シンガポール
2025/03/17
2025/01/23
「第二回Cinema at Sea - 沖縄環太平洋国際映画祭」全部門上映作品ラインナップ発表!
2月22日(土)〜3月2日(日)に沖縄県・那覇市を中心に開催される「第二回Cinema at Sea - 沖縄環太平洋国際映画祭」の全部門上映作品ラインナップが発表されました。
オープニングは既報のように台湾の『青海原の先ー牡丹と琉球の悲歌』で、注目したいのは、コンペティション長編部門の廖克發(ラウ・ケクフアット/ リャオ・カーファ)監督のドキュメンタリー『島から島へ(原題:由島至島)』です。
本作は昨年の金馬奨でドキュメンタリー映画賞を、台北電影節で最高賞の百万元大賞を受賞した話題作。
『島から島へ』は、第二次世界大戦中の台湾で隠された記憶を発掘して再構成した作品。息子から父親への質問から始まり、世代を超えた会話、家族の手紙、日記などを通じて、日本帝国内の台湾の兵士や医師、東南アジアに住む台湾人の経験からこの時代のアイデンティティを探ります。
本作については、有料にはなりますが、毎日新聞の鈴木玲子記者による記事が詳細でわかりやすいので、ご案内しておきます。
毎日新聞の有料記事
https://mainichi.jp/articles/20241218/k00/00m/030/062000c
https://mainichi.jp/articles/20250114/dde/041/040/016000c
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2024/11/24
第61回金馬獎 作品賞は『一部未完成的電影(未完成の映画)』、張志勇(チャン・ジーヨン)と鍾雪瑩(チュン・セッイン)が主演男女優賞!
第61回金馬獎の発表授賞式が11月23日に台北流行音楽中心で行われ、作品賞は婁燁(ロウ・イエ)監督の『一部未完成的電影(未完成の映画)』、主演男優賞は『漂亮朋友』の張志勇(チャン・ジーヨン)、主演女優女優賞は『看我今天怎麼說』の鍾雪瑩(チュン・セッイン)が受賞しました。
トロフィーの数は、『鬼才之道』が5つで最多でしたが、美術デザイン賞、メイク&コスチュームデザイン奨、アクション賞、視覚効果賞、オリジナル楽曲賞で、監督や俳優の個人賞はなし。
次は『漂亮朋友』が主演男優賞、撮影賞、編集賞の三冠。続いてドキュメンタリー映画の『由島至島』がドキュメンタリー映画賞と音響効果賞の2つ。
その他個人賞は助演男優賞に『角頭-大橋頭』の施名帥(シー・ミンシュアイ)、助演女優賞が『小雁與吳愛麗』の楊貴媚(ヤン・グイメイ)、新人賞に『BIG』の鄭又菲(フェイフェイ・チェン)と台湾勢が健闘し、新人監督賞は台湾・シンガポール・フランス合作『白衣蒼狗』の曾威量(ツェン・ウェイリャン)と尹又巧(イン・ヨウチャオ)が獲得しました。
選考に関する詳細、各受賞者のコメントなどは、後日掲載します。
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2024/11/08
第37回東京国際映画祭 シンガポール・インドネシア・日本・イギリス合作映画『オラン・イカン』Q&A
第37回東京国際映画祭のガラ・セレクションで上映されたシンガポール・インドネシア・日本・イギリス合作映画『オラン・イカン』のQ&Aに、マイク・ウィルアン監督と主演のディーン・フジオカが登壇しました。
この作品は、太平洋戦争中のインドネシア沖で船が沈没し、孤島に漂着した兵士のサバイバルアクションストーリー。
見る前はシリアスな戦争映画かと思いましたが、伝説のモンスターと闘うエンターテインメントでした。
監督はモンスター映画が大好きで、マレーシアに伝わる民話に出てくるオラン・イカンというモンスターを、戦争中の日本兵が見たと言う報告があったのが制作のきっかけだったそうです。
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2024/10/02
第61回金馬獎ノミネート発表!
