第20回大阪アジアン映画祭全ラインナップ&スケジュール発表!
≪今回発表された作品概要≫
(リリースをもとに、一部情報を追記しています)
コンペティション部門
本映画祭の中核となる部門。ジャパンプレミア以上となるアジア映画(日本映画を含む)およびアジアと深い関係を有する映画を上映します。審査委員(3〜5名予定)により、グランプリ(最優秀作品賞)、来るべき才能賞等が選定されます。
『バイクチェス』 アジア初上映 2024年/100分/カザフスタン、フランス、ノルウェー
原題:Велошах/英題:Bikechess
監督:アセリ・アウシャキモワ (Assel AUSHAKIMOVA)
テレビ局の記者として働く主人公は、仕事に恋愛に充実の毎日を送っていた。しかしプロパガンダになっていく報道、妻のいる男との恋愛、レズビアンで活動家の妹の面倒に次第に疲れていく。鋭い視点とブラック・ユーモアで描く人間ドラマ。
『バウンド・イン・ヘブン』 日本初上映 2024年/109分/中国
原題:捆綁上天堂/英題:Bound in Heaven
監督:霍昕(フオ・シン)
フェイ・ウォンの歌が拠り所の主人公は、コンサートチケットを婚約者に取り上げられ、呆然とひとり会場へ赴く。そして生の歌声を聞かせてやると言う奇妙な男に出会う。ジョニー・トー作品などを手掛けた脚本家が描く壮絶な純愛。初監督作品。
『我が家の事』 世界初上映 2025年/99分/台湾
原題:我家的事/英題:Family Matters
監督:潘客印(パン・カーイン)
出演:曾敬驊(ツェン・ジンホア)、藍葦華(ラン・ウエイホア)
©️2025 Key In Films Ltd.
ごく普通の家族の歴史に脈々と引き継がれる秘密。その秘密によって苦しみ、引き裂かれ、再び結ばれる姿を、家族それぞれの視点から丁寧かつ滑稽に描く。『姉ちゃん』(OAFF2022)『できちゃった?!』(OAFF2023)のパン・カーイン監督による長編初監督作品。
『団地少女』 日本初上映 2025年/129分/タイ
英題:Flat Girls
監督:ジラサヤー・ウォンスティン (Jirassaya WONGSUTIN)
©️2025 GDH 559 CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED
警察官舎に暮らすふたりの女子高生は幼馴染。父親の役職のせいで生活レベルは違うが、互いに夢を語り合い深い絆で結ばれていた。しかし兄のような警官がふたりの前に現れてから、その絆が揺らぎはじめる。
『その人たちに会う旅路』 海外初上映 2024年/61分/韓国
原題:그를 마주하는 시간/英題:Journey to Face Them
監督:ファン・インウォン
スヨンはデートアプリで男性を漁ってはモーテルへ行く恋愛小説家。ある日、学生時代の先輩に10年前性加害をした教授を告発しようと誘われる。スヨンの複雑な心を繊細に描く。『姉妹の味』(OAFF2024)監督の長編初監督作。
『朝の海、カモメは』 日本初上映 2024年/113分/韓国
原題:아침바다 갈매기는/英題:The Land of Morning Calm
監督:パク・イウン
寂れた漁村で暮らすヨングク爺さんは、かつてベトナム戦争で海兵隊員だった頑固者。ある日、船員のヨンスがベトナム人の妻を残し行方不明になる。時代に取り残された人々の焦燥と閉塞に抗うヨングク爺さんの不器用な愛情が胸を打つ。
「ブルドーザー少女」(OAFF2022)監督最新作。
『ラスト・ソング・フォー・ユー』 日本初上映 ※特集企画<Special Focus on Hong Kong 2025>
2024年/104分/香港
原題:久別重逢/英題:Last Song For You
監督:梁禮彥(ジル・リョン)
出演:鄭伊健(イーキン・チェン)、陳卓賢(イアン・チャン)、 許恩怡(ナタリー・スー)、 蔡思韵(セシリア・チョイ)
