映画賞

2025/03/23

第20回大阪アジアン映画祭 グランプリは中国映画『バウンド・イン・ヘブン』!

0323winner 2025年3月23日(日)に第20回大阪アジアン映画祭が閉幕し、『カンフーハッスル』脚本家フオ・シンの初監督作品で、婚約者にフェイ・ウォンのコンサートチケットを取り上げられた女性が奇妙な男に出会う壮絶な純愛ストーリー『バウンド・イン・ヘブン』(中国)がグランプリ(最優秀作品賞)に輝きました。
来るべき才能賞は韓国映画『朝の海、カモメは』のパク・イウン監督、スペシャル・メンションに香港映画『私たちの話し方』、最優秀俳優賞は『サイレント・シティ・ドライバー』のトゥブシンバヤル・アマルトゥブシンが選ばれました。

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2025/03/17

「第18回アジア・フィルム・アワード」受賞結果︕

0317allwe 3月16日に香港の戯曲センター(Xiqu Centre)で行われた「第18回アジア・フィルム・アワード」の受賞結果が発表されました。
最優秀作品賞は『All We Imagine as Light』(インド、フランス、オランダ、ルクセンブルク)、最優秀監督賞に昨年の東京国際映画祭(TIFF)で監督賞含む3冠に輝いた『敵』の吉田大八監督、最優秀主演男優賞は『お父さん』(香港)の劉青雲(ラウ・チンワン)、最優秀主演女優賞は『サントーシュ』(インド、イギリス、フランス、ドイツ)のシャーハーナー・ゴースワーミーが受賞しました。

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2025/03/03

第20回大阪アジアン映画祭 審査委員&ゲスト&予告編解禁!

0303oaff2 2025年3月14日(金)から3月23日(日)まで開催される「第20回大阪アジアン映画祭」の審査委員(コンペティション部門、芳泉短編賞)、ゲスト情報が決定し、予告編が解禁となりました。
コンペティション部門全13作品のなかから、グランプリ(最優秀作品賞)と来るべき才能賞(審査委員会が最もアジア映画の未来を担う才能であると評価した方に授与)を選定するコンペティション部門審査委員に、映画『星くずの片隅で』の袁澧林(アンジェラ・ユン)さん(香港/俳優)、スペシャル・オープニング作品『愛の兵士』監督のファルハット・シャリポフ監督(カザフスタン/OAFF2025『愛の兵士』監督)、1980 年代からミニシアター文化を牽引する Bunkamura ル・シネマのプログラミング・プロデューサー中村由紀子さん(日本/ル・シネマ プログラミング・プロデューサー)が決定。

また映画祭全部門で上映される 60 分未満の作品のうち、日本初上映 22 作品のなかから最も優秀な作品を選定する芳泉短編賞審査委員には、『狂舞派』で香港監督協会最優秀新人監督賞を受賞した黄修平(アダム・ウォン)監督(香港/OAFF2025『私たちの話し方』監督)、長編デビュー作『返校 言葉が消えた日』が大ヒットした徐漢強(ジョン・スー)監督(台湾/OAFF2025『鬼才の道』監督)、「溝口健二論――映画の美学と政治学」で芸術選奨新人賞を受賞した映画研究者の木下千花さん(映画研究者)が決定しました。

更に、全67作品中、香港、カザフスタン、モンゴル、フィリピン、台湾、タイ、日本などからおよそ50作品のゲスト約85名が登壇します。

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2025/02/14

第43回香港電影金像獎ノミネート発表!

0214last-dance 第43回香港電影金像獎のノミネートが2月14日に発表され、「破。地獄(ラスト・ダンス)」が18部門で最多ノミネート、続いて「九龍城寨之圍城(トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦)」が14部門、「爸爸(お父さん)」が11部門となっています。
この3作は日本でも昨年秋に映画祭で上映され、「九龍城寨之圍城(トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦)」は一般公開中。
この他の作品賞候補「看我今天怎麼說(私たちの話し方)」と「從今以後(All Shall Be Well)」は、同日に発表になった大阪アジアン映画祭で上映されるので、金像獎の行方を想像する絶好の機会です。

