『青春18×2 君へと続く道』序章〜台湾でヒット中!日本は5月3日公開 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 大阪アジアン映画祭 タイ映画『フンパヨン 呪物に隠れた闇』ポンタリット・チョーティグリッサダーソーポン監督アフタートークレポート | トップページ | 日台合作映画『青春18×2 君へと続く道』序章〜台湾でヒット中!日本は5月3日公開 »