台湾のサスペンス映画『刺心切骨』4月18日台湾で公開!
監督は主演のふたりにリアルな競技シーンを要求し、曹佑寧と劉修甫(リウ・ショウフー)は演技も含め9ヶ月間の専門的なトレーニングを受けました。
かつて大学野球選手として台湾代表という経歴を持つ曹佑寧は「トレーニング初日に、こんなに大きな挑戦になるとは思っていませんでした。思うように身体が動かず、自信が傷つきました」と語り、劉修甫は「フェンシングには頭脳トレーニングも必要です」と、慣れないトレーニングにかなり苦労したようです。
劇中の兄弟ふたりの性格は全く異なり、ピュアな弟と陰険な兄という設定。
かねてよりダークな悪役に挑戦してみたいと思っていた曹佑寧は、すべてをコントロールできると考え、優越感を持つ役に全力投球しました。
弟役の劉秀浦は「兄を愛しているけど、様々な問題でシーンごとに感情の変化を繊細に演じなければならない」と、難しさを吐露。
ふたりの母親を演じる丁寧は、これまで演じた母親役の中でも最もプレッシャーが大きかったそうです。
極度に抑圧された状態を表現するために、「撮影中ずっと、非常にタイトで薄い鉄のスーツを着ている自分を想像していました」と明かしました。そして試写を見た後、「子どもたちはそれぞれ個性が光り、てとても感動しました」と語りました。
丁寧について劉修甫は、「母に平手打ちをされるシーンがあり、ブロックし続けましたが、そうでなければ本当に殴られていたでしょう。それほどの迫力でした」
一方の曹佑寧も「初めて会ったとき、彼女の強力なオーラに衝撃を受けました。リハーサル室でストレッチをしていた彼女に鏡越しに挨拶した時、横顔の鋭い眼に圧倒されましたが、すぐに微笑んで挨拶を返してくれたことが忘れられません」ということです。
<ストーリー>
かつて優れたフェンシング選手だった兄は、競技会での暴走行為により投獄される。そのため、同じくフェンシングを学んでいた弟はチームメイトから疎まれていた。
母親の意図的な妨害により兄は家族との連絡をほぼ絶ってしまうが、実は刑務所から釈放されるまで、兄弟は母親に内緒でに会っていた。
兄弟は親密になるにつれ、弟は過去の事実が複雑であることに徐々に気付いていく。もしかしたら、自分が思っていた兄とは違うかもしれない、そして暗い闇が迫ってくるのを感じる…。
『刺心切骨』
監督:劉慧伶(リウ・フイリン)
出演:曹佑寧(ツァオ・ヨウニン)、劉修甫(リウ・ショウフー)、丁寧(ディン・ニン)
台湾で4月18日より公開
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