10月2日、第61回金馬獎のノミネート発表会見が行われ、暦年最高の718作のエントリーから各部門の候補作が発表されました。
今回は台風襲来で台湾は通勤・通学停止になった為、会場での会見を変更し、金馬執行長の聞天祥(イエン・テンシャン)が、オンラインによりノミネート作品を発表しました。
今年の最多ノミネートは、大ヒットした霊界コメディ映画『鬼才之道』で、作品賞、監督賞、助演女優賞など11部門、続いて林書宇(トム・リン)監督のヒューマンドラマ『小雁與吳愛麗』と中国のLGBTQ映画『漂亮朋友』が8部門、今年のカンヌ国際映画祭でカメラ・ドール スペシャルメンションに輝いた『白衣蒼狗』が7部門、シンガポールの監督による4ヶ国合作映画『默視錄』が6部門となっています。
個人賞では、台湾は主演男優賞に大阪アジアン映画祭で上映された『春行』の喜翔(シー・シャン)、鍾孟宏(チョン・モンホン)監督の『餘燼』で張震(チャン・チェン)が入り、香港から『看我今天怎麼說』の游學修(ネオ・ヤウ)、『白衣蒼狗』のWanlop RUNGKUMJAD、中国から『漂亮朋友』の張志勇(チャン・ジーヨン)。
一方主演女優賞は、香港の『從今以後』の區嘉雯(アウ・ガーマン)と『我談的那場戀愛』の吳君如(サンドラ・ン)、看我今天怎麼說』の鍾雪瑩(チュン・セッイン)は昨年に続き二年連続ノミネート。
台湾は『女兒的女兒(娘の娘)』の張艾嘉(シルヴィア・チャン)と『小雁與吳愛麗』の夏于喬(シア・ユーチャオ)。
今年は香港の勢いが強いようです。
第61回金馬獎は、11月23日に台北の臺北流行音樂中心での授賞式で発表されます。
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2024/09/07
2024/08/21
中国・シンガポール合作映画『国境ナイトクルージング』10月公開!
『イロイロ ぬくもりの記憶(原題:爸媽不在家)』で鮮烈なデビューをしたシンガポールの陳哲藝(アンソニー・チェン)監督の新作、『国境ナイトクルージング』が10月18日(金)より新宿ピカデリーほかで全国公開となります。
本作は、中国と北朝鮮の国境の街、延吉を舞台に、挫折をひた隠し閉塞感の中で縮こまる3人の男女が出会い、凍りついていた孤独がほどけていく物語。
周冬雨(チョウ・ドンユイ)、劉昊然(リウ・ハオラン)、屈楚蕭(チュー・チューシアオ)が、揺れる感情と微妙な恋愛模様を展開します。
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2024/01/25
2024大阪アジアン映画祭ラインナップ発表!
アジア映画ファンから発表が待たれていた大阪アジアン映画祭のラインナップが、本日発表されました。
今年はスペシャル・オープニング作品、クロージング作品を除いた作品数は53作品(うち、世界初上映13作、海外初上映10作、アジア初上映5作、日本初上映17作)、上映作品の製作国・地域は、21の国と地域(アメリカ、イギリス、インドネシア、オーストラリア、オランダ、カタール、韓国、シンガポール、スペイン、タイ、台湾、中国、ドイツ、バングラデシュ、フィリピン、フランス、ポルトガル、香港、マレーシア、モンゴル、日本)。
今回もバラエティに富んだ作品が集まっています。
開催概要
■名称:第19回大阪アジアン映画祭(OSAKA ASIAN FILM FESTIVAL 2024)
■期間:2024年3月1日(金)~10日(日)
■会場:ABCホール、シネ・リーブル梅田、T・ジョイ梅田、大阪中之島美術館
■料金:1,300円、青春22切符:22歳までの方、500円 全席指定席 ほか
■販売方法:T・ジョイ梅田、シネ・リーブル梅田上映分は各劇場ウェブサイトおよび劇場窓口にて販売。
ABCホール、大阪中之島美術館上映分は映画祭ウェブサイト及び会場窓口にて販売。
※チケットは2月21日より上映会場ごとに順次発売開始。詳細については、映画祭ウェブサイトにて告知されます。
■公式ホームページ:https://oaff.jp
■主催:大阪映像文化振興事業実行委員会(大阪市/一般社団法人大阪アジアン映画祭/大阪商工会議所/公益財団法人大阪観光局/朝日放送テレビ株式会社/生活衛生同業組合大阪興行協会/株式会社メディアプラス)
■支援:文化庁文化芸術振興費補助金(映画祭支援事業)
■協賛:台湾文化部/タイ王国文化省・タイ王国外務省・タイ王国大阪総領事館・国家ソフトパワー戦略委員会/神戸女学院大学文学部英文学科/公益財団法人芳泉文化財団
■問い合わせ:
大阪市総合コールセンター(なにわコール)TEL.06-4301-7285(年中無休8時から21時)FAX.06-6373-3302
大阪アジアン映画祭運営事務局 TEL.06-4301-3092(月曜日から金曜日:11時から17時)、
Email: info@oaff.jp
2024/01/12
「第17回アジア・フィルム・アワード」ノミネーション発表!
