2022台湾映画上映&トークイベント「台湾映画の"いま"〜革新と継承〜」第3回『俺の中の奴ら(原題:複身犯)』オンライン開催! 楊祐寧(ヤン・ヨウニン)の演技に絶讃の嵐!
2000年以降の台湾映画の新しい流れがどのように台湾映画の"いま"に繋がってきたのか、そして"いま"何が起きているのかをお届けする台湾文化センターとアジアンパラダイス共催のイベントシリーズ、第3回は車の爆発事故を発端に、様々な人間模様が展開するクライムサスペンス『俺の中の奴ら(原題:複身犯)』を上映しました。
この映画は、2015年に大ヒットした医療ドラマ『麻醉風暴』の蕭力修(シャオ・リージョウ)監督が手がけた作品で、2021年2月26日に台湾で公開され、この年の興行収入11位という好成績でした。
凝った構成のサスペンスで、台北電影奨で主演男優賞はじめ3部門ノミネート。受賞はなりませんでしたが、楊祐寧(ヤン・ヨウニン)のこれまでにない迫力の演技は高評価を得ました。
今回は凝った構成のサスペンスですので、アフタートークを見たあとに再度本編をご覧いただけるように視聴時間を延長しました。
これが多くの皆さんに喜ばれ、見直す方も多くいらしたようです。
そして、展開のおもしろさを楽しむと同時に、監督が伝えたかった人間の善と悪についての思いに色々考え、台湾のサスペンス映画の進化を味わっていただけました。
アンケートの回答より抜粋。
「次々と息をのむ展開、かつ途中でどれが誰かわからなくなり、でも最後は感動!視覚的な表現がすごく強烈で感覚や思考をコントロールされていそう」「脳内の映像もカッコよく、大きなスクリーンで見てみたかった作品だなぁと思った。そして、何よりこんな複雑な役を演じ切ったヤン・ヨウニン、凄い!!!」「ハリウッド映画を思わせるような早いテンポで、とても面白い」「斬新な映像で普遍的なテーマが語られ、新鮮」「人格の切り替わりなどをしっかりと演技で見せ、ストーリーとして成立させていた」「必要以上にCGに頼ることなく、シンプルなセットで物語の世界観を上手く作り出す優れた演出、サスペンスとして最後の最後まで見る者を惹きつける脚本、俳優陣の素晴らしい演技という完成度の高い優れた作品」「サスペンスはあまり観ないが、これは面白く、最後は子を思う親の感情に泣けた」「主役の演じ分けがどのキャラクターも違和感なく素晴らしかった」「設定がおもしろく、それを巧く表現している」「奥行きと幅のある映像、視覚効果のすばらしさに驚いた」
また、今回はこれまで以上にわかりやすい解説を目指したアフタートークは、皆さんそれぞれの答え合わせの助けとなったようでした。
そして、台湾のサスペンス映画事情や最新情報も好評でした。
「謎解きをしっかりしていただき、本当にスッキリした」「かゆいところに手が届く丁寧な解説」「わかりやすい説明と裏話等、楽しく新鮮」「監督の思いがわかり、最後のシーンの意味も気になるのでPodcastのインタビューが楽しみ」「映画の背景を聞けて作品に対する知識が深まった」「たっぷり充実した作品補完で、迷子にならずにすんだ」「ロケ地の紹介もうれしい」「複雑な構成を噛み砕いての説明で、整理ができた!」「キャスティングの裏情報、監督の思いなどを聞くと映画の印象が深くなる」「撮影秘話など、いつも楽しみ」「監督や出演俳優の詳細な情報を得ることができる大変すばらしいトーク」
「台湾サスペンス映画の流れや、近年作品が多い背景など、解説がとても勉強になった」「Netflixで見られる作品の紹介などがあり、とても参考になった」「中々手に入りにくい台湾映画情報をわかりやすく小ネタも含め、大変ありがたい」