夏の日、音楽を通して出会ったふたりの恋は永遠に続くと信じていた。しかし、別々の人生を歩み偶然再会した彼らには過酷な運命が待っていた。イーキン・チェンの若い頃をMIRRORのイアン・チャンが好演。高知ロケの美しい映像も見所。
『サバ』 日本初上映 2024年/95分/バングラデシュ
英題:Saba
監督:マクスド・ホセイン (Maksud HOSSAIN)
主人公サバは、脚が不自由で心臓の悪い母親と二人暮らし。ギリギリの生活の中、母親の手術費を稼ぐためバーで働き始めるが、金のために同僚を告発してしまう。都会の片隅で必死に生きるサバを通してバングラデシュの今が垣間見える作品。
≪神戸女学院大学国際学部協賛上映≫シンポジウムも開催予定。
『サイレント・シティ・ドライバー』 日本初上映 2024年/138分/モンゴル
原題:Чимээгүй хотын жолооч/英題:Silent City Driver
監督:ジャンチブドルジ・センゲドルジ
霊柩車の運転手として働く男は、盲目の父親を置いて夜ごと街へと繰り出す女に出会い、犬が飼い主を求めるようにつきまとう。やがて二人の生き様が重なり衝撃の結末を迎える。『セールス・ガールの考現学』(OAFF2022)監督の新作。
『トロフィー・ブライド』 日本初上映 2024年/114分/ベトナム
英題:The Trophy Bride
監督:ヴー・ゴック・ダン
貧しくても賑やかな家庭の主人公が、病院の御曹司に家族ぐるみで結婚詐欺を仕掛ける。クセが強いけど憎めない登場人物たちが繰り広げるハラハラの展開から目が離せない。ベトナムで大ヒット。『姉姉妹妹2』(OAFF2023)監督の新作。
『私たちの話し方』 日本初上映 ※特集企画<Special Focus on Hong Kong 2025>
2024年/132分/香港
原題:看我今天怎麼說/英題:The Way We Talk
監督:黄修平(アダム・ウォン)
出演:鍾雪瑩(チュン・セッイン)、游學修(ネオ・ヤウ)、吳祉昊(マルコ・ン)
聴覚障がいをもつ3人の若者。友情に支えられながら、それぞれの道を見出していこうとするが…。手話による会話を軽快なリズムで映し出し、障がいを持つ若者たちのエネルギー溢れる青春を描く感動作。
『狂舞派』『狂舞派3』(OAFF2014/21)監督最新作。本作でジョン・シュッイン(『作詞家志望』(OAFF2024))が金馬奨最優秀主演女優賞を受賞した。
『イェンとアイリー』 日本初上映 2024年/106分/台湾
原題:小雁與吳愛麗/英題:Yen and Ai-Lee
監督:林書宇(トム・リン)
出演:夏于喬(シア・ユーチャオ=キミ・シア)、楊貴媚(ヤン・グイメイ)、曾國城(サム・ツェン)、黃奇斌(ホアン・チービン)
©️Bering Pictures
同じ顔を持つふたりの女性。イェンは母を守るために父親を殺し、アイリーは演技のレッスンを通して自分の生き方を模索する。母と娘の運命を主軸に、静謐なモノクロ映像がふたつの時間軸を交錯させていく。キミ・シア、ヤン・グイメイ主演。
OAFF2014審査委員、『星空』(OAFF2012)、『夕霧花園』(OAFF2020)のトム・リン監督最新作。
※参考
【台湾映画】林書宇(トム・リン)監督の新作『小雁與吳愛麗』10月に台湾で公開
http://www.asianparadise.net/2024/08/post-66be2d.html
『代々木ジョニーの憂鬱な放課後』 世界初上映 2025年/109分/日本
英題:Yoyogi Johnny
監督:木村聡志
©️「代々木ジョニーの憂鬱な放課後」製作委員会
配給:SPOTTED PRODUCTIONS
僕の穏やかな日常が、何だか騒がしくなってきた。予測不能な出会いと別れにざわめき出す心。その時、代々木ジョニーは…。『違う惑星の変な恋人』の木村聡志監督が描く、ユーモラスでほろ苦い10代の青春群像。
BE:FIRSTらが所属するBMSG所属の日隠(KANON)が映画初出演・初主演を務める。
特別注視部門
まだポピュラーにはなっていなくても、今年、特に注視しておきたい潮流、才能を厳選してピックアップ!
