映画祭

2025/04/09

大阪アジアン映画祭タイ映画『いばらの楽園』プロデューサーのワンルディー・ポンシッティサックQ&A

0409paradise1 大阪アジアン映画祭で3月23日に上映されたタイ映画『いばらの楽園』プロデューサーのワンルディー・ポンシッティサックQ&Aの模様をお伝えします。
本作は、念願のドリアン農園を手に入れ結婚するはずだった主人公が突然の事故で同性の恋人を亡くし、その家族に農園を乗っ取られてしまうという愛憎入り混じる人間ドラマです。
タイ映画のメジャースタジオGDHが手がけた作品で、同性婚について描かれていますが、タイで同性婚法が施行される半年前に公開されたそうです。

※写真はクリックすると別ウィンドウで拡大表示します

続きを読む "大阪アジアン映画祭タイ映画『いばらの楽園』プロデューサーのワンルディー・ポンシッティサックQ&A"

| | コメント (0)

2025/04/07

大阪アジアン映画祭 フランス、ポルトガル映画『イケメン友だち(原題:漂亮朋友)』耿軍(ゲン・ジュン)監督Q&A

0322gen 大阪アジアン映画祭で3月21日に上映されたフランス、ポルトガル映画『イケメン友だち(原題:漂亮朋友)』の耿軍(ゲン・ジュン)Q&Aについてお伝えします。
本作は制作国表記がフランス、ポルトガルとなっていますが、監督も出演者も中国人、撮影地も中国なので実質中国映画と言っても良いでしょう。
ただ、この中国では上映することができない内容なので、フランスとポルトガルが出資をしています。
中国のインディペンデント映画にはよくあるパターンですね。
2024年11月に台湾の金馬影展で上映され、張志勇(チャン・ジーヨン)が主演男優賞と撮影賞、編集賞の三冠を獲得しています。

※写真はクリックすると別ウィンドウで拡大表示します

続きを読む "大阪アジアン映画祭 フランス、ポルトガル映画『イケメン友だち(原題:漂亮朋友)』耿軍(ゲン・ジュン)監督Q&A"

| | コメント (0)

2025/04/02

大阪アジアン映画祭 台湾映画『イエンとアイリー(原題:小雁與吳愛麗)』林書宇(トム・リン)監督インタビューとQ&A

0323lin1 大阪アジアン映画祭で上映された台湾映画『イエンとアイリー(原題:小雁與吳愛麗)』の3月21日の上映後に林書宇(トム・リン)監督によるQ&Aが行われ、最終日にインタビュー(Podcastリンクは下部)をしました。
本作は、母と娘である2人の女性が自らの運命と向き合う姿を描いた作品で、2022年「第44屆優良電影劇本」で優秀賞を、2024年の第29屆釜山國際映画祭でキム・ジソク賞(Kim Jiseok Award)を受賞。そして楊貴媚(ヤン・グイメイ)が金馬奨はじめ助演女優賞を撮りまくりっています。

※写真はクリックすると別ウィンドウで拡大表示します

続きを読む "大阪アジアン映画祭 台湾映画『イエンとアイリー(原題:小雁與吳愛麗)』林書宇(トム・リン)監督インタビューとQ&A"

| | コメント (0)

2025/03/31

大阪アジアン映画祭 香港映画『ラスト・ソング・フォー・ユー(原題:久別重逢)』梁禮彥(ジル・リョン)監督インタビューとQ&A

0331jil4 大阪アジアン映画祭で上映された香港映画『ラスト・ソング・フォー・ユー(原題:久別重逢)』の上映後に、梁禮彥(ジル・リョン)監督によるQ&Aが行われ、その翌日インタビュー(Podcastリンクは下部)をしました。
この作品は香港の長州を舞台にしたラブストーリーで、『イップ・マン 継承(原題:葉問3)』『イップ・マン 完結(原題:葉問4)』『SPL 狼よ静かに死ね(原題:殺破狼)』ほかアクション映画の脚本家として活躍してきた梁禮彥の監督デビュー作です。
鄭伊健(イーキン・チェン)とMIRRORの陳卓賢(イアン・チャン)が共演していることでも話題になり、日本の高知県でも撮影が行われました。

※写真はクリックすると別ウィンドウで拡大表示します

続きを読む "大阪アジアン映画祭 香港映画『ラスト・ソング・フォー・ユー(原題:久別重逢)』梁禮彥(ジル・リョン)監督インタビューとQ&A"

| | コメント (0)

2025/03/26

大阪アジアン映画祭 台湾映画『我が家の事』潘客印(パン・カーイン)監督と曾敬驊(ツェン・ジンホア)インタビューとQ&A!

