台湾のレジェンド看板絵師のドキュメンタリー『顔さんの仕事』8月31日公開!
顏振發には弟子がいないため、台南の全美戲院支配人の提案で、週末に「手描き看板文化創造ワークショップ」を開き、国内外から多くの人が学びに来ました。
台北電影賞では「私は今年で71歳になります。50年間、絵と芸術に人生を捧げてきましたが、右眼はほとんど見えません。目が見えなくなるまで絵を描き続けます」とスピーチ。
本作では、イラストレイターで、今関監督とは8mm映画時代からの盟友でもある三留まゆみがインタビュアーとして本映画をナビゲート。
また、通訳として、台湾の俳優・柏豪(ボーハオ)も参加しています。
【コメント】
★今関あきよし監督
台湾にハマり何度も通ううちに、多くの⼈に台湾の魅⼒を伝えたくて『恋恋⾖花』という台湾の《⾷の魅⼒》にスポットを当てた映画を撮り、今度は⼈間《顔振発》の存在と技を伝えたくてこの映画を作った。
そして誰よりも僕⾃⾝が顔(イェン)さんのことを知りたかったし、仲良くなりたかった。⾔い換えると「顔さんの仕事」は僕の今のアイドル映画だったりもする(笑)。
★三留まゆみ(イラストレイター・本作出演)
その映画館=全美戯院は地続きの映画館、すなわち地⾯を歩いてそのまま⼊れるむかしながらの劇場で、道を挟んだ向かいの歩道が顔さんのアトリエだ。私たちはそこで⼀枚の巨⼤な看板絵が出来上がるまでを⾒た。それはなんて素晴らしい時間だったろう。たくさんの奇跡の瞬間(顔さんの筆はまるで「魔法の杖」だった)を焼きつけた映画『顔(イェン)さんの仕事』はさらなる奇跡を起こした。
6⽉末、舞台になった全美戯院でプレミア上映が決まり、顔さんは⾃分の映画の看板絵を描いたのだ。そして、私はこの映画を満員の映画館で顔さんの隣で観た。⼦どもみたいな笑顔でスクリーンを⾒上げる顔さんの横顔を決して忘れないだろう。そう、映画はいつも看板絵と共にあったんだ。
『顔さんの仕事』
企画/制作/監督:今関あきよし
出演:顏振發(イエン・チェンファ)三留まゆみ 柏豪(ボーハオ)
撮影:三本⽊久城
録⾳・⾳楽:種⼦⽥博邦
制作:太⽥明⼦/ 杉⼭亮⼀
編集:鈴⽊理
編集助⼿:三宅優⾥奈
台湾地図挿絵・題字:ヤマサキタツヤ
協⼒:全美戯院/ ⽇本台灣新聞社/ 台湾師範⼤学/ Chingwen Hsueh / 国⽴⾳楽⼤学/ ⼭本周史
配給:MAP|配給協⼒:ミカタ・エンタテインメント製作:映画「顔さんの仕事」製作委員会
2024/⽇本/カラー/64分/16:9 ©映画「顔さんの仕事」製作委員会
公式HP:https://mikata-ent.com/movie/1858 公式X: https://x.com/imazekifilm2024
8月31日より、新宿K’s cinemaほか全国順次公開!
★リンクは有り難いのですが、写真や記事の転載は固くお断りします。
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