『君と僕の5分』 海外初上映 2024年/103分/韓国
原題:너와 나의 5분/英題: 404 Still Remain
監督:オム・ハヌル
©️gozip studio
転校生ギョンファンは日本の音楽や漫画が大好きな少年。クラスに馴染めない彼に、人気者のジェミンが声をかける。次第にジェミンに惹かれるギョンファンは思い切って告白するが、いつの間にかゲイだと知れ渡っていた。
『そして大黒柱は……』 日本初上映 2024年/122分/フィリピン
英題:And the Breadwinner Is...
監督:ジュン・ロブレス・ラナ
フィリピンから台湾へ出稼ぎして家族を支えるバンビ。自分の仕送りで家を建て事業も成功し幸せに暮らしているとの言葉を信じて帰省するがすべて嘘。借金地獄が待っていた。フィリピンの大スター、バイス・ガンダ主演のドタバタ喜劇。
『ビッグ・ナイト』(OAFF2022)ジュン・ロブレス・ラナ監督新作。
『イケメン友だち』 日本初上映 2024年/117分/フランス
原題:漂亮朋友/英題:Bel Ami
監督:耿軍(ゲン・ジュン)
出演:張志勇(チャン・ジーヨン)、徐剛(シュー・ガン)、薛寶鶴(シュエ・バオハー)
カミングアウトした中年のゲイ男性は、若い理髪師に振られた男と出会い関係を深めていく。その複雑な関係に、精子提供を求めるレズビアンカップルが絡んできて…。ユーモアと皮肉を交え、アイデンティティ、自由、政治を掘り下げて描く。
金馬奬で最優秀主演男優賞、観客賞ほか4冠。
『ブラインド・ラブ 失明』 アジア初上映 2025年/150分/台湾
原題:失明/英題:Blind Love
監督:周美豫(ジュリアン・チョウ)
出演:吳可熙(ウー・カーシー)、劉敬(リウ・ジン)、林依晨(アリエル・リン)
外科医の父と美しく優しい母、可愛い弟と暮らすハンは、誰もが羨む完璧な家族。ある日ハンの前にミステリアスな女性が現れ、完璧な家族にほころびが出始める。抑圧された母親の欲望、少年が知ってしまう背徳を、艶やかに描く。
『父の初七日』などの劉梓潔(エッセイ・リウ)の原作小説を、林依晨(アリエル・リン)プロデュースで映画化。
※以下の短編は既報のhttp://www.asianparadise.net/2025/01/post-3315c1.htmlをご参照ください。
『ボクシングの日』『ヘンゼル:2枚の制服スカート』『愛に代わって、おしおきよ!』『屋上のレンピッカ』『恐るべき自動運転』『春二十三』『スズキ』『洗浄』
インディ・フォーラム部門
斬新で挑戦的な作品を紹介するインディ・フォーラム部門。気鋭の監督による作品を上映します。新しい才能の出現にご注目ください。なお、インディ・フォーラム部門で上映される日本映画を対象にニューヨークのジャパン・ソサエティーよりJAPAN CUTS Awardが授与されます。
『Good Luck』
2024年/104分/日本
英題:Good Luck
監督:足立紳
©️別府短編映画制作実行委員会
吉山太郎は自主映画を作る自称映画監督。自主映画のコンクールに入選し大分県に行くが、上映会で映画を厳しく批判されてしまう。翌日、太郎は昨日の映画を偶然観に来ていた砂原未希という女性に出会い、2人で一泊二日の小さな旅に出る。
『喜劇愛妻物語』『雑魚どもよ、大志を抱け!』の足立紳監督最新作。主演を『SUPER HAPPY FOREVER』の佐野弘樹と、『Chime』の天野はなが務める。ユニークな役柄で剛力彩芽、板谷由夏らも出演。別府短編映画祭の企画から生まれた長編作品。
『蒸発』 日本初上映
2024年/86分/日本、ドイツ
