中国

2025/05/19

中国映画『舟に乗って逝く』6月13日(金)より公開!

0519boat 中国の水郷・江南地域を舞台に、運河を舟がゆく映像の中に家族の物語が描かれる中国映画『舟に乗って逝く』が、6月13日(金)よりグランドシネマサンシャイン 池袋、アップリンク吉祥寺、キネカ大森ほか全国順次公開になります。
本作は中国映画界最大の映画賞である金鶏賞では、新人監督のデビュー作にも関わらず、複数にノミネートされ、最優秀助演女優賞を受賞。世界的にも知られる上海国際映画祭では、アジア新人賞最優秀作品賞など、こちらも多数にノミネートされ、見事に脚本賞を受賞しました。

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2025/04/26

中国映画『青春 -苦-』(第2部)『青春 -帰-』(第3部)王兵(ワン・ビン)監督からのメッセージとインタビュー

0212youth1 公開中の中国映画『青春 -苦-』(第2部)『青春 -帰-』(第3部)の、王兵(ワン・ビン)監督からのメッセージとオフィシャルインタビューが届きましたので、お伝えします。

『青春 -苦-』『青春 -帰-』は、昨年2024年に公開された『青春』第1部(『青春-春-』)に続く、3部作の2部と3部。1部の215分と合わせると、2部226分、3部152分の合計593分で、王兵監督が世界中を驚かせたデビュー作『鉄西区』(1999-2003/3部作で合計545分)を凌駕する巨大な傑作です。
もちろん監督自身がいうように “『青春』3部作は『鉄西区』のように、それぞれ独立しているので、2部からでも3部からでも、どれか1作品だけでも見られる”ので、1部は2023年5月のカンヌ国際映画祭でプレミア上映され、2部は2024年8月のロカルノ国際映画祭、3部は同年9月のヴェネツィア国際映画祭と別々の映画祭でプレミアされ、また世界でも1〜3部を同時期に上映する機会はありませんでした。

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2025/04/19

中国映画『来し方 行く末』公開記念試写会アフタートークレポート

0419suou1 4月25日(金)より新宿武蔵野館、シネスイッチ銀座、アップリンク吉祥寺ほか全国順次ロードショーとなる中国映画『来し方 行く末』公開記念試写会アフタートークレポートが届きましたので、お伝えします。
4月18日(金)のトークイベントに登壇したのは、『Shall we ダンス?』『それでもボクはやってない』『舞妓はレディ』など、エンタメから社会派まで幅広い作品を手がけ、国内外で高い評価を受ける周防正行監督。
監督は日中文化交流協会の常任委員としても活動しており、本作にも「人が生きていくためには物語が必要だ。弔辞は亡き人の物語だが、亡き人のためのものではない。亡き人を送る人たちのための物語だ。もしかしたら「映画」もまた、この世に生きる誰かのための「弔辞」なのかもしれない。」と推薦コメントを寄せています。
また、本作は脚本家志望の男性を主人公としており、監督が北京電影学院で脚本家の准教授として教えていることから、試写会には都内のシナリオスクールに通う約50名が参加しました。

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2025/04/07

大阪アジアン映画祭 フランス、ポルトガル映画『イケメン友だち(原題:漂亮朋友)』耿軍(ゲン・ジュン)監督Q&A

0322gen 大阪アジアン映画祭で3月21日に上映されたフランス、ポルトガル映画『イケメン友だち(原題:漂亮朋友)』の耿軍(ゲン・ジュン)Q&Aについてお伝えします。
本作は制作国表記がフランス、ポルトガルとなっていますが、監督も出演者も中国人、撮影地も中国なので実質中国映画と言っても良いでしょう。
ただ、この中国では上映することができない内容なので、フランスとポルトガルが出資をしています。
中国のインディペンデント映画にはよくあるパターンですね。
2024年11月に台湾の金馬影展で上映され、張志勇(チャン・ジーヨン)が主演男優賞と撮影賞、編集賞の三冠を獲得しています。

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2025/03/23

第20回大阪アジアン映画祭 グランプリは中国映画『バウンド・イン・ヘブン』!

0323winner 2025年3月23日(日)に第20回大阪アジアン映画祭が閉幕し、『カンフーハッスル』脚本家フオ・シンの初監督作品で、婚約者にフェイ・ウォンのコンサートチケットを取り上げられた女性が奇妙な男に出会う壮絶な純愛ストーリー『バウンド・イン・ヘブン』(中国)がグランプリ(最優秀作品賞)に輝きました。
来るべき才能賞は韓国映画『朝の海、カモメは』のパク・イウン監督、スペシャル・メンションに香港映画『私たちの話し方』、最優秀俳優賞は『サイレント・シティ・ドライバー』のトゥブシンバヤル・アマルトゥブシンが選ばれました。

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2025/03/19

第20回大阪アジアン映画祭スペシャル・オープニングセレモニー開催!

0319oaff_20250319225701 3月14日に開幕した第20回大阪アジアン映画祭のメイン会場ABCホールの上映初日となる3月19日(火)に、ゲストを迎えてのスペシャル・オープニングセレモニーが開催されました。
スペシャル・オープニング作品、カザフスタンのミュージカル映画『愛の兵士』の日本初上映に先立ち行われたセレモニーでは、上映作品67作品中、フランス、ポルトガル、ドイツ、香港、日本、カザフスタン、韓国、フィリピン、台湾、タイの18作品から、監督、出演者など30名を超えるゲストが登壇しました。

