中国

2023/10/04

第24回東京フィルメックス」ラインナップ発表

1004filmex_20231004171201 11月19日(日)~11月26日(日)にて開催される第24回東京フィルメックスのラインナップが発表になり、公式レポートが届きましたので掲載します。

昨年、審査員特別賞を受賞した『ソウルに帰る』(Return to Seoul)、『あしたの少女』(Next Sohee)、特別招待作品で上映された、ジャファル・パナヒ監督『熊は、いない』(No Bears)など、フィルメックスで上映された作品の劇場公開が続々続いており、世界にまだたくさんある映画作品たちと出会える場として、人と人、人と映画をつなぐ場として開催されている「東京フィルメックス」。

今年は、「東京フィルメックス・コンペティション」に8作品、「特別招待作品」に7作品、「メイド・イン・ジャパン」に4作品、そして、プレイベント「Filmmakers’ Homecoming」(12作品)、関連企画としてジョアン・セーザル・モンテイロ特集を予定している。(※10月4日(水)現在)

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2023/10/03

第六十回金馬獎ノミネート発表!主演男優賞候補は全員台湾!

1003jinma_20231003220501 10月3日、第六十回金馬獎のノミネート発表会見が行われ、552作のエントリーから各部門の候補作が発表されました。
前半は金馬執行長の聞天祥(イエン・テンシャン)が、後半は俳優の黃秋生(アンソニー・ウォン)がノミネート作品を発表しました。

今年の最多ノミネートは、金馬影展オープニング作品『五月雪』で9部門、続いて日本でも先日公開された『關於我和鬼變成家人的那件事(僕と幽霊が家族になった件)』と台北電影奨で大勝利した『疫起』が8部門となっています。

個人賞では主演男優賞に『關於我和鬼變成家人的那件事(僕と幽霊が家族になった件)』の許光漢(グレッグ・ハン)と林柏宏(リン・ボーホン)、『富都青年』の吳慷仁(ウー・カンレン)、台北電影奨で主演男優賞を獲得した『疫起』王柏傑(ワン・ボージエ)、そして久々に台湾で活動を再開した阮經天(イーサン・ルアン)と台湾勢が並び、時代の流れを感じさせる顔ぶれになりました。

一方主演女優賞は、台湾の12才で金馬奨最年少ノミネート者の林品彤(オードリー・リン)と66才の陸小芬(ルー・シャオフェン)、香港の余香凝(ジェニファー・ユー)と鍾雪瑩(チュン・セッイン)、中国の胡伶(フー・リン)と、年齢も国籍も様々。

そして、東京国際映画祭で見られるノミネート作品が多いのもうれしいところです。

第六十回金馬獎は、11月25日に台北の國父記念館での授賞式で発表されます。

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2023/09/27

第36回東京国際映画祭 ラインナップ発表!中華圏の作品をピックアップして紹介

0927tiff 10月23日より開幕する第36回東京国際映画祭のラインナップが発表されました。
すでに公式サイトに掲載されていますが、今年は各部門で中華圏の作品が多数上映されることになり、うれしい限りです。
ここでは公式サイトで表記されていないキャストの漢字表記や、アジアンパラダイスで紹介した作品はそのリンクなどを記しました。
上映日、チケット購入についてなどの詳細、中華圏以外の作品については、公式サイトをご覧下さい。

<第36回東京国際映画祭 開催概要>
■開催期間:2023年10月23日(月)~11月1日(水)
■会場:日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区 
■公式サイト:www.tiff-jp.net

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2023/09/23

中国映画『宇宙探索編集部』10月13日(金)より日本公開!

0923uchu 昨年の大阪アジアン映画祭で上映された中国映画『宇宙探索編集部(原題:宇宙探索編輯部)』が、10月13日(金)より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷、アップリンク吉祥寺ほか全国順次公開されることになりました。
本作は、廃刊⼨前の UFO 雑誌[宇宙探索]の編集⻑が主⼈公で、⼈に何を⾔われようと宇宙⼈の存在を信じて進み続ける編集⻑と仲間たちの、感動と爆笑の“UFO ロードムービー”です。

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2023/07/24

台湾映画『I ~人に生まれて~(原題:生而為人)』9月22日(金)より日本公開決定!