英題:Johatsu – Into Thin Air
監督:アンドレアス・ハルトマン、森あらた
©️HARTMANN Andreas, MORI Arata
日本では毎年、何千人もの人々が忽然と姿を消している。彼らは「蒸発者」と呼ばれ、人間関係のトラブルや借金など、様々な理由で失踪していく。失踪者と残された人々の心の葛藤、そして和解の道のりを映すドキュメンタリー。
※出演者の方々のプライバシー保護のため、ぼかしとAIディープフェイク技術による処理を一部行っています。
『よそ者の会』 ※「爽子の衝動」と併映
2023年/42分/日本
英題:The Outsiders’ Club
監督:西崎羽美
鈴木槙生は大学の清掃員として静かに働く傍ら、密かに爆弾作りに没頭している。ある日、構内で「よそ者の会」のポスターを目にし、興味を抱き会合に参加する。どこにいてもよそ者だと感じる。そんな「よそ者」たちが集まり…。
第18回田辺・弁慶映画祭にてキネマイスター賞を受賞。『ボクらのホームパーティー』(OAFF2022)監督の川野邉修一が主演を務めている。
『レイニー ブルー』 世界初上映
2025年/120分/日本
英題: Rainy Blue
監督:柳明日菜
映画同好会にただ一人所属する蒼は同郷の映画人・笠智衆を尊敬している。ある夏の放課後、蒼は部室からボロボロの脚本を見つけ、妄想をどんどん膨らませていく。熊本出身の高良健吾、中島瑠菜ほか、笠智衆の孫である笠兼三も出演。
『緑のざわめき -Saga Saga-』(OAFF2023)出演の柳明日菜主演。撮影時高校生だった柳が故郷・熊本を舞台に自身の実体験から脚本を手掛けた初監督作品。
『また逢いましょう』 世界初上映
2025年/91分/日本
英題:See You Again
監督:西田宣善
©️ Julia/Omuro
配給:オムロ
漫画家の優希は、父が事故で重体との報せを受け、東京から京都へと駆け付ける。無事退院した父は、リハビリのため介護施設ハレルヤへ。優希はそこで働く介護職員の洋子と出会い交流する中で、ハレルヤの仕事に関わるようになっていく。
OAFF2019オープニングフィルム『嵐電』の大西礼芳主演。『浜辺のゲーム』(OAFF2019)等のカトウシンスケ共演。中島ひろ子、田山涼成、筒井真理子らベテラン勢が脇を固める。
『素敵すぎて素敵すぎて素敵すぎる』 世界初上映
2025年/67分/日本
英題: So Beautiful, Wonderful and Lovely
監督:大河原恵
春田は交際中の千歳が別の女性と結婚する事を知る。式の当日、春田は結婚式に乗り込み、式を壊して逃走するが、カステラを乗せたバイクと衝突し、事故に遭う。目を覚ますとそこには千歳の顔をした‟カステラ”を名乗る男がいた。
監督・主演作 『みんな蒸してやる』で第7回下北沢映画祭グランプリ受賞、 第37回ぴあフィルムフェスティバル入選した大河原恵初長編作品。
『爽子の衝動』 ※「よそ者の会」と併映
2025年/45分/日本
英題:Soyoko
監督:戸田彬弘
四肢麻痺の父と2人暮らしの爽子は生活保護の申請をしているが、水際作戦によってなかなか審査が通らない。福祉サービスも充分でない中、新人訪問介護士・サトがやってきたことである問題が起こり…。『市子』の戸田彬弘監督最新作。
監督の戸田は『名前』でOAFF2018クロージング作品に選出。また、『コントラ』(監督アンシュル・チョウハン)でOAFF2020最優秀男優賞を受賞した間瀬英正が本作に父親役で出演している。
『蔵のある街』 世界初上映
2025年/103分/日本
英題:The Tales of Kurashiki