0322wojiaqa 大阪アジアン映画祭で3月22日に台湾映画『我が家の事』の上映後に、潘客印(パン・カーイン)監督とキャストの曾敬驊(ツェン・ジンホア)が登壇してQ&Aを行いました。
また、同日にインタビュー(Podcastリンクは下部)も実施。
本作は2022年に大阪アジアン映画祭で上映された『姉ちゃん(原題:姊姊)』を長編化したもので、主な登場人物である家族4人それぞれの秘密が描かれ、新たなキャラクターと織りなすハートフルな家族の物語です。
既報のように、今回はメインキャストの藍葦華(ラン・ウエイホア)、曾敬驊(ツェン・ジンホア)、黃珮琪(ホアン・ペイチー)、高伊玲(カオ・イーリン)の4人が薬師真珠賞に輝きました。

※写真はクリックすると別ウィンドウで拡大表示します

続きを読む "大阪アジアン映画祭 台湾映画『我が家の事』潘客印(パン・カーイン)監督と曾敬驊(ツェン・ジンホア)インタビューとQ&A!"

| | コメント (0)

2025/03/23

第20回大阪アジアン映画祭 グランプリは中国映画『バウンド・イン・ヘブン』!

0323winner 2025年3月23日(日)に第20回大阪アジアン映画祭が閉幕し、『カンフーハッスル』脚本家フオ・シンの初監督作品で、婚約者にフェイ・ウォンのコンサートチケットを取り上げられた女性が奇妙な男に出会う壮絶な純愛ストーリー『バウンド・イン・ヘブン』(中国)がグランプリ(最優秀作品賞)に輝きました。
来るべき才能賞は韓国映画『朝の海、カモメは』のパク・イウン監督、スペシャル・メンションに香港映画『私たちの話し方』、最優秀俳優賞は『サイレント・シティ・ドライバー』のトゥブシンバヤル・アマルトゥブシンが選ばれました。

※写真はクリックすると別ウィンドウで拡大表示します

続きを読む "第20回大阪アジアン映画祭 グランプリは中国映画『バウンド・イン・ヘブン』!"

| | コメント (0)

2025/03/19

第20回大阪アジアン映画祭スペシャル・オープニングセレモニー開催!

0319oaff_20250319225701 3月14日に開幕した第20回大阪アジアン映画祭のメイン会場ABCホールの上映初日となる3月19日(火)に、ゲストを迎えてのスペシャル・オープニングセレモニーが開催されました。
スペシャル・オープニング作品、カザフスタンのミュージカル映画『愛の兵士』の日本初上映に先立ち行われたセレモニーでは、上映作品67作品中、フランス、ポルトガル、ドイツ、香港、日本、カザフスタン、韓国、フィリピン、台湾、タイの18作品から、監督、出演者など30名を超えるゲストが登壇しました。

セレモニーでは、まず大阪映像文化振興事業実行委員会委員長の上倉庸敬より「映画は画面に映っていないものを映し出し、そこに響いていない言葉に耳を傾けさせるものです。映画の作り手と観客の皆様と共に過ごしてきた20年は、私たち映画祭にとって至福の時間でした」と、20回を迎えることができたことへの感謝が述べられました。
続いて、大阪市長挨拶が代読され、「大阪市では、市民の皆様に多彩なアジア映画の魅力をお楽しみいただき、映像文化の裾野を広げていけるよう、また、大阪を映像文化の創造と発信、交流と人材育成の拠点とすることをめざして「大阪アジアン映画祭」を開催しており、今回、本映画祭は節目となる第20回を迎えることができました。」と、「大阪発。日本全国、そしてアジアへ!」をテーマに20回を迎えることができたことへの喜びが伝えられました。

