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2025/09/09

第21回大阪アジアン映画祭クロージング作品『好い子』世界初上映舞台挨拶レポート!

0909oaff1 第21回大阪アジアン映画祭が閉幕し、クロージング・セレモニーに続いて、シンガポール発ドラァグクイーンと家族の再生を描いた映画『好い子(原題:好孩子)』がクロージング作品として世界初上映されました。
本作は、自分を拒絶した父の死をきっかけに、実家に戻ったドラァグクイーン。認知症の母、理解しあえない兄。バラバラになった家族を繋ぎとめたのは、とっさについた「私はあなたの娘」という嘘。ドラァグクイーン姿の息子を“娘”と信じた認知症の母との時間が、過去を受け入れ、かたくなだった心をほぐしていく。本当の自分を見つけるまでの愛おしい時間をチャーミングに描きながら、多様な家族の在り方を描いたヒューマンドラマです。

※画像はクリックすると別ウィンドウで拡大表示します

以下、公式レポートです。

0909oaff4 シンガポール初の2022年金馬奨最優秀主演女優賞にノミネートされた名優ホン・フイファンさんが、「日本の皆さま、こんにちは。私はホンです。」と日本語で挨拶すると、「私はワンです。」、「私はリッチーです。」とワン・グォシン監督、リッチー・コウさんも続いて日本語で挨拶し、会場はあたたかい拍手に包まれた。
ドラァグクイーンのアーハオの外見の美しさと内面の葛藤を演じたリッチー・コウさんは「肉体的、精神的にも非常にプレッシャーを感じた」と役作りについて語り、そうした中でワン監督、指導の先生に助けて頂いたことへの感謝を述べた。

0909oaff3 シンガポール初の2022年金馬奨最優秀主演女優賞にノミネートされた名優ホン・フイファンは、本作でドラァグクイーンの息子を娘と思いこむ認知症の母親を演じた。この企画を知ったとき、「認知症だとしても、息子を娘と思い込むことなんかあるんだろうか」と疑問をもったという。しかし実在の人物の体験をもとに翻案した脚本を読み進める中で、いくつかの場面に感動し、この物語を受け入れることができ、「役作りにも自然に入り込むことができ、素晴らしい作品に参加することができた」と喜びを語った。

0909oaff2 ワン・グォシン監督は、新世代のシンガポール映画界を牽引する存在として注目を集めている。「『好い子』が日本で世界初上映を迎えることができ、心よりお礼申し上げます」と満面の笑みを浮かべた。登壇前のインタビューで日本の記者に「『好い子』から、人間に対するやさしさ、こころがあたたまるような場面をみることができた」と言われたエピソードを披露し、「観客の皆さんにもシンガポール映画からシンガポールなりの人間、家族のあたたかさ、やさしさを感じて頂けることを願っています」と挨拶すると、会場は大きな拍手に包まれた。

『好い子』 世界初上映
2025年/105分/シンガポール
原題:好孩子/英題:A Good Child
監督:ワン・グォシン (ONG Kuo Sin/王國燊)
出演:リッチー・コー(Richie KOH/許瑞奇)、ホン・フイファン
(HONG Hui Fang/洪慧芳)、ジョニー・ルー(Johnny LU/路斯明)、
チャーリー・ゴー(Charlie GOH/吳清樑)、シェリル・チョウ(Cheryl
CHOU/周智慧)
©️ALL RIGHTS RESERVED © 2025 BYLEFT PRODUCTIONS

ドラァグクイーンの阿好は、父の死をきっかけに認知症の母がいる実家に
戻る。阿好を“娘”と信じ込んだ母は、娘とその仲間たちを受け入れ、新たな思い出を作っていく。過去の確執を乗り越え関係が深まる中で、母は阿好にある秘密を打ち明け…。
『男兒王』(2020年金馬奨衣裳デザイン&メイク賞)で注目される、ワン・グォシン監督の最新作。『花路阿朱媽』でシンガポール初の2022年金馬奨最優秀主演女優賞にノミネートされたホン・フイファンが、認知症の母親役を熱演。となります。

★リンクは有り難いのですが、写真や記事の転載は固くお断りします。

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