【台湾映画】台湾の映像制作会社 瀚草影視(グリーナーグラスカルチャー/GrX)釜山国際映画祭で国際提携ラインナップを発表!
世界の映画祭では、映画の上映やコンペティションだけでなく、映画市場を盛り上げるべく、各国の投資家、配給会社、IPライセンス企業、メディアなどが集まる場が設けられ、作品の売買とともに各企業の戦略が披露されるイベントやセミナー、記者会見などが行われています。
近年国際提携が増えているため、この部門はどこも盛況となっています。
瀚草影視の曾瀚賢(ハンク・ツェン)は「弊社は近年、アメリカのドラマ制作モデルを学び、国際ストリーミングプラットフォームと提携し制作した作品が好成績を収めています。今後これまでの経験と成果を活かし、アジアのコンテンツクリエイター、投資家、各地域の販路を自らが<HUB(ハブ)>となり統合し、市場の需要に応じて創作を再解釈することで、ビジネスと運営の発展を加速し、コンテンツの開発、制作、配給を迅速に進め、時代のトレンドに合った映像作品の質と量を確保します」と語りました。
そして、瀚草影視が今後展開する国際的な合作ラインナップが紹介され、李沐(ムーン・リー)とジニョンが主演するラブストーリー映画『那張照片裡的我們』(仮題)、張鈞甯(チャン・チュンニン)と連炳發(リエン・ビンファ)が主演する犯罪ドラマシリーズ『The Outlaw Doctor: 化外之醫』、ホラー映画『黃衣小飛俠』、日本の作家・東山彰良氏のベストセラー小説『僕が殺した人と僕を殺した人』が原作のサスペンスドラマ、台湾の連奕琦(リエン・イーチー)監督(代表作「華燈初上~夜を生きる女たち~」)、日本の萩原健太郎監督(「東京喰種トーキョーグール」「ブルーピリオド」)による日台合作の歴史時代ドラマシリーズ『琥珀KOHAKU:黑夜的叛徒』(仮題)、その他グルメリアリティ番組『前進ミシュラン』、そして海外配信を担当する大型台湾韓国男性アイドルグループのバラエティ番組『Scool』など、さまざまなジャンルを跨ぐ作品が予定されていることが明かされました。
今回、映画『1977年的那一張照片』で主演を務める韓国俳優のジニョンは、「初めて台湾作品に出演します。脚本を拝見し、すぐにこのプロジェクトに参加したいと思いました」と語りました。
今年、映画『誰是被害者2(次の被害者2)』でアジア映像大賞の最優秀助演女優賞にノミネートされた李沐は、今回の作品について「デビュー作『誰是被害者(次の被害者)』で瀚草のチームと一緒に仕事をしました。再び瀚草とジニョンさんと共演できる機会をいただけて感謝しています。私達のお芝居から生まれる相乗効果がとても楽しみです」と笑顔で述べました。
張鈞甯主演の映画『默殺』は最近、中国で新台湾ドル43億元という驚異的な興行成績を記録。
多忙なスケジュールの中、この記者会見に参加した張鈞甯は、「『The Outlaw Doctor: 化外之醫』は、瀚草影視の革新的な脚本とテーマ選びが際立った作品です。この緊迫感のあるドラマに出演でき嬉しいです。連炳發さんとの共演も、最初はお互いコミュニケーションが難しかった状態から抜群のコンビネーションを発揮できるようになりました。とても貴重な経験でした」と語りました。
また、今後のコンテンツ選定について、コンテンツディレクターの何昕明は「これからは<癒し><爽快感><革新(常識を覆す)>の3つのコアコンセプトを基に市場の視聴者に対応していきます」と説明。
戦略投資部長の吳明憲は、「今後5年間で5,000万米ドルを投資し、「アジアの春」計画のもと、15本の華語ドラマと5本のアジアホラー映画を開発から制作まで進めていきます。この計画を通じて、各国・各地域の優秀なコンテンツクリエイターとの協力を広く呼びかけたいと考えています」と述べました。
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