金馬奨

2023/12/04

2023金馬奨レッドカーペット

1204lian 11月25日に台北の国父記念館で行われた金馬奨授賞式、60回という節目だけに国内外からのゲストも多く、レッドカーペットはとても華やかでした。
これまではレッドカーペットの突き当たりがカメラマンスタンドだったのですが、今年は終点と平行する位置になり、作品チームごとの大勢口の並びがなく、全てソロショット撮影となったのが大きな変更点です。
それにより撮影時間が短縮され、以前は最後のウォーキング者を撮り終わってダッシュでプレスセンターに移動しても授賞式の開始に間に合わなかったのが、この改善により余裕ができました。
(写真は、レッドカーペットを歩く今年の審査委員長李安(リー・アン)監督です)

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2023/11/26

第六十回金馬獎 作品賞は『石門』(日本)、吳慷仁(ウー・カンレン)と林品彤(オードリー・リン)が主演男女優賞!

1126jinma 第六十回金馬獎の発表授賞式が11月25日に国父記念館で行われ、作品賞は大塚竜治監督と黃驥(ホワン・ジー)監督の『石門』(日本)、主演男優賞は『富都青年』の吳慷仁(ウー・カンレン)、主演女優女優賞は『小曉』の林品彤(オードリー・リン)が受賞しました。
トロフィーの数は、監督賞、助演男優賞、メイク&コスチュームデザイン奨、音楽賞の『老狐狸(Old Fox)』が4、『石門』が作品賞と編集賞で2、『疫起(エピデミック)』が視覚効果賞と美術デザイン賞の2、『本日公休』が助演女優賞とオリジナル主題歌賞の2ということで、全体にバランスがとれた感があります。

個人賞も、『老狐狸(Old Fox)』で監督賞の蕭雅全(シャオ・ヤーチュエン)、助演男優賞の陳慕義(アキオ・チェン)の2人が受賞しましたが、新人賞は香港映画『但願人長久(離れていても)』の謝咏欣(ツェ・ウィンヤン)、新人監督賞に香港映画『年少日記』の卓亦謙(ニック・チェク)でした。

選考に関する詳細、各受賞者のコメントなどは、後日掲載します。

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2023/11/25

2023金馬奨 役所広司と妻夫木聡記者会見!

1125jinma 台湾の金馬影展では、毎年映像業界人と学生向けに、世界各国から監督や俳優など映画人を招いてのマスタークラスが行われます。
今年は北野武監督、俳優の役所広司、妻夫木聡、満島ひかりが招聘され、マスタークラスの講師を務めました。
11月24日の金馬ノミネートパーティのあと、同じ会場で役所広司と妻夫木聡の記者会見が行われたので、引き続き取材しました。

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2023/11/24

2023金馬奨 観客賞は香港の『年少日記』、国際評論家賞も香港の『但願人長久(離れていても)』!

1124jinmaall 2023金馬奨の発表授賞式は11月25日に行われますが、その前日にアウト・オブ・コンペの観客賞と国際評論家賞がノミネートパーティで発表されました。
観客賞は香港の『年少日記』、国際評論家賞も香港の『但願人長久(離れていても)』。
どちらも先日の東京国際映画祭で上映された作品です。

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2023/10/21

台湾映画上映&トーク『童話・世界』タイムリーなテーマに強い関心と高い評価!

Photo_20230926114001 2016年から始まりました台湾文化センターとアジアンパラダイス共催の台湾映画上映&トーク「台湾映画のいま」、今年度最後、第7回は性暴力事件による人間模様を写し出す『童話・世界』を上映しました。最近台湾では政界や芸能界、スポーツ界でもセクハラ被害の告発が続き、MeToo運動が広がっています。
文学や映像コンテンツが性被害事件を可視化したことも、#MeTooへとつながったと言われ、本作もそのひとつと言えるでしょう。
本作は、弁護士出身の唐福睿(タン・フールイ)監督がデビュー作として、現在と17年前の性暴力事件を通してさまざまな人間模様を描き出しました。