監督:平松恵美子
©️2025 つなぐ映画「蔵のある街」実行委員会
配給:マジックアワー
高校生の蒼は、ある日幼なじみの紅子の兄で自閉症の恭介が騒ぎを起こしている場に出くわす。蒼は二人を助けようと「この街に本物の花火を上げる」と約束するが、その約束が昔ながらの街に思いがけない波乱を呼び起こして…。
山田洋次監督作品の助監督・共同脚本家を経て、『ひまわりと子犬の7日間』で監督デビューを果たした実力派・平松恵美子監督作。倉敷出身でフィギュアスケーターの高橋大輔が出演している。
『V. MARIA』 世界初上映
2025年/94分/日本
英題:V. MARIA
監督:宮崎大祐
配給:MMJ
母の突然の死後、遺品整理をしていたマリアは、「MARIA」と名付けられた再生できないデモテープを見つける。母の秘密を知るためにライブハウスへと向かったマリアは、ヴィジュアル系と呼ばれる奇天烈な音楽と出会っていく。
『VIDEOPHOBIA』(OAFF2020)、『北新宿2055』(OAFF2022)の宮崎大祐監督最新作。創立30周年を迎えたメディアミックス・ジャパンによる劇場⽤映画企画・プロデュースプロジェクト「M CINEMA」の第一弾。
※以下の短編は既報のhttp://www.asianparadise.net/2025/01/post-3315c1.htmlをご参照ください。
『天使の集まる島』『だからなに』『サラバ、さらんへ、サラバ』『街に溶ける』『To Be A Woman』
特集企画<タイ・シネマ・カレイドスコープ2025>
万華鏡の模様のように、それぞれが異なる個性を放つ魅力的な作品を特集します。
『Lahn Mah(原題)』 2024年/125分/タイ
原題:Lahn Mah/英題:How to Make Millions before Grandma Dies
監督:パット・ブーンニティパット
©️2024 GDH 559 CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED
配給:アンプラグド
エムは遺産目的で末期患者の祖母の看病を始めるが、厳格で気難しい祖母に手を焼く。毎日一緒に暮らし、早起きし、仕事を手伝い、病院にも行く。祖母に寄り添って日々を過ごすうちにエムの気持ちは変化していくのだった。
タイ映画史上初、アカデミー賞国際長編映画部門ショートリスト入り。製作は『ハッピー・オールド・イヤー』(OAFF2020)、『ふたごのユーとミー 忘れられない夏』(OAFF2023)等で知られるGDH。
『青春2001』 日本初上映 2024年/130分/タイ
英題:In Youth We Trust
監督:プティポン・ナークトーン
©️2024 NERAMITNUNG FILM CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED
スラム街で虐げられていた若者は刑務所で友情を得るが、暴力に満ちた世界で仲間たちと共に駆け抜けた日々の先に待つのは、希望か、それとも破滅かー。『四天王』(OAFF2022)プティポン・ナークトーン監督の新作。
『ムエタイ・ハッスル』 日本初上映 2025年/117分/タイ
英題:Muay Thai Hustle
監督:ピン・ラムプラプルーン(Ping LUMPRAPLOENG)
落ちぶれ気味のムエタイ選手は、よりによって親友の善意が仇となり試合に負けてしまう。再びリングに戻るため、伝説の3人のトレーナーを探し出し修行することを決意!強烈なジョーク、伝説のパロディの連打が爽快なぶっ飛びコメディ!!
