東京国際映画祭、台湾映画『弱くて強い女たち(原題:孤味)』の行間を味わう
東京国際映画祭で上映された台湾映画『弱くて強い女たち(原題:孤味)』が、台湾では11月6日に一般公開となり、いま台湾の金馬影展では観客投票1位をここ数日キープしています。
一般公開の興行収入も好成績で推移しており、人生の機微を描いた本作は台湾の人々の心をガッツリと掴んでいるようです。
私も東京国際映画祭で見て感激し、数年ぶりの"出会えて良かった一作"になりました。
監督は、これがデビュー作となる許承傑(シュー・チェンジエ)。2017年の同名短編映画を長編にした作品で、徐若瑄(ビビアン・スー)が廖慶松(リャオ・チンソン)と共にエグゼクティブ・プロデューサーをつとめている事も、話題になっています。
21日に発表される金馬奨で、主演女優賞、助演女優賞、新人監督賞、脚色賞、音楽賞、主題歌賞の6部門にノミネートされています。
(以下の記事にはネタバレも含まれますので、予めお断りしておきます)