韓国の現代史を描き大ヒットした映画『ソウルの春』来週公開!
2023年韓国で年間観客動員数第1位を記録し、『パラサイト 半地下の家族』を上回る1,300万人以上の観客動員で歴代級の大ヒットとなった『ソウルの春』が8月23日(金)より新宿バルト9ほか全国公開となります。
本作は、「粛軍クーデター」「12.12軍事反乱」などとも言われる韓国民主主義の存亡を揺るがした実際の事件を基に、一部フィクションを交えながら描かれ増す。
この荘厳な歴史大作にして圧倒的緊迫感に満ちた至高のエンターテインメントを作り上げたのは、国内外の映画ファンから熱烈な支持を集めるノワールアクション『アシュラ』などで知られる名匠キム・ソンス監督。
同作でもタッグを組んだ2大スタ―、ファン・ジョンミンとチョン・ウソンを再び主演に迎え、文字通りの歴史的傑作を誕生させました。
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大統領暗殺後、クーデターを決行するチョン・ドゥグァン保安司令官にファン・ジョンミンが演じ、劇的な変身を遂げた髪型でも観客を圧倒します。
首都警備司令官イ・テシンを演じるチョン・ウソンは、反乱軍を前に「撃ち殺せ」と命ずるその鬼気迫る表情は必見。
イ・テシンに首都警備司令官を命じる陸軍参謀総長チョン・サンホに名優イ・ソンミン。ほか、第9師団長ノ・テゴン役パク・ヘジュン、憲兵監のキム・ジュニョプ役キム・ソンギュンなど、韓国映画・ドラマで見ない日がないほどの主役級の実力派俳優が勢ぞろいしています。
8月13日に新宿バルト9での先行上映会にオンラインで舞台挨拶に登場したキム・ソンス監督は、19歳のときに自宅の近くで、劇中にも描かれた陸軍参謀総長が拉致される銃撃戦があった、という体験談から「再び二度とこのような悪いことは起きてはならない」との思い、そして「韓国の歴史が変わった、その日を克明に描いた映画をつくりたかった」という強い決意を語りました。
実在のモデルとして描かれる政治家たちのことは、日常のニュースで見聞きしていたり、本作に関連する事件を描いた『タクシー運転手 約束は海を越えて』を見ていたものの、ぼんやりとしかわかっていなかった韓国の現代史。
この映画をきっかけにあらためて全体像を学習しなければと思っていたところ、韓国映画に精通しているライターの西森路代さんがキム・ソンス監督にインタビューした記事があり、とても参考になりました。
良かったらご覧下さい。
https://crea.bunshun.jp/articles/-/49297?page=1
【STORY】1979年10月26日、独裁者とも言われた大韓民国大統領が、自らの側近に暗殺された。国中に衝撃が走るとともに、民主化を期待する国民の声は日に日に高まってゆく。しかし、暗殺事件の合同捜査本部長に就任したチョン・ドゥグァン保安司令官(ファン・ジョンミン)は、陸軍内の秘密組織“ハナ会”の将校たちを率い、新たな独裁者として君臨すべく、同年12月12日にクーデターを決行する。一方、高潔な軍人として知られる首都警備司令官イ・テシン(チョン・ウソン)は、部下の中にハナ会のメンバーが潜む圧倒的不利な状況の中、自らの軍人としての信念に基づき“反逆者”チョン・ドゥグァンの暴走を食い止めるべく立ち上がる。
『ソウルの春』
8月23日(金)新宿バルト9ほか全国公開
監督:キム・ソンス
脚本:ホン・ウォンチャン、イ・ヨンジュン、キム・ソンス
出演:ファン・ジョンミン、チョン・ウソン、イ・ソンミン、パク・ヘジュン、キム・ソンギュン、チョン・マンシク、チョン・ヘイン、イ・ジュニョク
2023年/韓国/韓国語/142分/シネマスコープ/5.1ch/字幕翻訳:福留友子/字幕監修:秋月望
原題:서울의 봄(英題:12.12:THE DAY)/G/配給:クロックワークス
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公式HP:https://klockworx-asia.com/seoul/ 映画公式X:@19791212theday
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