ゲストを代表して、スペシャル・オープニング作品『愛の兵士』のファルハット・シャリポフ監督が「コンニチワ!オオサカです!」と日本語で挨拶すると、会場はあたたかい笑いに包まれました。映画祭が20回を迎えることへのお祝いの言葉に続いて、「一緒に心から映画祭を楽しみましょう」と会場に語りかけると、会場は大きな拍手に包まれ、第20回大阪アジアン映画祭のメイン会場となるABCホールでの上映が開幕しました。

※写真はクリックすると別ウィンドウで拡大表示します

続きを読む "第20回大阪アジアン映画祭スペシャル・オープニングセレモニー開催!"

| | コメント (1)

2025/03/17

「第18回アジア・フィルム・アワード」受賞結果︕

0317allwe 3月16日に香港の戯曲センター(Xiqu Centre)で行われた「第18回アジア・フィルム・アワード」の受賞結果が発表されました。
最優秀作品賞は『All We Imagine as Light』(インド、フランス、オランダ、ルクセンブルク)、最優秀監督賞に昨年の東京国際映画祭(TIFF)で監督賞含む3冠に輝いた『敵』の吉田大八監督、最優秀主演男優賞は『お父さん』(香港)の劉青雲(ラウ・チンワン)、最優秀主演女優賞は『サントーシュ』(インド、イギリス、フランス、ドイツ)のシャーハーナー・ゴースワーミーが受賞しました。

※写真はクリックすると別ウィンドウで拡大表示します

続きを読む "「第18回アジア・フィルム・アワード」受賞結果︕"

| | コメント (0)

2025/03/10

第20回大阪アジアン映画祭 暉峻創三プログラミング・ディレクター インタビュー!

0310teruoka1 第20回大阪アジアン映画祭は、3月14日から開幕を前にゲスト情報も発表になり、チケット発売開始で皆さん期待が膨らんでいることでしょう。
今回は18の国と地域から選ばれた67作品が上映されますが、上映作品やそれを選ぶプログラミング・ディレクターの視点やこだわりが、それぞれの映画祭の個性に繋がっていると思います。
そこで、アジアンパラダイスではこのラインナップがどのように選ばれたのか、暉峻創三プログラミング・ディレクターにお聞きしました。

※写真はクリックすると別ウィンドウで拡大表示します

続きを読む "第20回大阪アジアン映画祭 暉峻創三プログラミング・ディレクター インタビュー!"

| | コメント (1)

2025/03/03

第20回大阪アジアン映画祭 審査委員&ゲスト&予告編解禁!

0303oaff2 2025年3月14日(金)から3月23日(日)まで開催される「第20回大阪アジアン映画祭」の審査委員(コンペティション部門、芳泉短編賞)、ゲスト情報が決定し、予告編が解禁となりました。
コンペティション部門全13作品のなかから、グランプリ(最優秀作品賞)と来るべき才能賞(審査委員会が最もアジア映画の未来を担う才能であると評価した方に授与)を選定するコンペティション部門審査委員に、映画『星くずの片隅で』の袁澧林(アンジェラ・ユン)さん(香港/俳優)、スペシャル・オープニング作品『愛の兵士』監督のファルハット・シャリポフ監督(カザフスタン/OAFF2025『愛の兵士』監督)、1980 年代からミニシアター文化を牽引する Bunkamura ル・シネマのプログラミング・プロデューサー中村由紀子さん(日本/ル・シネマ プログラミング・プロデューサー)が決定。

また映画祭全部門で上映される 60 分未満の作品のうち、日本初上映 22 作品のなかから最も優秀な作品を選定する芳泉短編賞審査委員には、『狂舞派』で香港監督協会最優秀新人監督賞を受賞した黄修平(アダム・ウォン)監督(香港/OAFF2025『私たちの話し方』監督)、長編デビュー作『返校 言葉が消えた日』が大ヒットした徐漢強(ジョン・スー)監督(台湾/OAFF2025『鬼才の道』監督)、「溝口健二論――映画の美学と政治学」で芸術選奨新人賞を受賞した映画研究者の木下千花さん(映画研究者)が決定しました。

更に、全67作品中、香港、カザフスタン、モンゴル、フィリピン、台湾、タイ、日本などからおよそ50作品のゲスト約85名が登壇します。

※写真はサムネイルをクリックすると別ウィンドウで拡大表示します

続きを読む "第20回大阪アジアン映画祭 審査委員&ゲスト&予告編解禁!"

| | コメント (0)

より以前の記事一覧