第61回金馬獎ノミネート発表!
10月2日、第61回金馬獎のノミネート発表会見が行われ、暦年最高の718作のエントリーから各部門の候補作が発表されました。
今回は台風襲来で台湾は通勤・通学停止になった為、会場での会見を変更し、金馬執行長の聞天祥(イエン・テンシャン)が、オンラインによりノミネート作品を発表しました。
今年の最多ノミネートは、大ヒットした霊界コメディ映画『鬼才之道』で、作品賞、監督賞、助演女優賞など11部門、続いて林書宇(トム・リン)監督のヒューマンドラマ『小雁與吳愛麗』と中国のLGBTQ映画『漂亮朋友』が8部門、今年のカンヌ国際映画祭でカメラ・ドール スペシャルメンションに輝いた『白衣蒼狗』が7部門、シンガポールの監督による4ヶ国合作映画『默視錄』が6部門となっています。
個人賞では、台湾は主演男優賞に大阪アジアン映画祭で上映された『春行』の喜翔(シー・シャン)、鍾孟宏(チョン・モンホン)監督の『餘燼』で張震(チャン・チェン)が入り、香港から『看我今天怎麼說』の游學修(ネオ・ヤウ)、『白衣蒼狗』のWanlop RUNGKUMJAD、中国から『漂亮朋友』の張志勇(チャン・ジーヨン)。
一方主演女優賞は、香港の『從今以後』の區嘉雯(アウ・ガーマン)と『我談的那場戀愛』の吳君如(サンドラ・ン)、看我今天怎麼說』の鍾雪瑩(チュン・セッイン)は昨年に続き二年連続ノミネート。
台湾は『女兒的女兒(娘の娘)』の張艾嘉(シルヴィア・チャン)と『小雁與吳愛麗』の夏于喬(シア・ユーチャオ)。
今年は香港の勢いが強いようです。
第61回金馬獎は、11月23日に台北の臺北流行音樂中心での授賞式で発表されます。
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