【台湾映画】第61回金馬獎終身成就獎 俳優の鄭佩佩(チェン・ペイペイ)と撮影の林文錦(リン・ウェンジン)に!
鄭佩佩は1960年代に人気を博し、胡金銓(キン・フー)監督の『大醉俠』はじめ多くの武侠映画に出演して「武侠クイーン」と呼ばれてきました。
一方で『情人石』や『蘭嶼之歌』などの文芸作品や、音楽劇『香江花月夜』でも素晴らしい演技を見せ、結婚後は一時第一線を退いていましたが、1990年代に復帰。2000年の李安(アン・リー)監督の『グリーン・デスティニー(原題:臥虎藏龍)』では、香港の金像獎で助演女優賞を受賞しました。
また、胡金銓監督の没後、アメリカの財団に協力し、遺品の整理や台湾の映画文化資産の保存に多大な貢献を果たしました。
そして、今年7月17日にアメリカで逝去されました。
今年91才になる林文錦は、台湾第一世代の映画技術者であり、たゆまぬ努力を重ね台湾映画界の重要なカメラマンとなりました。
ジャンルを超え多くの作品のカメラマンとして活躍し、半世紀近くおよそ200本の作品に関わり、後進の指導にも力を注ぎました。
国際派カメラマン李屏賓(リー・ピンビン)もまた、林文錦の弟子として研鑽を積んできたのです。
例年終身成就獎はこのように先に発表されますが、その他は10月2日にノミネート作品が発表され、11月23日に台北流行音樂中心で行われる授賞式で各賞が決まります。
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