主演男優賞は「爸爸(お父さん)」の劉青雲(ラウ・チンワン)と「臨時劫案(臨時強盗)」の郭富城(アーロン・クォック)という常連に加え、「九龍城寨之圍城(トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦)」で林峯(レイモンド・ラム)が初ノミニー。
「破。地獄(ラスト・ダンス)」では許冠文(マイケル・ホイ)が入り、黃子華(ダヨ・ウォン)が外れたことが、香港で大きな話題になっています。
そして、「看我今天怎麼說(私たちの話し方)」の游學修(ネオ・ヤウ)は台湾の金馬奨でもノミネートされましたので、侮れない存在です。

主演女優賞は、香港のメディアが台湾の金馬奨でトロフィーを獲得している「看我今天怎麼說(私たちの話し方)」の鍾雪瑩(チュン・セッイン)と「破。地獄(ラスト・ダンス)」の衛詩雅(ミシェール・ワイ)の戦いに注目しているようです。
しかし、「從今以後(All Shall Be Well)」のベテラン區嘉雯(アウ・ガーマン)や、「久別重逢(ラスト・ソング・フォー・ユー)」の許恩怡(ナタリー・スー)、「虎毒不(母性のモンタージュ)」の談善言(ヘドウィグ・タム)という若手の台頭がこの戦線にどんな影響を及ぼすのか、楽しみです。

第43回香港電影金像獎の発表授賞式は、4月27日に香港文化中心で行われます。

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2025/01/11

「第18回アジア・フィルム・アワード」ノミネーション発表 最多ノミネートは『破墓/パミョ』(韓国)!

0111pamyo 2025年3月16日(日)に香港にて開催される、アジア全域版アカデミー賞「第18回アジア・フィルム・アワード」(AFA)の各ノミネーションが、本日発表されました。

日本からは、作品賞、監督賞、主演男優賞(長塚京三さん)、助演女優賞(瀧内公美さん)等6部門の候補として、昨年の東京国際映画祭(TIFF)でグランプリ含む3冠に輝いた吉田大八監督の『敵』がノミネートされたほか、カンヌ映画祭監督週間で国際映画批評家連盟賞を受賞し話題になった『ナミビアの砂漠』から山中瑶子監督が新人監督賞、河合優実さんが主演女優賞に、また同じく新人監督賞にはベネチア国際映画祭のオリゾンティ部門で上映された『HAPPYEND』の空音央監督が選ばれています。さらに助演男優賞には、37回TIFFで黒澤明賞を受賞した三宅唱監督作品『夜明けのすべて』から光石研さん、またカンヌ国際映画祭のある視点部門に選出された『ぼくのお日さま』(奥山大史監督)の池松壮亮さんがWノミネート、そして昨年のTIFFアジアの未来部門で上映された『黒の牛』(蔦哲一朗監督)、『箱男』(石井岳龍監督)がそれぞれ各賞に選ばれるなど、日本の7作品が計15部門にてノミネートされました。 

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2025/01/07

アジア・フィルム・アワードのアンバサダーにディーン・フジオカ、ユース・アンバサダーは岡田将生、オークベープ・チュティモン、林柏宏(リン・ボーホン)、盧鎮業(ロー・ジャンイップ)!

0107afa 2025年3月16日(日)香港で開催予定のアジア全域版アカデミー賞「第18回アジア・フィルム・アワード」(以下、AFA)で、AFA史上初めて、AFAアンバサダーとアジア各国の4人の若手俳優からなるユース・アンバサダーの5人をAFAの顔として迎えることが発表されました。
アンバサダーのディーン・フジオカは香港でモデルとして活動を始めデビュー映画に主演、台湾でも映画やドラマで活躍し、2011年からの日本での活躍ぶりはご存知の通り。
ユース・アンバサダーの岡田将生は日本の映像界の第一線で活躍し、アジアだけでなく世界から活躍が注目される俳優の一人です。
タイからは『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』に主演し、人気を集めたオークベープ・チュティモン。
台湾の林柏宏(リン・ボーホン)と香港の盧鎮業(ロー・ジャンイップ)はどちらも若手実力派として活躍しています。

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2024/12/05

2024金馬奨レッドカーペット

1205carpet 11月23日に第61回金馬獎の発表授賞式が台北の台北流行音楽中心で行われ、多くの監督や俳優はじめ映画人が集まり、レッドカーペットをウォーキングしました。
今年は会場変更に伴い、レッドカーペットの形状も変わり、私達メディアからはスタート地点が見えません。
直角に曲がったところからの短い距離、そして真ん中に置かれた金馬のオブジェの手前で事務局が決める撮影する人しない人が別れるという仕組みです。