セレモニーでは、まず大阪映像文化振興事業実行委員会委員長の上倉庸敬より「映画は画面に映っていないものを映し出し、そこに響いていない言葉に耳を傾けさせるものです。映画の作り手と観客の皆様と共に過ごしてきた20年は、私たち映画祭にとって至福の時間でした」と、20回を迎えることができたことへの感謝が述べられました。
続いて、大阪市長挨拶が代読され、「大阪市では、市民の皆様に多彩なアジア映画の魅力をお楽しみいただき、映像文化の裾野を広げていけるよう、また、大阪を映像文化の創造と発信、交流と人材育成の拠点とすることをめざして「大阪アジアン映画祭」を開催しており、今回、本映画祭は節目となる第20回を迎えることができました。」と、「大阪発。日本全国、そしてアジアへ!」をテーマに20回を迎えることができたことへの喜びが伝えられました。

ゲストを代表して、スペシャル・オープニング作品『愛の兵士』のファルハット・シャリポフ監督が「コンニチワ!オオサカです!」と日本語で挨拶すると、会場はあたたかい笑いに包まれました。映画祭が20回を迎えることへのお祝いの言葉に続いて、「一緒に心から映画祭を楽しみましょう」と会場に語りかけると、会場は大きな拍手に包まれ、第20回大阪アジアン映画祭のメイン会場となるABCホールでの上映が開幕しました。

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2025/03/17

「第18回アジア・フィルム・アワード」受賞結果︕

0317allwe 3月16日に香港の戯曲センター(Xiqu Centre)で行われた「第18回アジア・フィルム・アワード」の受賞結果が発表されました。
最優秀作品賞は『All We Imagine as Light』(インド、フランス、オランダ、ルクセンブルク)、最優秀監督賞に昨年の東京国際映画祭(TIFF)で監督賞含む3冠に輝いた『敵』の吉田大八監督、最優秀主演男優賞は『お父さん』(香港)の劉青雲(ラウ・チンワン)、最優秀主演女優賞は『サントーシュ』(インド、イギリス、フランス、ドイツ)のシャーハーナー・ゴースワーミーが受賞しました。

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2025/03/10

第20回大阪アジアン映画祭 暉峻創三プログラミング・ディレクター インタビュー!

0310teruoka1 第20回大阪アジアン映画祭は、3月14日から開幕を前にゲスト情報も発表になり、チケット発売開始で皆さん期待が膨らんでいることでしょう。
今回は18の国と地域から選ばれた67作品が上映されますが、上映作品やそれを選ぶプログラミング・ディレクターの視点やこだわりが、それぞれの映画祭の個性に繋がっていると思います。
そこで、アジアンパラダイスではこのラインナップがどのように選ばれたのか、暉峻創三プログラミング・ディレクターにお聞きしました。

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2025/02/14

第20回大阪アジアン映画祭全ラインナップ&スケジュール発表!

0131oaff_20250130164801 3月14日(金)から3月23日(日)まで「開催される第20回大阪アジアン映画祭」、記念すべき第20回にふさわしい全ラインナップとスケジュールが発表になりました。
そのなかには、かつて短編作家として入選した監督による長編デビュー作の、コンペ部門における世界初上映、海外初上映も含まれます(『我が家の事』『その人たちに会う旅路』)。
一方で、アジア映画と世界の未来を照らし出す新トレンドにも要注目。
主に新鋭の作品が揃う場だったインディ・フォーラム部門では、既に業界で名声を築いた監督が敢えてインディな座組で自由闊達な表現を実現した傑作が複数入選。
また全部門・特集にわたって、既成の男女の性役割・関係性にとらわれない新しいあり方を示唆した作品が並んでいます。
≪第20回大阪アジアン映画祭≫
【上映作品本数】67作品
※うち、世界初上映19作、海外初上映6作、アジア初上映4作、日本上映31作
【上映作品製作国・地域】18の国と地域
※バングラデシュ、中国、フランス、ドイツ、香港、インド、インドネシア、日本、カザフスタン、韓国、マレーシア、モンゴル、ノルウェー、フィリピン、台湾、タイ、アメリカ、ベトナム
【部門】
スペシャル・オープニング
クロージング
コンペティション部門
特別注視部門
インディ・フォーラム部門
特集企画<タイ・シネマ・カレイドスコープ2025>
特集企画<台湾:電影ルネッサンス2025>
特集企画<Special Focus on Hong Kong 2025>
特別招待作品部門
神戸女学院大学国際学部協賛上映
芳泉文化財団協賛企画<映像研究助成>
芳泉文化財団協賛企画<映像研究表彰>
特別上映《VIPO Film Awardの成果》
≪映画祭概要≫
名称:第20回大阪アジアン映画祭(OSAKA ASIAN FILM FESTIVAL 2025)
会期:2025年3月14日(金)から3月23日(日)まで
上映会場:ABCホール、テアトル梅田、T・ジョイ梅田、大阪中之島美術館
公式HP:https://oaff.jp
――――――――――――
主催:大阪映像文化振興事業実行委員会(大阪市、一般社団法人大阪アジアン映画祭、大阪商工会議所、公益財団法人大阪観光局、朝日放送テレビ株式会社、生活衛生同業組合大阪興行協会、株式会社メディアプラス)
■上映スケジュール
上映スケジュールは、公式HPスケジュールページをご覧ください。
■チケット情報
3月6日(木)より順次発売。詳細は公式HPをご覧ください。
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2025/02/12

王兵(ワン・ビン)監督のドキュメンタリー映画『青春』第2部・第3部4月に一挙公開!

0212youth1 『鉄西区』『三姉妹 雲南の子』『死霊魂』などで知られる中国出身の世界的ドキュメンタリー監督王兵(ワン・ビン)の『青春』。
第1部は2023年カンヌ国際映画祭で初上映され、昨年2024年に日本公開されましたが、その第2部が『青春-苦』、第3部が『青春-帰』の邦題で、2025年4月26日よりシアター・イメージフォーラム(渋谷)を皮切りに全国順次で公開されます。

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