『いばらの楽園』 日本初上映 2024年/130分/タイ
英題:The Paradise of Thorns
監督:ボス・グーノー(Boss KUNO)
©️2024 GDH 559 CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED
恋人と念願のドリアン農園を手に入れ結婚するはずだった主人公。突然の事故で恋人を亡くしてから、恋人の家族に農園をじわじわと乗っ取られてしまう。愛憎入り混じる人間関係に、固唾をのむこと請け合いのエンターテインメント作品。
俳優、シンガーソングライター、音楽や映画のプロデューサーなど、各分野でマルチな才能を発揮するジェフ・サターの映画初出演・主演作。
『タクリー・ジェネシス』 日本初上映 2024年/146分/タイ
原題:ตาคลีเจเนซิส/英題:Taklee Genesis
監督:チューキアット・サックウィーラクン
©️2024 NERAMITNUNG FILM CO., LTD. ALL RIGHT RESERVED
タクリー郡の森で真夜中に催される秘密の儀式。隠れて見ていたステラは、父親が閃光に包まれ消えるのを目撃する。30年後ステラは、父親の失踪にある物体が関係することを知る。圧倒的スケールで描くタイムリープ・エンタテインメント。
「ミウの歌~LOVE OF SIAM」(OAFF2009)監督の最新作。
※以下の短編は既報のhttp://www.asianparadise.net/2025/01/post-3315c1.htmlをご参照ください。
『私たちの愛しい旅路』
特集企画<台湾:電影ルネッサンス2025>
活況を呈する台湾映画の“今”を感じることのできる作品を、幅広く特集します。
『破浪男女』日本初上映 2024年/105分/台湾
原題:破浪男女/英題:The Chronicles of Libidoists
監督:楊雅喆(ヤン・ヤーチェ)
出演:吳慷仁(ウー・カンレン)、劉主平(リウ・ジューピン)、梁湘華(リャン・シャンホア)、柯煒林(ウィル・オー)
©️2024 16cc Company Limited. All Rights Reserved.
配給:ハーク
『人魚姫』の人魚を少年とした再解釈版。親密さやアイデンティティが断絶された世界で繋がりを求めることの複雑さを、台北のセックス・シーンを背景に大胆に描く。OAFF選出『GF*BF』『血観音』のヤン・ヤーチェ監督最新作。
『Brotherブラザー 富都(プドゥ)のふたり』で金馬賞最優秀男優賞を受賞したウー・カンレンらが出演。
※参考
2024台北電影節開幕!楊雅喆(ヤン・ヤージャ)監督の新作『破浪男女』プレミア!
http://www.asianparadise.net/2024/06/post-e393bf.html
『鬼才の道』日本初上映 2024年/110分/台湾
原題:鬼才之道/英題:Dead Talents Society
監督:徐漢強(ジョン・スー)
出演:陳柏霖(チェン・ボーリン)、張榕容(チャン・ロンロン)、王淨(ワン・ジン)、姚以緹(ヤオ・イーティ)、百白(バイバイ=白靜宜)、瘦瘦(Soso=曾威豪)
©️Activator Co., Ltd.