世界で、特に日本でも性被害が社会問題になっているいま、この映画への関心が高いことが、アンケート回答に強く反映されています。
本作は現在と17年前という時間軸が交錯する映画ですが、ほとんどの方が迷子になることなく作品の神髄に触れることができたのは、構成の巧みさと監督の演出力、俳優の演技力によるものでしょう。
(以下、アンケート回答からの抜粋)
「最近よく耳にするようになった<グルーミング>という言葉が何度も浮かんだ。劇中で描かれるのは、わかりやすく暴力を使った性被害ではないが、思わず目を背けたくなるようなシーンが何度もある。少女たちが愛していると言いつつも、その表情が本当に苦しそうで、これは人格を深く傷つける許されない暴力だと何度も怒りを感じた」「俳優の演技はもとより、脚本の素晴らしさに魅了された」「重いテーマだったが、考えさせられる良い映画」「複数の性被害を被告側、原告側から視点を変え、法律的観点から描いておりとても興味深かった。ぐいぐい引き込まれていく、とてもいい映画だった」「曖昧なラインが法律で複雑になっていく感じで、観終わった後も心の置き場所が無い感覚」「作り手のエネルギーを感じる作品で良かった」「非常にセンシティブな題材の映画を、重たくなりすぎず、しかもさまざまな視点からまとめ上げた脚本力と演技力に感嘆した。物語の回収をどうするのかと気になっていたのだが、見事なエンディング」「エンタメ性を排除し訥々と誠実に進む人物描写とストーリー展開、ゆえにリアリティを感じる社会派作品。予備校講師のずるさに腹が立ち、後から李康生が上手かったんだなあと我に返った」「キャスティングも演技ではなく本人、の様に感じるほどに素晴らしかった」「重たいテーマの作品だが俳優陣の見事な演技に引き込まれ夢中で見た。素晴らしい作品!」「今年見た映画で一番見ごたえのある作品」「被害者役二人の心の機微の表現力、加害者役の見事なまでの洗脳する演技、気づくと劇中に引き込まれていた」

1021event また、アタートークで本編解説は作品を理解するのにやくだったようで、金馬奨ノミネートについて、日本と台湾の映画祭上映作品の最新情報をは、タイムリーだと喜んでいただけました。
(以下、アンケート回答からの抜粋)
「作品を深く理解するのに、解説がいつもとても助かる」「映画の背景や役者のバックグランドなどとても分かりやすい」「解説と監督からのメッセージは作品理解に助かる」「監督のコメントも含め、出演者の方々のバックグラウンドの紹介に、より理解が深まった」「作品の背景や現在の台湾映画事情がわかり、とても面白かった」「台湾映画の近況がよくわかり、今後の台湾映画にも期待しつつ、これからもいろいろ観たいと思った」「毎回最新情報がありがたく、いろいろな作品を見てみたいと思う」「東京国際映画祭への流れとしても今日このイベントがあるのはテンション上がる」「金馬奨がより楽しみになった」

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2023/10/03

第六十回金馬獎ノミネート発表!主演男優賞候補は全員台湾!

1003jinma_20231003220501 10月3日、第六十回金馬獎のノミネート発表会見が行われ、552作のエントリーから各部門の候補作が発表されました。
前半は金馬執行長の聞天祥(イエン・テンシャン)が、後半は俳優の黃秋生(アンソニー・ウォン)がノミネート作品を発表しました。

今年の最多ノミネートは、金馬影展オープニング作品『五月雪』で9部門、続いて日本でも先日公開された『關於我和鬼變成家人的那件事(僕と幽霊が家族になった件)』と台北電影奨で大勝利しNetflixで配信中の『疫起(エピデミック)』が8部門となっています。

個人賞では主演男優賞に『關於我和鬼變成家人的那件事(僕と幽霊が家族になった件)』の許光漢(グレッグ・ハン)と林柏宏(リン・ボーホン)、『富都青年』の吳慷仁(ウー・カンレン)、台北電影奨で主演男優賞を獲得した『疫起』王柏傑(ワン・ボージエ)、そして久々に台湾で活動を再開した阮經天(イーサン・ルアン)と台湾勢が並び、時代の流れを感じさせる顔ぶれになりました。

一方主演女優賞は、台湾の12才で金馬奨最年少ノミネート者の林品彤(オードリー・リン)と66才の陸小芬(ルー・シャオフェン)、香港の余香凝(ジェニファー・ユー)と鍾雪瑩(チュン・セッイン)、中国の胡伶(フー・リン)と、年齢も国籍も様々。

そして、東京国際映画祭で見られるノミネート作品が多いのもうれしいところです。

第六十回金馬獎は、11月25日に台北の國父記念館での授賞式で発表されます。

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2023/06/25

林青霞(ブリジット・リン)、陳坤厚(チェン・クンホン)が第60回金馬獎の終身成就獎!

