第20回大阪アジアン映画祭スペシャル・オープニングセレモニー開催!
3月14日に開幕した第20回大阪アジアン映画祭のメイン会場ABCホールの上映初日となる3月19日(火)に、ゲストを迎えてのスペシャル・オープニングセレモニーが開催されました。
スペシャル・オープニング作品、カザフスタンのミュージカル映画『愛の兵士』の日本初上映に先立ち行われたセレモニーでは、上映作品67作品中、フランス、ポルトガル、ドイツ、香港、日本、カザフスタン、韓国、フィリピン、台湾、タイの18作品から、監督、出演者など30名を超えるゲストが登壇しました。
セレモニーでは、まず大阪映像文化振興事業実行委員会委員長の上倉庸敬より「映画は画面に映っていないものを映し出し、そこに響いていない言葉に耳を傾けさせるものです。映画の作り手と観客の皆様と共に過ごしてきた20年は、私たち映画祭にとって至福の時間でした」と、20回を迎えることができたことへの感謝が述べられました。
続いて、大阪市長挨拶が代読され、「大阪市では、市民の皆様に多彩なアジア映画の魅力をお楽しみいただき、映像文化の裾野を広げていけるよう、また、大阪を映像文化の創造と発信、交流と人材育成の拠点とすることをめざして「大阪アジアン映画祭」を開催しており、今回、本映画祭は節目となる第20回を迎えることができました。」と、「大阪発。日本全国、そしてアジアへ!」をテーマに20回を迎えることができたことへの喜びが伝えられました。
ゲストを代表して、スペシャル・オープニング作品『愛の兵士』のファルハット・シャリポフ監督が「コンニチワ!オオサカです!」と日本語で挨拶すると、会場はあたたかい笑いに包まれました。映画祭が20回を迎えることへのお祝いの言葉に続いて、「一緒に心から映画祭を楽しみましょう」と会場に語りかけると、会場は大きな拍手に包まれ、第20回大阪アジアン映画祭のメイン会場となるABCホールでの上映が開幕しました。
※写真はクリックすると別ウィンドウで拡大表示します
登壇者(18作品、32名)
≪フランス、ポルトガル≫
『イケメン友だち』 耿軍(ゲン・ジュン) (監督)
≪日本、ドイツ≫
『蒸発』 アンドレアス・ハートマン(監督)、森あらた(監督)
≪香港≫
『私たちの話し方』 黄修平(アダム・ウォン) (監督) ※芳泉短編賞審査委員
≪日本≫
『天使の集まる島』 堀井綾香(監督)
『Good Luck』 足立伸(監督)、足立晃子(プロデューサー)
『レイニー ブルー』 柳明日菜(監督・主演)、濵島玲恵(プロデューサー)、小沢まゆ(出演)、夏都愛未(出演)
『素敵すぎて素敵すぎて素敵すぎる』 大河原恵(監督・主演)
『V. MARIA』 宮崎大祐(監督)
≪カザフスタン≫
『愛の兵士』 ファルハット・シャリポフ(監督) ※コンペティション部門審査委員
≪韓国≫
『その人たちに会う旅路』 ファン・インウォン(監督)、ソックィ(出演)
『君と僕の5分』 オム・ハヌル(監督)
≪フィリピン、日本≫
『この場所』 ハイメ・パセナ2世(監督)、レオヴィ・マルケス(プロデューサー)
エンジェル・トーマス(プロデューサー)
≪台湾≫
『寂しい猫とカップケーキ』 ヤン・リン(監督)
≪タイ≫
『団地少女』 ジラサヤー・ウォンスティン(監督)、ギラナー・ピタヤゴン(出演)、
ファティマー・デーチャワリークン(出演)、パコーン・チャットボリラック(出演)
『私たちの愛しい旅路』 タパニー・ルースワン(監督)、チョンラシット・ウパニキット(プロデューサー)
『ムエタイ・ハッスル』 ピン・ラムプラプルーン(監督)、ワニダー・チャットピリヤクン(プロデューサー)
『いばらの楽園』 ワンルディー・ポンシッティサック(プロデューサー)、ジラ・マリクン(プロデューサー)
『タクリー・ジェネシス』 ワナラット・ラッサミーラット(出演)
第20回大阪アジアン映画祭は3月23日(日)まで、ABCホール、テアトル梅田にて、19の国と地域から全67作品(世界初上映19作、海外初上映6作、アジア初上映4作、日本初上映31作)を上映、85名を超えるゲストを迎えて開催されます。
3月23日(日)には映画「桐島です」の上映に先立ち、クロージングセレモニーが開催されます。クロージングセレモニーでは、グランプリ(最優秀作品賞)、来るべき才能賞、JAIHO賞、薬師真珠賞、JAPAN CUTS Award、芳泉短編賞、観客賞が発表となります。
≪映画祭概要≫
名称:第20回大阪アジアン映画祭(OSAKA ASIAN FILM FESTIVAL 2025)
会期:2025年3月14日(金)から3月23日(日)まで
上映会場:ABCホール、テアトル梅田、T・ジョイ梅田、大阪中之島美術館
公式HP:https://oaff.jp
主催:大阪映像文化振興事業実行委員会(大阪市、一般社団法人大阪アジアン映画祭、大阪商工会議所、公益財団法人大阪観光局、朝日放送テレビ株式会社、生活衛生同業組合大阪興行協会、株式会社メディアプラス)
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コメント
"The Chronicles of Libidoists"、かなり攻めてますね。国内版だとモザイク処理ですね。
河瀬さんの"二つ目の窓"のように水中はどうなんでしょう。
"Yen and Ai-Lee"、なんだかんだで自分好きだったんですね。
泰国の"The paradise of Thorns"も時代に沿って良かったです。
投稿: しんや | 2025/03/20 18:10