若くして亡くなった、引っ込み思案で地味な女の子。幽霊となった彼女は、人間を怖がらせないと消滅してしまうと知り、恐怖の特訓を始める。チェン・ボーリンなど豪華なキャストで贈る、笑って泣けるオカルト・コメディ。
『返校 言葉が消えた日』のジョン・スー監督最新作。
※参考
台湾の霊界コメディ映画『鬼才之道』ヒット中!陳柏霖(チェン・ボーリン)が歌も披露!
http://www.asianparadise.net/2024/08/post-32ca8b.html
『イェンとアイリー』『我が家の事』はコンペティション部門を、『ブラインド・ラブ 失明』は特別注視部門を参照。
※以下の短編は既報のhttp://www.asianparadise.net/2025/01/post-3315c1.htmlをご参照ください。
『晩風』『寂しい猫とカップケーキ』
特集企画<Special Focus on Hong Kong 2025>
多様な顔を見せる香港映画の現在を、幅広く特集します。
『All Shall Be Well(英題)』 日本初上映 2024年/93分/香港
原題:從今以後/英題:All Shall Be Well
監督:楊曜愷(レイ・ヨン)
出演:區嘉雯(アウ・ガーマン)、太保(タイポー)、李琳琳(マギー・リー)
©️2023 Mise_en_Scene_filmproduction
配給:Foggy
60代のレズビアンカップルのアンジーとパットは、長年支え合って生きてきた。しかしパットが急死したことで、葬儀や遺産を巡って、それまで良好な関係だったパットの親族とアンジーの間に溝が生まれてしまい…。
『ソク・ソク』のレイ・ヨン監督の最新作。ベルリン国際映画祭2024にて、優れたLGBT映画に与えられるテディ賞を受賞。
『ラスト・ダンス <ディレクターズカット>』 世界初上映 2025年/139分/香港
英題:The Last Dance <Director’s Cut>
監督:陳茂賢(アンセルム・チャン)
出演:黄子華(ダヨ・ウォン)、許冠文(マイケル・ホイ)、衛詩雅(ミシェル・ワイ)
©️2024 Emperor Film Production Company Limited ALL RIGHTS RESERVED
パンデミックにより、葬儀社に転職したダオシェン。当初は指南役のマンと衝突するが、彼と仕事をするうちに人生観に変化が生まれていく。マイケル・ホイとダヨ・ウォンは32年ぶりの共演。ディレクターズカット版は世界初上映となる。
『ラスト・ソング・フォー・ユー』『私たちの話し方』はコンペティション部門を、『眩光』は既報のhttp://www.asianparadise.net/2025/01/post-3315c1.htmlをご参照ください。
特別招待作品部門
アジアの華やかな話題作を上映します。
『PAGTATAG! ザ・ドキュメンタリー』 日本初上映 2024年/73分/フィリピン
英題:PAGTATAG! The Documentary
監督:ジェッド・レガーラ(Jed REGALA)
©️1Z ENTERTAINMENT, FIRSTLIGHT STUDIOS
「GENTO」で世界に名を轟かせた、キングオブP-POP(フィリピンPOP)グループ“SB19”。本作は彼らのワールドツアーに密着したドキュメンタリーであると同時に、大きな試練に立ち向かう不屈の精神と決意の物語でもある。
『6時間後に君は死ぬ』日本初上映 2024年/91分/韓国、日本
原題:6시간 후 너는 죽는다/英題:You Will Die in 6 Hours
監督:イ・ユンソク
©️ 2024, Mystery Pictures, ALL RIGHTS RESERVED
配給:クロックワークス
日本の推理作家・高野和明の同名小説を韓国で映画化。30歳の誕生日。ジョンウは道ですれ違った男に、「6時間後に殺される」と告げられる。半信半疑のジョンウは、男と行動を共にしていくが…。NCTのジェヒョン初主演作。
プチョン国際ファンタスティック映画祭・観客賞受賞。監督は日本映画学校(現:日本映画大学)で今村昌平監督に師事した、『雨時々晴れ』(OAFF2015)のイ・ユンソク。
スペシャル・オープニング『愛の兵士』、特別上映『蒙古馬を殺す』は既報の以下を参照。
http://www.asianparadise.net/2025/01/post-3315c1.htmlを参照。
クロージング『桐島です』は既報の以下を参照。
http://www.asianparadise.net/2025/02/post-cfdb06.html
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