2024年3月10日(日)に香港で開催される、「第17回アジア・フィルム・アワード」(AFA)の各ノミネーションが、本日発表されました。
本年は、アジア24の国と地域より35作品のノミネート(全16部門)があり、日本の濱口竜介監督の『悪は存在しない』が作品賞や監督賞を含む最多6部門でノミネート。
作品賞は他に、今年の東京国際映画祭(TIFF)のオープニングを飾り、アカデミー賞国際長編映画賞の日本代表作品
『PERFECT DAYS』(ヴィム・ヴェンダース監督)、同じく6部門でノミネートしているキム・ソンス監督の『12.12:The Day(英題)』(韓国)、プラサンナ・ヴィターナゲー監督の『Paradise』(スリランカ・インド)、そして2023年5月に逝去したペマ・ツェテン監督の作品で36回TIFFの東京グランプリ受賞作品『雪豹』(中国)がノミネートされ、最優秀作品賞を競います。
2023/09/02
より以前の記事一覧
- 2023台北電影節國際新導演競賽(新人監督コンペティション)ノミネート発表! 2023.05.11
- 2023大阪アジアン映画祭ラインナップ発表!※2/10情報追加につき内容更新 2023.01.31
- 第23回東京フィルメックス ラインナップ発表 2022.10.04
- 曹佑寧(ツァオ・ヨウニン)主演台湾・シンガポール合作映画『刺心切骨』クランク・イン! 2022.01.14
- 第16回大阪アジアン映画祭ラインナップ発表! 2021.02.09
- 第五十七回金馬獎授賞式 2020.11.23
- 第33回東京国際映画祭ラインナップ発表! 2020.09.30
- 「第14回アジア・フィルム・アワード」ノミネーション発表!最多ノミネートは『パラサイト 半地下の家族』! 2020.09.09
- Help! The 映画配給会社プロジェクト--「配給会社別 見放題配信パック」を開始! 2020.05.15
- 第12回台灣國際紀錄片影展(ドキュメンタリー映画祭)ノミネート発表! 2020.03.01
- 第 15回大阪アジアン映画祭 作品ラインナップ決定!〜作品紹介 2020.02.07
- 第 15回大阪アジアン映画祭 作品ラインナップ決定!〜概要 2020.02.07
- 第五十六回金馬獎レポート〜受賞式&プレスセンター編 2019.11.26
- 第五十六回金馬獎レポート〜レッドカーペット編 2019.11.24
- 第五十六回金馬獎、作品賞は『陽光普照(ひとつの太陽)』! 2019.11.23
- 第五十六回金馬獎ノミネート記者会見で観客賞と国際評論家賞発表! 2019.11.22
- 金馬影展 シンガポール・台湾合作映画『熱帯雨』Q&A 2019.11.19
- 第五十六回金馬獎ノミネート発表! 2019.10.01
- Podcast 大阪アジアン映画祭、シンガポール映画『3688』陳子謙(ロイストン・タン)監督&蔡淳佳(ジョイ・チュア)インタビュー 2016.05.16
- 大阪アジアン映画祭シンガポール映画『3688』陳子謙(ロイストン・タン)監督&蔡淳佳(ジョイ・チュア)Q&Aとインタビュー 2016.04.01
- 第11回大阪アジアン映画祭作品ラインナップ決定! 2016.02.05
- 陳柏霖(チェン・ボーリン)の映画『再見,在也不見』3月25日から台湾公開!→5月20日に変更 2016.02.05
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- 第56屆亞太影展(アジアパシフィック映画祭)で李康生(リー・カンシェン)と章子怡(チャン・ツィイー)が主演男女優奨、作品賞は『そして父になる』! 2013.12.16
- Podcast 東京フィルメックス 『ILO ILO』陳哲藝(アンソニー・チェン)監督インタビュー 2013.12.02
- 第14回東京フィルメックス 陳哲藝(アンソニー・チェン)監督インタビュー 2013.11.29