第26回東京フィルメックス/TOKYO FILMeX 2025 11月21日(金)~11月30日(日)開催!
『太陽は我らの上に』オープニング
2011年のフィルメックス特別招待作品『人山人海』、2017年のコンペティション作品『氷の下』に続く蔡尚君監督の長編第4作。9月のヴェネツィア国際映画祭コンペティション部門でワールドプレミアされ、主演の辛芷蕾(シン・ジーレイ)が最優秀女優賞に輝いた話題作。
<ストーリー>
きっかけは、病院での偶然の再会だった。かつて恋人関係にあったメイユンとバオシュウは、長い別離を経て、再びお互いの人生に深く関わることになる。メイユンには既婚者の恋人がおり、彼の子どもを妊娠したばかりだった。だが、刑務所を出て同じ街で暮らすバオシュウが末期がんだと知り、メイユンは彼を自らのアパートに迎え入れ、治療に専念させようとする。
『大地に生きる』クロージング
急速に変化する1990年代の中国農村部を10歳の少年の目から描いた霍猛監督の長編第3作。今年2月のベルリン国際映画祭コンペティション部門でワールドプレミア上映され、最優秀監督賞を受賞。
<ストーリー>
1991年の中国。3人きょうだいの末っ子チュアンは、家族と離れ、別の村の親戚に預けられる。両親が兄姉を連れて南部の都市・深圳に出稼ぎに行くことになったからだ。大家族のなかで元の苗字のまま生活している彼は、村に完全な帰属意識を持つことができずにいたが、それでも曾祖母やおばの愛情に包まれながら日々を過ごす。10歳の少年の目を通して、激動期の中国の知られざる一面が描かれる。
第26回東京フィルメックス プレイベント上映
【香港ニューウェーブの先駆者たち:M+ Restored セレクション】
『董夫人レストア版』
THE ARCH(董夫人) / 香港 / 1968 / 95分
監督:トン・シューシュン ( T'ANG Shushuen 唐書璇)
南カリフォルニア大学で学んだ女性監督・唐書璇(トン・シューシュン/セシリア・トン)の初監督作に
して代表作。香港の既存の映画産業外で製作され、独立作品として公開された最初の映画でもある。17
世紀中国を舞台に、夫の死後も婚家に尽くしていた董(とう)夫人が、自宅に滞在する兵士への恋情と貞
淑を重んじる道徳規範との間で引き裂かれる。1969年のカンヌ国際映画祭の第1回監督週間などで上映、
1971年の金馬奨で女優賞など4冠を受賞した。
『ザ・システム レストア版』
THE SYSTEM(行規) / 香港 / 1979 / 88分
監督:ピーター・ユン ( Peter YUNG 翁維銓)
撮影監督として活躍し、インディペンデント映画の先駆者でもあった翁維銓(ピーター・ユン)の長編監
督デビュー作。キン・フー作品の常連俳優・白鷹(パイ・イン)演じる麻薬取締捜査官が、様々な権謀術
数を駆使して麻薬王の逮捕に挑む姿をスリリングに描く。ドキュメンタリー制作の経験を生かし、警察・
情報提供者・麻薬密売人の複雑な関係性や攻防をリアルに描いた画期的な犯罪ドラマ。
『愛殺 レストア版』
LOVE MASSACRE(愛殺) / 香港 / 1981 / 91分
監督:パトリック・タム ( Patrick TAM 譚家明)
ウォン・カーウァイ監督の『欲望の翼』などの編集でも知られる香港ニューウェーブ初期の代表的監督・
譚家明(パトリック・タム)の鋭い才気が爆発するサイコスリラー。サンフランシスコを舞台に、失恋し
た友人を助けようとした女子大生が思わぬ恐怖に巻き込まれる様を大胆な色彩設計で描く。ヒロインを演
じるのはブリジット・リン(林青霞)。ウォン・カーウァイ作品に欠かせない才人ウィリアム・チョン(張
叔平)の美術監督デビュー作でもある。
第26回東京フィルメックス 開催概要
名称 : 第26回 東京フィルメックス / TOKYO FILMeX 2025
期間 : 2025年11月21日(金) ~ 11月30日(日)(全10日間)
会場 :有楽町朝日ホール、ヒューマントラストシネマ有楽町
公式HP:https://filmex.jp
その他のラインナップ、詳細は続報をお待ちください。
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