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2025/02/26

台北電影節の新主席に廖慶松(リャオ・チンソン)!

0226tff 台北電影節の新主席に、編集界のレジェンド廖慶松(リャオ・チンソン)が就任することが発表されました。
このポストは歴代台湾映画人の重鎮が務め、廖慶松は昨年までの易智言(イー・ツーイエン)監督からバトンを受け継ぐことになります。
廖慶松は「"花は咲くべき時に咲くべき"」と心境を述べ、「これは受け入れなければならない挑戦であり、責任と専門的な知識を持ち、新しい世代の映画クリエイターを積極的に育成し、"固定観念を打ち破り、新しい視点を受け入れる"という姿勢で、この映画祭とともに台湾の映画界に更に貢献していきたい」と語りました。

※写真はサムネイルをクリックすると別ウィンドウで拡大表示します

廖慶松は台湾映画界で40年編集に携わってきたレジェンドで、手がけた作品は100本を超えます。
1978年の『汪洋中的一條船』から金馬獎ノミネートの常連で、『恋恋風塵(原題:戀戀風塵)』、『悲情城市』、『黒衣の刺客(原題:刺客聶隱娘)』など、侯孝賢(ホウ・シャオシェン)や楊德昌(エドワード・ヤン)、萬仁(ワン・レン)、柯一正(クー・イージャン)らと共に台湾ニューウェイブ時代から台湾映画を支えてきました。
その功績を讃え、2018年に金馬獎の特別貢獻獎に輝いています。
また、台北電影節では國際新人監督コンペティションの審査委員長や、新人監督長編ワークショップのコンサルタントとして新世代の育成に力を注ぎました。

さらに、「台北電影節は新しい世代の映画クリエイターの育成だけでなく、監督、俳優、裏方スタッフの育成支援にも力を入れることで、"台湾映画を後押しする場"になることを期待している。台湾映画の更なる発展には、常に新しい血の導入が必要であり、映画祭はこの責任を担い、台湾映画に活力を与えるべきだ。そして、若い映画人たちには、困難に立ち向かい、新たな視点と可能性を探求しながら創造性を楽しんでほしい」と語りました。

この度主席の座を退いた易智言監督は、「交代は必要かつ必然的なプロセスである。4年間の在任中、映画祭のシステムと若手クリエイターの両方から多くのものを得てきた。台北電影節を通して若手映画作家の無限の創造性と勇気を目の当たりにしたことは、私にとってたいへん貴重な経験となった。これからも"反逆、疑問、挑戦"の精神を抱き続け、より多くの国際交流を通じて台湾と世界の映画界との交流を促進し、新人監督により多くの機会を提供することを望んでいる」と語っています。

第27回台北電影節は、6月20日から7月5日まで開催され、授賞式は7月5日に台北の中山堂で行われます。

★リンクは有り難いのですが、写真や記事の転載は固くお断りします。

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