0724i1 2021年の大阪アジアン映画祭で上映された台湾映画『人として生まれる(原題:生而為人)』が、『I ~人に生まれて~』の邦題で9月22日(金)より日本公開されます。
本作は、中国の倪曜(リリー・ニー)監督が、自分の生き方やアイデンティティに葛藤する性分化疾患の少年を台湾で描いた社会派ドラマ。
主演は、Netflix オリジナル作品『返校』(2020)で主人公を演じ注目を集めた李玲葦(リー・リンウェイ)。映画初主演となる今作での演技が評価され、大阪アジアン映画祭では薬師真珠賞を受賞しました。

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2023/01/24

中国映画『シャドウプレイ【完全版】』とメイキング『夢の裏側』は無限ループになりそうだ

0116shadiwplay4 1月20日から婁燁(ロウ・イエ)監督の『シャドウプレイ【完全版】』が公開になっています。
本作は、広州市にあるビルに囲まれた”都会の村”洗(シエン)村を舞台に、1989年から現代まで中国の30年間を、香港、台湾との密接な関係と、ある家族の姿を通して描くクライムサスペンスです。
サスペンスではあっても、商業的な"ジャンル映画"ではなく、激動の30年を生きた3人の男女の人間ドラマ。
この3人が出会った1989年は天安門事件の年であり、両岸三地と呼ばれる中国、香港、台湾が関わる社会的な背景も匂わせています。

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2023/01/16

婁燁(ロウ・イエ)監督の中国映画『シャドウプレイ(原題:風中有朶雨做的雲)【完全版】』1月20日(金)より公開!

0116shadiwplay1 第69回ベルリン国際映画祭パノラマ部門に正式出品された、婁燁(ロウ・イエ)監督作品『シャドウプレイ【完全版】』が、1月20日(金)より新宿K’s cinema、池袋シネマ・ロサ、アップリンク吉祥寺他にて全国順次公開されます。
そして、監督夫人の馬英力(マー・インリー)が『シャドウプレイ』の裏側を撮ったメイキング映画『夢の裏側』も同時公開。

 

 

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2022/12/29

2022年の中国映画を振り返る

1229cn_20221229132501 ゼロコロナ政策の緩和で感染者の数がものすごいことになっている中国ですが、第25回上海国際映画祭は来年に延期されたものの、金鶏奨は行われました。
地域によっては映画館が一時閉鎖されていたり、状況はあまり把握できていませんが、人民日報では「夏の映画の興行収入が90億元の大台突破」とか「国慶節連休期間中の映画興行収入は14億9600万元」というニュースが報じられています。

興行収入のランキングでは、金鶏奨で圧勝した『長津湖』の続編『长津湖之水门桥』がトップで、日本では恒例の東京国際映画祭の関連イベント「東京・中国映画週間」が開催され、興行収入30億元越えの大ヒットSFコメディ『月で始まるソロライフ(原題:独行月球)』はじめ話題作が上映されました。

また、アート&インディペンデント映画は大阪アジアン映画祭東京国際映画祭で上映され、新しい才能に出会えたのはうれしいことです。
大阪アジアン映画祭は、取材記事とインタビューのPodcastのリンクを貼りますので、ご覧&お聞きいただければと思います。

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2022/11/23

張藝謀(チャン・イーモウ)監督の『崖上のスパイ(原題:悬崖之上)』2月10日公開!

1123cliffwalkers1 第94回米アカデミー賞国際長編映画賞中国代表に選ばれた巨匠張藝謀(チャン・イーモウ)監督の『崖上のスパイ(原題:悬崖之上)』が、2月10日より、新宿ピカデリー、グランドシネマサンシャイン池袋ほか全国公開することが決定しました。
本作は、1934年冬、満州。ソ連で特殊訓練を受けた工作員4人が、命を賭けて挑む極秘任務を描いた張藝謀監督が初めて挑戦したスパイ・サスペンス。
ヒッチコックの名作を彷彿とさせる列車内の攻防、ハルビン市街地や迷路のような路地での激烈なチェイス、銃撃戦といった息づまる見せ場が満載です。

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2022/09/22

第35回東京国際映画祭ラインナップ発表

0922tiff 9月21日に第35回東京国際映画祭のラインナップが発表され、110本の上映が決定しました。
発表記者会見では、女優の橋本愛さんが昨年に続いて2年連続でフェスティバル・アンバサダーに任命され、意気込みを語りました。
そして、プログラミング・ディレクターの市山尚三、石坂健治シニア・プログラマーから各部門の作品紹介や質疑応答が行われました。

110本の上映作品の中で、中華圏の作品は以下の通り。
台湾映画の新作がないのは、本当に残念です。

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