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2025/05/02

2025第27回台北電影節のオープニングは『96分鐘』、クロージングが『進行曲』!

0502tff1 7月5日に開幕する2025第27回台北電影節、オープニングとクロージング作品が発表になりました。
オープニングは洪子烜(ホン・ズーホン)監督の台湾新幹線を舞台にしたアクション・サスペンス 『96分鐘』で、林柏宏(リン・ボーホン)、宋芸樺(ビビアン・ソン)、王柏傑(ワン・ボージエ)、李李仁(リー・リーレン)、姚以緹(ヤオ・イーティ)、蔡凡熙(ツァイ・ファンシー)、李銘忠(リー・ミンジョン)という豪華な顔ぶれが揃っています。
台湾版『新幹線大爆破」といったところでしょうか。

クロージングが、メガヒットシリーズ『角頭』の姜瑞智(ジャン・ルイチー)監督による青春映画『進行曲』です。
メインキャストの新世代俳優たちを、李李仁(リー・リーレン)、馬志翔(マー・ジーシアン)、黃迪揚(ホアン・ディーヤン)ら実力派が脇を固め、映画音楽の第一人者の侯志堅(ホウ・ジーシェン)を音楽監督に迎え、盤石の体制で創り上げられました。

※写真はクリックすると別ウィンドウで拡大表示します

050296minute1 『96分鐘』は、『狂徒』(2018年)など台湾で数少ないアクション映画を生み出す新進気鋭の監督、洪子烜の新作。脚本の構想から完成まで9年かけ、撮影では臨場感を出すため、台湾初の高速鉄道車両用スタジオを建設し、ハリウッドのバーチャルアート技術を導入、1億元以上を費やして超リアルなシーンを実現しました。
主役は、林柏宏(リン・ボーホン)演じる爆弾処理の専門家と、その新妻を演じる宋芸樺(ビビアン・ソン)。ふたりは台北から高雄に向かう新幹線の中で爆弾による危機に遭遇、生死を分ける96分間、乗客全員の運命は彼らの手に委ねられている…という物語。

050296minute2 林柏宏は「主演作が台北電影節のオープニング作品に選ばれたのはこれが初めてです。とても光栄です」と、興奮気味に語りました。
一方の宋芸樺は「今年は台北電影節のアンバサダーに就任できて光栄な上に、思いがけずこの作品がオープニング作品がに選ばれ、二重の喜びです。『96分鐘』は素晴らしい脚本だと思います」 。
2人はまた「皆さんと一緒にワールドプレミアを見るのを楽しみにしています」と語りました。

0502march1 クロージングの『進行曲』は、『ハーバー・クライシス<湾岸危機>BLACK&WHITE EPISODE1(原題:痞子英雄 首部曲 全面開戦』の脚本家陳慧如(チェン・フイルー)と、『僕たちの歌をもう一度(原題:聽見歌再唱)』のプロデューサー陳宏元(チェン・ホンユエン)が共同で企画し、完成までに6年を要した作品。
台北電影節が潜在能力溢れる期待の新星を選ぶプロジェクト「非常新人(supernova)」の牧森(ムー・セン)、余杰恩(ユー・ジエオン)、そして新世代俳優劉育仁(リウ・ユーレン)が主演し、吹奏楽部存続の危機に直面し、体制に抵抗して自分たちの夢を追い求める高校生たちを描いています。

0502march2 牧森はこの役を演じるために身体的なトレーニングに全力を注いだだけでなく、トランペットも訓練。
余杰恩は、役を完璧に演じるために、20キロの太鼓を背負って1日8時間、週3日、行進の練習をし、手が血だらけになり骨折したこともあるそうです。しかし「今回の経験で、俳優という仕事に深くのめり込みました。とても幸せです」と意気揚々。

2025第27回台北電影節は、6月20日から7月5日まで台北で開催されます。

★リンクは有り難いのですが、写真や記事の転載は固くお断りします。

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