授賞式の司会は俳優の劉冠廷(リウ・グァンティン)でしたが、レッドカーペットは楊千霈(ヤン・チエンペイ)、俳優徐鈞浩(シュー・チュンハオ)、そして王渝萱(ワン・ユーシェン)が務めました。

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ノミネート者やプレゼンターの華やかな姿を、アジアンパラダイス・チョイスでお楽しみ下さい。

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2024/11/30

2024金馬奨授賞式レポート

1130jinma1_20241130154001 第61回金馬獎の発表授賞式が、11月23日に台北の台北流行音楽中心で行われました。
これまでの国父記念館が改修に入ったためと、国家が力を入れて新しく作った施設の活用というのが、会場変更の理由だと思われます。
それに伴い取材環境も大きく変わり、メディアのベースとなるプレスセンターが屋外のテント。
更に驚いたのは、受賞者がトロフィーを持って登壇し撮影したり質疑を受ける受賞者プレスセンターも屋外テントなのです。
これはいかがなものかと思いました。
会場変更については語りたいことがたくさんあるのですが、それはともかく、まずは授賞式の様子をお伝えします。

1130liu 今年の司会者は、旬の俳優である劉冠廷(リウ・グァンティン)がつとめました。
プレスセンターでは受賞者が次々登壇するので授賞式の一部始終を見ることはできませんでしたが、パフォーマンスや機知に富んだコメントなど初めてながら素晴らしかったと、とても評判が良かったです。
そして、残念ながら受賞できませんでしたが、自身が出演している公開中の『餘燼』のPRも上手に織り交ぜていました。
2021年の林柏宏(リン・ボーホン)や2022年の謝盈萱(シエ・インシュアン)に続き、最近の俳優による司会はそれぞれ特色を出して成功していますね。

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2024/11/24

第61回金馬獎 作品賞は『一部未完成的電影(未完成の映画)』、張志勇(チャン・ジーヨン)と鍾雪瑩(チュン・セッイン)が主演男女優賞!

1124jinma_20241125003901 第61回金馬獎の発表授賞式が11月23日に台北流行音楽中心で行われ、作品賞は婁燁(ロウ・イエ)監督の『一部未完成的電影(未完成の映画)』、主演男優賞は『漂亮朋友』の張志勇(チャン・ジーヨン)、主演女優女優賞は『看我今天怎麼說』の鍾雪瑩(チュン・セッイン)が受賞しました。
トロフィーの数は、『鬼才之道』が5つで最多でしたが、美術デザイン賞、メイク&コスチュームデザイン奨、アクション賞、視覚効果賞、オリジナル楽曲賞で、監督や俳優の個人賞はなし。
次は『漂亮朋友』が主演男優賞、撮影賞、編集賞の三冠。続いてドキュメンタリー映画の『由島至島』がドキュメンタリー映画賞と音響効果賞の2つ。

その他個人賞は助演男優賞に『角頭-大橋頭』の施名帥(シー・ミンシュアイ)、助演女優賞が『小雁與吳愛麗』の楊貴媚(ヤン・グイメイ)、新人賞に『BIG』の鄭又菲(フェイフェイ・チェン)と台湾勢が健闘し、新人監督賞は台湾・シンガポール・フランス合作『白衣蒼狗』の曾威量(ツェン・ウェイリャン)と尹又巧(イン・ヨウチャオ)が獲得しました。

選考に関する詳細、各受賞者のコメントなどは、後日掲載します。

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2024/11/23

2024金馬奨アウト・オブ・コンペ観客賞は『漂亮朋友』、国際映画評論家賞に『空房間裡的女人』!

1122jinma0 11月22日に行われた第61回金馬獎ノミネートセレモニーにおいて、アウト・オブ・コンペの各賞が発表され、観客賞は中国映画『漂亮朋友』、国際映画評論家賞も中国映画の『空房間裡的女人』が受賞しました。
このセレモニーは、毎年授賞式の前日に行われ、ノミネート者にノミネート証書が手渡されます。
そして、参加したノミネート者がプレスセンターでミニ記者会見を行うのが習わし。受賞式前のためそれほどの内容ではありませんが、監督や俳優達の登壇は華やかで会場は明日の授賞式への期待感に溢れます。


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