0625jinma 今年で第60回を迎える金馬奨で、俳優の林青霞(ブリジット・リン)と監督とカメラマンの陳坤厚(チェン・クンホン)が終身成就獎の栄誉が与えられることになりました。
11月25日に刻吹き民間で行われる授賞式で、トロフィーが渡されます。

林青霞は1973年の『窗外』でスクリーンデビュー、『我是一片雲』、『月朦朧鳥朦朧』、『雁兒在林梢』、『一顆紅豆』など愛情文芸作品全盛時代のトップ女優として活躍。
1990年代には香港で武侠映画『スウォーズマン(原題:女神伝説の章笑傲江湖之東方不敗)』や『白髮魔女傳』『恋する惑星(原題:重慶森林)』ほかに出演しました。

陳坤厚はカメラマンとして多くの作品に携わり、『小城故事』、『坊やの人形(原題:兒子的大玩偶)』、『冬冬の夏休み(原題:冬冬的假期)』などの侯孝賢(ホウ・シャオシェン)作品も多数。監督として『少年(原題:小畢的故事)』ほか台湾映画に大きく貢献してきました。

★リンクは有り難いのですが、写真や記事の転載は固くお断りします。

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2022/11/28

Podcast 2022金馬奨取材レポート

0724talk 11月19日に行われた2022金馬奨、映画ライターの杉山亮一さんによる取材レポートをPodcast配信しました。
受賞結果の現地での反応、コロナ前の授賞式との違い他、色々お聞きしました。

★参照記事
第五十九回金馬獎受賞結果
http://www.asianparadise.net/2022/11/post-6569b4.html

第五十九回金馬獎授賞式
http://www.asianparadise.net/2022/11/post-b15885.html

音声はこちら。
http://asianparadise.sblo.jp/article/189886316.html

★リンクは有り難いのですが、写真や記事、音声の転載は固くお断りします。

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2022/11/21

第五十九回金馬獎授賞式

1121yingdiyinghou すでにお伝えしたように、11月19日に第五十九回金馬獎の各賞が発表されました。
金馬影展執委會執行長の聞天祥(イエン・ティエンシャン)によると、今年は金馬奨審査史上最も早く決まり、5時間半で終わったそうです。
そして、主演男優賞の黃秋生(アンソニー・ウォン)、新人賞の胡智強(フー・ジーチャン)、『智齒』の撮影賞鄭兆強(チェン・シウケン)と脚色賞の歐健兒(アウ・キンイー)、岑君茜(サム・クアンシン)と、17票の満票を獲得した項目が多かったのも、異例と言えましょう。
そんな中で、討論に50分要したのが長編ドキュメンタリー賞。これはノミネート作の水準が高かったことが要因だそうです。

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2022/11/20

第五十九回金馬獎作品賞は台湾の『一家子兒咕咕叫』、主演男女優賞は香港の黃秋生(アンソニー・ウォン)と張艾嘉(シルヴィア・チャン)!

1120gff 11月19日、第五十九回金馬獎の授賞式が行われ、台湾と香港の作品が拮抗する中、作品賞は台湾の『一家子兒咕咕叫』が受賞、トロフィーの数では香港の『智齒(リンボ)』が5、同じく香港の『白日青春』が3となっています。
個人賞では主演男優賞に『白日青春』の黃秋生(アンソニー・ウォン)、主演女優賞が『燈火闌珊』張艾嘉(シルヴィア・チャン)と、香港作品に輝きました。
監督賞には台湾の『哈勇家』で陳潔瑤(チェン・ジエヤオ)、新人監督賞が香港の『白日青春』の劉國瑞(ラウ・コッルイ)。
また、台湾文化センターとの共催の上映会で8月にオンライン上映した李念修(リー・ニエンショウ)監督の短編『講話沒有在聽(聴いちゃいない)』が短編映画賞を獲得しました。

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